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- Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803009231
作品紹介・あらすじ
タイムスリップから約2年-相変わらず農業に明け暮れる静子だったが、信長から「弓勝負」を持ちかけられたのをきっかけに、クロスボウを増産したり、村の拡大を機に戸籍まで作成することに。そして例のアレの生成に成功し、軍事的支援も!?そんな中、信長はついに稲葉山城を攻め落とす。なぜか迷い込んできた本多忠勝や、同じくなぜか面倒を見ることになった前田慶次、濃姫まで絡んできて、より一層歴史の渦に巻き込まれていく静子の運命に刮目あれ!
感想・レビュー・書評
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まあ、歴史SFファンタジーかなあ。相変わらず、農業、畜産、窯業、インフラなどの知識が凄い。今回は、栄養学まで援用して、家老の息子を鍛えたりする。登り窯を作って磁器を制作もするし、コンクリートも作る。実際の歴史に先駆けて、綿花の大量栽培も計画する。静子は、転移する前に「戦国時代と現代科学技術の考察」というノートを作っていて、天下統一をするのに、さらに統一後に何をしていくかを、構想だけでなく、詳細な技術・手順まで書いているのだ。普通の女子高校生じゃないよね。信長は、美濃を攻略して着々と天下布武の手を打っていくが、静子の技術が無茶苦茶役に立っていて、このままじゃ歴史は変わってしまうんじゃないかな。本田忠勝が静子にベタ惚れになってしまうだとか、前田慶次が出てくるとか、濃姫に気に入られるとか、ちょっとしたくすぐりはあるが、おおむね糞真面目に物語は進んでいく。そこもいいんだよなあ。
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