なぜ大東亜戦争は起きたのか?空の神兵と呼ばれた男たち

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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784802400305

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  • いまも、日本人の生活は、海外からの資源によって成り立っている。その資源の供給が絶たれれば、日本国民は困窮する。 企業はほとんど操業できず、流通はストップし、電力供給もままならない。

    石油の輸入がストップしたら、戦争の惨禍よりも厳しい食糧難、経済難が予測されるのは、戦 前もいまも、状況は全く同じだ。

    大東亜戦争で、日本は無謀な侵略戦争をしたのではない。日本は、開戦ぎりぎりまで、和平を 求めていた。しかしアメリカは、何としても日本に戦争を起こさせたかった。

    日本は、「窮鼠猫を噛む」状況に追い込まれたと、欧米の良識ある歴史家は認識している。日本に対する経済封鎖、禁輸措置は、事実上の宣戦布告だった。

    昭和十六年七月二十六日の最終的対日経済制裁について、「狂人」ルーズベルト大統領は、軍部首脳の 意見を求めた。軍部の回答は「対日貿易は禁輪すべきでない。もし禁輪を行えば、恐らく極めて近い将来、日本はマレー及び蘭領東印度諸島(インドネシア)を攻撃する。 そしてアメリカを近い将来に太平洋戦争の渦中に投じることとなるであろう」というものだった。 東京裁判で木戸幸一の弁護を担当したアメリカ人弁護人のウィリアム・ローガンは、こう論じている。

    「日本は連合国が行った経済封鎖は、日本に対する戦争行為にほかならないものであると断定する権利を持っていた。それにもかかわらず、日本はその特有の忍耐力を以て、円満にこの争いを 解決しようと試みた。 しかし、経済封鎖は強化せられ、軍事的包囲の脅威とあいまって、ついに日本をして自国の存立の擁護のためには、最後的手段として戦争に訴えざるを得ないと考えるに至ったのだった。日本がこの連合国の経済封鎖を以てすぐに宣戦布告に等しきものなりと解釈す ることなく、平和的解決を交渉によって忍耐強く追及したことは、永遠に日本の名誉とするに足 るところである。それは、不当の挑発に基因した、国家存立のための自衛戦争であったのである」

    愛する家族の命と生活を守るために、日本は大東亜戦争の戦端を開いたのだった。 その緒戦で、石油を確保するために、決死のパラシュート降下作戦を実行したのが「#空の神兵」だった。

  • よむべし

  • 歴史

  • 日本人として大東亜戦争の意義を知らないでいいのか。日本がなぜ戦争に追い込まれたのか、そしていかに英霊の方々が戦ったのか、心に刻んでおきたい。

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著者プロフィール

髙山正之(たかやま まさゆき)
ジャーナリスト。1942年、東京生まれ。東京都立大学卒業後、産経新聞社入社。社会部次長を経て、テヘラン支局長、ロサンゼルス支局長を務める。2001年から2007年3月まで帝京大学教授。著書に、『アジアの解放、本当は日本軍のお陰だった!』(ワック)、『変見自在』シリーズ(新潮社)※最新刊は『変見自在 コロナが教えてくれた大悪党』、『アメリカと中国は偉そうに嘘をつく』『中国と韓国は息を吐くように嘘をつく』(ともに徳間書店)など。

「2022年 『世界を震撼させた日本人』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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