- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803010374
作品紹介・あらすじ
1570年、夏-オウギワシ、シェパード、孔雀、ターキッシュアンゴラ、ゾウガメまで仲間入りし、動物園状態の静子たち一行。姉川の戦いを勝ち抜くも、損失の激しかった信長軍は三好三人衆との戦いに苦戦を強いられていた。それまで後方支援に徹していた静子は、ついに自ら矢を番えてゲリラ戦を展開!ますます目が離せない、大人気戦国ファンタジー注目の第6巻!!
感想・レビュー・書評
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宇佐山城の戦いで、静子軍は表に立って戦う。圧倒的な差の敵軍の淺井・朝倉・比叡山連合軍に、ゲリラ戦や弓部隊を使った戦いで攪乱するが、やがて力で押し切られようとされる。しかし、そこからの戦いが感動的というか、涙なくしては読めない。兵たちの静子に寄せる感謝と期待の気持ちが熱い。本願寺が参戦したり、三好三人衆が四国から戻ってきたり、比叡山、淺井・朝倉勢など、信長包囲網が敷かれ、信長最大の危機であったが、和睦をすることができ(敵は馬鹿だねえ、チャンスを逃したよ)、信長軍は一息をつく。それにしてもねえ、森長可の暴れぶりというか、狂気は凄いねえ。気に食わなければ相手を嬲り殺しにする。信長には寵愛されたようだが。そうそう、父親に追放されて意気消沈の堅物義弟・淺井長政への信長の思いやりは意外だ。
静子は、戦死した兵の残された家族への慰労も怠りなく、紡績工場を拡張して、寡婦たちを雇い入れる。疲れで倒れてしまった静子だが、回復後また精力的に動き出す。じっとしていられない人なのだ。岐阜酒造会社を作って、株式の仕組みを導入したり、ペニシリンを作ったり、マラリア特効薬のクソニンジン抽出液を作ったりする。しかしなあ、静子って何でも知ってるよね。戦いでの胆力も凄いし、やはりスーパーウーマンだね。そうそう、越後の龍が前久のもとに雲水姿でやってきて静子と対面するよ。さあて、これからどう関わって来るのか。 -
宇佐山城への撤退。殿を勤めた静子隊の兵たちの思いに胸を打たれた。
「願わくば生まれ変わっても、あの人のもとで働きたいぜ。」
「なんかあの人、あったけえんだよ。」
「ただ、何となく安心するんだよ。俺が死んでも母ちゃんや小童が食うに困るようにゃならねえと思えるんだよ」 -
戦国時代なのにゲリラ戦,
そして目立つ兜の敵将を狙撃.
生きるためだから.
相手を●すために戦場に来てるんだから
逆に●されても文句は言えまい.
今回なNAISEIよりもIKUSAがメインだったな.
失敗を失敗だと認めた織田信長氏.
しかしこうやって史実とのズレが大きくなっていくんですね.
食糧事情とか
病気関連でも
変わってってるんだろうけど
こういう大きな戦になってくると
生きた死んだが変化しやすそうで.
静子の動物王国がモフモフまみれで素晴らしい. -
背ラベル:913.6-キ-5
コメントありがとうございます。主人公の静子がいい子なんですよ。スーパーウーマンだけど、いわゆる俗欲は無くて、何...
コメントありがとうございます。主人公の静子がいい子なんですよ。スーパーウーマンだけど、いわゆる俗欲は無くて、何でも開発してやろう、人の役に立つことをしてやろう、日本をいい国にしていこうという愛が溢れていてねえ。信長が本能寺で死なないんじゃないかという期待もできて、その後のことも楽しみです。
はい、その通りですね。作品のレベルが落ちないのが素晴らしい。しかし、静子が歴史に関わってしまったので、実際の史...
はい、その通りですね。作品のレベルが落ちないのが素晴らしい。しかし、静子が歴史に関わってしまったので、実際の史実と違ってくると思うので、これからの巻が作者の想像力が試されますね。