女30代決断のとき: 結婚していても、していなくても

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  • 大和出版
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804704012

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  • 序章で水面にたゆたう景色が浮かぶ「女30代 決断のとき」

    序章の部分で引き込まれました。

    「船出の時期、それが30代である。
    はなばなしい船出ではなく、ひそやかな船出をするのは
    30代の特徴であろう。

    外からの嵐が去って、本来の自分にもどれる時が30代だ。」

    この段階で、私の中に、無音な水にちゃぽんと手をつける様が
    脳裏に広がりました。

    湖のような静かな水面にボートが浮かぶ。
    手にはオールもない。
    何でもできる。何をするのも自由。
    でも、どうすればいいのか?

    「その時になって自分の声がやっと聞こえ、心が見えてくる。

    出来るという確信はないままに、はばたく日のために
    準備を始める。誰にも気づかれず、ひそやかに。
    手はじめに地図を買い、船出に必要な品々を調べ、
    どういうコースで、何をすればいのかを考え、
    試行錯誤を繰りかえす。」

    序章の部分でここまでぐっとくる。
    下重さんの書く仕事への情熱、執念が伝わり、
    その後の本章が楽しみに。

    自分、パートナー、子育て、親、友人知人、仕事と家庭、暮らし、
    お金、時間という章だてになっています。

    人に応じては、今、最も困っていることを重点的に読んでみても
    よし、全部じっくり読むも良しです。
    私はもちろん全部じっくり読みました。

    はたと、時間の使い方について、最近誤っているなということに
    気づかせて頂き、こうやって優先順位を上げて、
    本の感想を書いております。

    適切な情報のインプットの選択と情報発信に、時間をとらないと
    いけませんね。

    最後の方に、旅について書いてありました。
    先日読んだシンプルに生きるにも旅が書いてあったなと。

    「また、ただ旅をするのではなく

    要するに感動があったかどうか。
    どんな小さな感動でもいい。
    「まあ」「へえ」「あら」と思うことがあったら
    ほんとうの旅をしたことになる。」

    ということが大事だと書いてあります。
    これに関しては、自信がありますね。
    家から2分3分のところでも、道を一本変えただけで
    「まあ」「へえ」「あら」があり気分がすっきりすることがよくありますので。

    若々しくいられるそうですよ。

    年代別のシリーズになっているとのこと、
    これから30年は楽しめそうです。
    という事って、実はとてもすごい事ですよね。
    私も、書くことについて、もっと意識的になりたい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「これから30年は楽しめそうです。」
      此れから読もうと思っていうる「群れない媚びない こうやって生きてきた」下重暁子と黒田夏子の対談。。。
      「これから30年は楽しめそうです。」
      此れから読もうと思っていうる「群れない媚びない こうやって生きてきた」下重暁子と黒田夏子の対談。。。
      2014/07/07
    • ヒロセマリさん
      群れない 媚びない
      いいフレーズですね。この本も気になります。
      群れない 媚びない
      いいフレーズですね。この本も気になります。
      2014/07/07
  • 結婚している方でもしていない方でも見れる本。時に、結婚を考えておられない方にはあまり必要ではないかなと言うところもあるかもしれません。
    参考になります。

  • かなり参考になった。
    これからどうやって自分の人生を進めていくか迷っていたが
    道しるべ的な内容だった。
    自分がどうしたいか整理できた気がする。

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著者プロフィール

1959年、早稲田大学教育学部国語国文科卒業。同年NHKに入局。アナウンサーとして活躍後フリーとなり、民放キャスターを経て文筆活動に入る。公益財団法人JKA(旧・日本自転車振興会)会長、日本ペンクラブ副会長などを歴任。日本旅行作家協会会長。
主な著書にベストセラー『家族という病』『極上の孤独』『年齢は捨てなさい』『明日死んでもいいための44のレッスン』(以上、幻冬舎新書)、『鋼の女――最後のご女・小林ハル』(集英社文庫)、『持たない暮らし』(KADOKAWA)、『夫婦という他人』(講談社+α新書)、『老いも死も、初めてだから面白い』(祥伝社新書)、『自分に正直に生きる』『この一句 108人の俳人たち』(以上、だいわ文庫)他多数。


「2023年 『年をかさねるほど自由に楽しくなった』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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