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- / ISBN・EAN: 9784801959217
感想・レビュー・書評
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まず1巻→2巻→3巻の表紙の移り変わりに八田ちゃんとモモの幸せの過程を感じて、胸がじーんとなった。
男女の恋愛ものや百合作品と比べて、BLの場合多くの作品に性描写がある印象で。…言ってもそこまで数読んだわけじゃないので怒られそうですが。
現実でもある程度の年齢いってる恋仲同士なら遅かれ早かれほぼするわけだし、男性の方が性欲あるしで、当たり前っちゃ当たり前なのかな。ただまあ、それまであんなに初々しかった二人でもやっぱり性行為はがっつり!だったり、そもそも過程とかすっ飛ばしてとりあえずヤろうぜ!みたいなのも、それが良いとか悪いとかではなく事実として、多い印象はあって。
この『やたもも』も性描写はかなり多め&激しめなんだけれど、そのことにちゃんと意味がある。というか性描写あってこその物語。それがよかった。
積み重ねて積み重ねてからのやっと伝えることができた、身体中から溢れるようなモモの八田ちゃんへの「好き」…!泣きました。
飼い主とヒモみたいなところから始まった二人。世間一般でいう「純愛」の在り方とは違うのかもしれないけど、なんか、すごく、愛だなーと思った。
われ鍋にとじ蓋。だらしがなかったり凶暴なとこもあったり、完璧じゃなくっても、完璧じゃないひとりとひとりが出会って、互いに補い合い支え合い、恋し合い愛し合い、ひとつの確かな愛のかたちになる。
人間そうすぐに変われるわけではないし、育った環境もその中で培った信念も物事の捉え方も何もかもが違う誰かと一緒にいるとままならないことばかり。それでも好きで大切に想う相手だから、一緒にいたいと思うから、衝突と愛を重ねながらちょっとずつちょっとずつ歩み寄っていく。そういう風にやっていく。それが共に生きていくということなんだな、と。
モモと八田ちゃんだけじゃなく、モモと須田、モモと母親、須田と奥さん……其々の生き方があって関係性があって、時にはうまくいかず歪んだり壊れてしまうこともある。けれど壊れたその跡に新たに生まれるものもある。築いていけるものがある。
今この瞬間からその先へ、これからも続いていく彼らの人生にその人なりの幸せがきっとある。そう信じることができる、素晴らしいエンディングでした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
大団円!!!
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登録し忘れ(2017年夏に読破)
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やたちゃんがモモを甘やかしてるように見えて実はその逆もあるんだなぁと実感。生き方も生い立ちもエロも度がすぎることばっかでも、互いを補い合う王道カップルだなってまとめる凄さってありますよね。
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2巻ではかなり暗い方向にいったけれど、3巻は母親との和解(?)も含めて、いい落とし所になったんじゃないかな。お隣さんも最後までいい子で愛おしくなった。オマケマンガがとても多くて、お得感がある。
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1巻からは想像もつかないエェ話で完結!
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母親との確執で相当ヘビーな展開になるかと思ったら、八田の際限なしのHとか、栗ちゃんの作品の書籍化とかで、案外楽しい展開だった気が。
唯一ドキドキしたのが、八田が指輪取り戻しに須田家に乗り込むところ!…でも、不思議ちゃんの奥と子供に毒気を抜かれた後の、アホらしい八田と須田の言い合いがなんだか面白すぎて…!
こういうシリアスと笑いと狂気が紙一重な描き方が、ほんとにたまらないんですよね~
痛いけど痛すぎない、クズなんだけどクズじゃないっていう、さじ加減が絶妙。
ももは八田にこれからもずっとエロエロに愛されて幸せになって欲しいです!
カバー下のちぎロマの表紙に大爆笑~!!カッコよすぎる。 -
甘くて甘くて甘ーい!