- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784802400190
感想・レビュー・書評
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借りたもの。
桜井識子さんが全国の神社仏閣をめぐり、神仏がいかに人を愛してくださっているか、そのご利益のありがたさを語る。神様と龍(神使?)の関係、識子さんは龍を使えるということに驚き。
お稲荷さんも場所によって性質が異なっていたり、中には狸がお稲荷さんに化けていたり(何故?w)と様々で、読んでいて面白い。
神さま方も“神様修行”をしており、人の願いを一生懸命叶えようとしている。
一番印象に残ったのが靖国神社。昨今の参拝問題で隣国からの批判的な声と、に夏の終戦(敗戦)記念日になると罪悪感と惨めさだけを強調するTV番組の「戦争はいけない」に辟易していた中で、“死んでいった人たち”が怒りや悲観的な思いだけではなかったことに心が救われる。
彼らが死んだ事に悲しむのではなく、それでも平和になったこと「苦しまなくて良い」「ありがとう」と言うことで彼らが成仏できる、報われるという視点に、読んでいて涙がでてきた。
それまで私は靖国神社が、普通の神社とは異なる戦争を推奨するようなイメージと死者(と生者)の憎悪や怒りに満ちているイメージを持っていたので、怖かった。
これで少し落ち着いて、足を運べるかも知れないと思った。
国の平安を切に願う。
今度は無謀な戦略に兵士(にわか仕込みも含め)を消耗したり、非戦闘員を巻き込むような戦にならないように。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主に東日本の著名な神社仏閣について、実際に著者が参拝に行った時の様子が書かれています。おすすめスポットもたくさん教えてくれたので、行ってみたくなりました。
① 神様仏様が見える、聞こえる能力は特別ではない。誰でもその「芽」は持っている。
② 戸隠神社の「奥社」が山岳系神様の波動が一番高い。その次が「宝光社」が高い。
③ 諏訪大社下社の神様は、ほとんど「秋宮」にいて、たまに「春宮」に行く。春宮にある「浮島社」には、強い神様がいるのでおすすめ。
④ 諏訪大社上社本宮の神様は、元は人間だった神様で、建御名方神とは別人。
⑤ 榛名神社は、高波動のパワーをもらいまくり、癒されまくる神社。
⑥ 成田山新勝寺では、「御火加持」という持ち物を護摩の日で浄化してくれる行いがある。
⑦ 筑波山神社は「母の胎内くぐり」がおすすめ。
⑧ 江ノ島神社辺津宮には龍の神様がいる。境内にある「奉安殿」にはものすごく大きな力を持った「妙音弁財天」がいる。
⑨ 鹿島神宮、息栖神社、香取神宮との関係。
⑩ 出羽三山では亡くなった人と会える。湯殿山→羽黒山→月山の順に登る。 -
戸隠神社
香取神宮
成田山新勝寺 -
信州の神社と関東の神社たくさん。
成田山、筑波山、宝登山、川崎大師、根津、靖国、鎌倉の神社、、、行きたい。
鹿島と香取の関係もおもしろい
出羽三山 -
東京やその周辺、鎌倉や出羽三山などの神社に行った体験記
著者自身の飾りのない言葉で綴られる、神さまとのやり取り。
神様から見れば人間はなんと小さく、だから慈しんでやりたいという感覚。
飛行機に乗って窓から外の景色を見た時。
陸地が下に見えたときにその感覚が分かった。
神様の話はいつも東京より南の神社に注目されるから、地元に近い出羽三山がピックアップされて嬉しい。行ったことないけど。
早くに亡くなるお子さんは調整、というのを読んで兄もそうだったのかなぁなんて思う。まだ私が生まれる前だから写真でしか知らないが、両親を慎重に選んでくるということは私の両親も中々の人なんだろう。 -
この人の本は好きだし、わかりやすいし、気になる。
神社別になっているので神社のガイドブックみたいにも使えるけれど、
この人の真髄は、各神社の神様との話よりもスピリチュアルな話だと思う。
p88
しなくていい心配、不安も体によくない。毒素になる。
p89
低い波動の念……悔しい、妬ましい、憎い、あいつムカつく、イジメたらスッキリする、などそういった感情を持ち続けるのも自分の体によくない
→悔しいことってよくある。涙が出るくらい悔しいことがある。
これが波動が低いとは思ったことがなかった。
「悔しさ」は、バネにさえなると思っていたから。反省
だけど回避法も書かれている。
p90
腹が立つことがあってカッとなっても、悔しい~、ムカつく~、と強く思っても、少ししたら「よし、ここまで。もう十分だから終わり」と意識してやめることが大切。
靖国神社の項は、涙が止まらなかった。
浅薄で知らなかったけれど、靖国神社は第二次大戦の戦士たちだけの神社ではなかった。大学時代、よくわからず横切っていたけれど、もう少し敬意を払うべきだった。
p154
日本人だったら英霊に敬意を払うべきであり、国の礎になって人は大事にすべきである、と私はそう思います。
p155
「そろそろ成仏をしてもいいのではありませんか? 見ての通り日本はこんなに平和です。昔に比べ、みんなが自由で幸せにくらしています。それは皆様が命を投げ出して守ってくださったおかげです。ですから、ここにいて日本を守らなければ、とお思いにならなくても、もう大丈夫なのですよ。そして日本という国にこの神社がある限り、皆様のことは決して忘れることはありません。ずっと語り継がれていきますよ」
→成仏しないで靖国神社にいる霊たちに著者がこう声をかけると大泣きするのだとか。「また行く機会があれば、小声でいいので説得してあげてほしい」とも書かれていて、その優しさに胸を打たれました。
成仏していない人に声が届くのは、唯一人間の声だけなのだとか。
神さまの声を聞くことができる人だからこそ読者に伝えられること、その任務をまっとうしている人だなと思うと、もっと著者の本を読みたくなった。 -
成田山新勝寺 不動明王
筑波山神社 母の胎内くぐり
宝登山神社 本殿
大谷寺 釈迦三尊と弁天様
川越大師喜多院 元三大師
根津神社 お稲荷さん
靖国神社
神戸岩付近 今熊神社
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関東近郊の神社仏閣めぐりPart2.
戸隠神社、諏訪大社、榛名神社、妙義神社、成田山、宝登山神社、靖国神社、東国三社なんかも紹介されてて、ふだん行くところが多かったので、大変興味深かった。
神殿が黒いと神様がそこにいることが出来ないという話は衝撃だった。香取神宮‥‥。でもここは境内に神様いらっしゃると書いてあったけど。
あと、川越大師喜多院がとても気になったので、今度行ってみようと思う。仏閣ももっと行ってみたいな。 -
へぇ…、出羽三山の神様ってそういう神様だったのか…。
大きな声でまかり通ってる(あるいは通そうとされる)ものは気をつけないとねぇ、とつくづく思うね。
本当の本当のことというのは実にひっそりと佇んでいる、と。
●関東・甲信越+出羽三山