やたもも 2 (バンブーコミックス Qpaコレクション)

著者 :
  • 竹書房
4.21
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本棚登録 : 1361
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・マンガ
  • / ISBN・EAN: 9784801959200

感想・レビュー・書評

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  • モモの泣き顔がいっちゃん可愛い

  • ▼あらすじ
    生活能力ゼロ、ビッチでクズでろくでなしだったモモとオカン系男子で人のいい絶倫青年、八田ちゃん。

    おさまるところにおさまって一人暮らしを始めたモモの薄壁安アパートの部屋、おはようからおやすみまで盛りっぱなしな八田ちゃんのせいで騒音に迷惑して壁ドン(ときめかない方)を繰り出してくる小説家志望の隣人・栗田を容赦なく巻き込んで新生活スタート。

    栗田にやさしく接する八田ちゃんにもやもやするモモは、初めて抱く感情に戸惑う中、生き別れの母が現れ衝撃の出生の秘密が明らかに!?

    須田の歪んだ愛を描いたサイドストーリーも同時収録。

    ***

    ストーリーの完全度:高い
    トーン:せつない・あまあま・シリアス(高)
    エロ度:非常に高い
    萌え度:高い
    総合評価:★4.8

    積み本崩し。はらだ先生の作品は本腰入れないと読めないので後回しにし続けておりまして、発売から2年以上経ってようやく読むぞ!!って気になったので読んだのですが、めちゃくちゃ面白かったです。
    ぶっちゃけ、私ははらだ先生の作風はそんなに好きじゃないのですが、それでも読み始めるとグイグイ引き込まれますし、はらだ先生が鬼才と評されるのも頷けます。その辺のBL作品とは一味違うな、とつくづく思いました。

    先生の作品の良いところはエロもストーリーもがっつり楽しませてくれるところですね。特にエロは濃厚を通り越して最早生々しさすらあるので見ていてドキドキしてしまいます。
    ただ、個人的に痛い・暗い・重い作品が苦手なので、その3つが揃ったモモの過去編は読んでいて若干辛いものがありました。

    今回、モモの母親が登場しますが、こっちもこっちでかなり暗い過去を背負っているんですね。理由はどうあれモモに酷い事をしたのであまり好感は持てないのですが、根っからのクズという訳ではなさそうだし、レイプされたという過去については同情してしまいました。(でも「産まなきゃよかった」は駄目だよね〜)

    あと、母親と対面した時のモモの顔がおっかないのなんの…。普段ヘラヘラしてるから余計恐ろしい…。毒づき方も敵意丸出しだし空気は重いしで読んでてハラハラしてしまいました。でも、初めて見るモモの表情にちょっぴりギャップ萌えしたりしなかったり?(笑)
    でも、普段ヘラヘラしているからこそ、我慢して笑うのやめろって矢田に言われてモモが泣くシーンは物凄い衝撃で、思わずページをめくる手が止まってしまいました。

    いやー、もう本当に、ここぞ!っていう重要なシーンの魅せ方が上手すぎる…!
    モモが号泣するシーンは作中で2回あるのですが2回とも衝撃的で、思わずこちらまで泣きそうになってしまいました…。まさかやたももで泣きそうになるとは思わなかっ
    た…(笑)

    因みにラストに須田とのサイドストーリーが収録されているのですが、普段、あまあまな話を好む私にはなかなかハードな内容でしたね。
    ただ、歪であれ須田は須田でちゃんもモモのこと愛していたんだなぁと思うと何だか切ない。失ってからその大切さに気付くなんて、不器用でどうしようもない男ですよ…本当に…。

  • 一気読みしてしまいましたが、1巻からファン待望の「すもも」にして、最高の「すもも」だったんだな、と一気読みで僭越ながらゾクゾクしました。須田のおかげでうまい酒が飲めそう。

  • お隣さん結構好き…!

  • それぞれの本音が痛々しくて切ない。やたちゃんのせいで弱くなってく自分を自覚するモモは強い子だなって思いましたです。

  • 普段は読まない感じだけど、気になったので…(笑)

  • 1巻で終わっても十分良かったマンガだけど、この2人のその後が見れるのは楽しくて良い。新キャラのお隣さんも良い子で、矢田とももの関係は変わらないけど、こういう第3者が友達として加わってくるのはいい。母との話がちょっと重たいので、それはさらっとでもいいかな〜。

  • 続きが出るのが当然の人気作品。2巻と3巻が同時発売なんですよね~!3冊並べるとポップでオシャレなすごく良い装丁なんだけど、だからと言って家では並べて飾る訳にはいかないです…残念。

    最初から八田のももへの愛がひしひしと伝わってくる過保護っぷりと、もも壊れちゃうんじゃない?と心配してしまうほどのノンストップHで飛ばしまくりでした!新キャラのお隣さんの栗ちゃんが、とんでもなく迷惑を被っていて笑いました。栗ちゃんの心の声が面白かったです。ツッコミまくり!やたもも、相当なダメダメcpですからね…
    でも、栗ちゃんの『真・眼鏡転生』もツッコミどころ満載!
    3人の関係性がすごくよかったです。

    今回はももの母親が登場して、ももの衝撃的な過去を知ることになりました。ほんとにショッキングな事実が明らかに…
    酷いこと言ったりやったりする母親だけど、ももへの複雑な思いがあったことは理解。ももだって酷い仕打ちを受けたはずなのに、やっぱりどこかに母親への思慕があるのが感じられて。
    ゆるそうでだらしなさそうなももだけど、心の中ではずっと愛を渇望していたんでしょうね。
    八田とめぐり逢えて良かったなと思いました。オカンで過保護で際限なしの愛情で、これからもずっと愛されてほしい!

    すももの方も過去の話でした。須田の歪み具合がハンパないです。歪んでるし、不器用!イヤな奴に見えるけど、実は可哀想な男です。今回須田の気持ちがよくわかり、ますます好きになりました。

  • モモの過去。お母さん登場。くそビッチの過去は前作以上にヘビーだったわ~。まだまだ危ういけど、愛に包まれ友情を育み、人並みになってきたモモに好感度upです。隣人のメガネがいいやつだ!

  • やたもも続編があるとは正直思わなかった。モモの過去を描くのはなんか一種のタブーみたいなもんなのかな~とうっすら思ってたから、もしかしてもしかすると冗長になるのでは…とか恐れ多いこと思ってたんだけど、過去とかトラウマとか親とかやっぱ好きなんだよな~~~~~~~あ~~~~
    エロとシリアスのバランスとテンポが絶妙で、暗いタイプのはらだ先生ではなく、あほえろタイプのはらだ先生モードの中でシリアスやってるから「重い…暗い…」とはならない。
    モモぼろ泣きシーンよかったなあ~
    受けがみじめな思いしてたり過去思いだして泣いたりするの大好きなのでとても満たされた2巻だった。

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著者プロフィール

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「2016年 『オリジナルボーイズラブアンソロジーCanna Vol.49』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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