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- Amazon.co.jp ・本 (211ページ)
- / ISBN・EAN: 9784804330693
感想・レビュー・書評
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いつも猊下が強調されるのは、利他と菩提心、そして空の理解です。本書もそれを軸に、ちょっと難しい経典の一部を加えて、重要性を訴えています。こうやって、色んな角度から、違った表現から、何度も「利他心」「菩提心」「空の理解」の重要性を受け入れるのは、繰り返しである仏教修行と同様、必要な事だと感じました。
本書で特筆できるのは、「同行記」として、訳者であるマリア・リンチェンさんの手記が載せられている点です。私も一目置くマリアさん、あまりご自分の事を語られませんが、彼女は凄い人なんです。そんなマリアさんの感性にも触れる事ができ、お得な一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ダライ・ラマ14世の日本における講演集
二十一世紀は問題解決のために「対話」という概念が大事。ということを強調しています。その対話をするために、相手の権利、意見を尊重することが大切。そのためには心の勇気と決断力が必要で、それを培う力が相手に対する「やさしさと思いやり」 慈悲の心がとても大切なことだと教えてもらえます。
そして慈悲の心がもたらす最良の結果は、相手のためになることよりも自分自身の心の豊かさを育むことができることが最も大きなメリットであること。
講演集であるため語りかける文章であり、学生さんに対するものもあるため本当に言葉がこころの奥深くに届きます。
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