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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784803305630
感想・レビュー・書評
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入手困難本で、Web上では目次情報もないようなので、章立てだけでも
第一章 タオ健身法の土壌
第二章 「気」を使いこなす秘訣
第三章 「タオ健身法」の病気分類
第四章 頭部の異常
第五章 背中の異常
第六章 手足の異常
第七章 喉から胸の異常
第八章 上腹部の異常
第九章 下腹部の異常
これを見て分かるように、日本人向け中国医学版家庭の医学とでも言うべき内容の本。中国医療の三本柱、漢方薬、経絡説(鍼灸)、気功という、日本には別々に扱われている体系を、ひと繋がりのものとして捉え直すのがこの本のポイント。漢方にせよ経絡にせよ、とても素人の手に負えない複雑で難解なものに思えるが、実は「気」をキーワードに考えると分かりやすいし、素人でも本を見ながら実践していける、というところからおなじみの高藤節が披露されていく。章立てを見ても分かるように、この本では最初の方で経絡系の技術を最初に簡単に解説し、全体としては症状が見られる部位ごとに解説してあるので、辞書的に使うことができるし、即物的に理解することが出来、いつでも手軽に始めやすい。他の高藤本には無いのが、2章の経絡関係の技術関係。当然ながら、鍼は素人には危険が大きすぎるので小児鍼を使ったり、マッチ棒、つまようじ、お灸が薦められている。他の本に書いて無くて面白いのが瀉血療法で、邪気を取る必要がある場合に、三稜針を指して数滴血を絞り出したり、火罐(かかん)を使った吸玉療法と同じような治療法が薦められていること。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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