トップ1%に上り詰めたいなら、20代は“残業"するな

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  • 大和出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804718279

作品紹介・あらすじ

20代の過ごし方で人生は決まる! 成功者は会社や世間の既成概念に惑わされず、ゆるぎない軸足を築いていた。電通・外資系コンサル会社で結果を出し続けてきた男が語る、“どこに行っても通用する人”になる仕事と人生の極意。

感想・レビュー・書評

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  • ◯読んで感じたこと
    昨日までと同じ時間配分で生きていれば、昨日までと同じ人生が永遠に続くだけ。
    人生を変えたければ、何よりもまず、時間配分を変えなければならない。

    残業するのはラクな逃げ道

    上司や同僚の悪口を言わない

    質問・主張×事実・洞察・行動

    受け身で仕事しても成長しない。
    自分の問題意識、価値観に照らし合わせてやるべきこと、やらないことを判断する。

  • 世間で常識や当たり前と思われていることを守って安心しているのは怠惰である。
    どんなことに対しても、自分はどうなりたいのか、そのためにどうするべきなのか、自分の頭で考えることが大切。
    相応のストレスがかかるが、逃げるなよ!妥協するなよ!って激励を受けた気分になった。
    20代で結果を出すために取り繕うのではなく、踏ん張って確実に知識や経験を培っていきたい。

  • 努力に逃げず、結果にこだわる

    自分の考えたとおりに生きなければならない。そうしないと、自分が生きてきた通りに考えてしまう。 ポールブルージェ

    どうでもいい打席では60点だけど、ここぞというときに120点をとる、というのが人生では重要です

    勇気をもって立ち止まり、自分の生き方について考えてみる。この行為こそが「正しい努力」だと芦田先生はいっている

    努力の反対は怠情でなく思考である

    マズロー 自己実現を成し遂げた人に共通する15の特徴のうち、ここで取り上げたいのは、少数の親しい人と深く付き合うという項目です

    小人の交わりは甘きこと醴(あまざけ)の如し、君子の交わりは淡きこと水の如し 莊子

    たとえ最終的に失敗してしまっても良いので、自分で「これだ」と思える選択を生きていくのが人生です

    人は拒否すべきではない、という信条は人生の可能性を食いつぶす、非常に危険な信条です

    悪口を言うというのは、結局の所、その人を賞賛するという営みでしかない

    アンディ・ウォーホル 自分に関する記事が出ていたとして、その記事の内容を気にしてはいけない。重要なのは、どれだけのスペースが割かれているかだ。

    人の悪口というのは結局のところ称賛や妬みの裏返し

    なんで忘れるかというと、差し迫ったニーズがないまま知識を得ているからです

    司馬遷 知ることが難しいのではない。いかにその知っていることに身を処すかが難しいのだ

    アクティブセーフティ 事故やトラブルを未然に防ぐための技術
    パッシブ・セーフティ 事故やトラブルが起こってしまった場合に、人体などへの被害を最小限に留めるための技術の損傷(エアバッグ)

    英語の勉強ではなく、英語で勉強しよう

    TED speechとyoutube

    ナボレオン 人生の勝敗は、余暇に得点をとれるかできまる

    「時間配分を変える」「住む場所を変える」「会う人を変える」

    公正世界仮説 「世の中というのは、頑張っている人は報われるし、そうでない人は罰せられる」 危険な考え

    「努力は報われる」という公正世界仮説のとらわれると、「社会や組織を逆恨みする」ことになりかねない

    世界は公正でない、人目につかぬ努力もいずれは報われるという考え方は、人生を破壊しかねない

    アンディ・ウォーホル アーティストとして成功する秘訣
    「しかるべき時に、しかるべき場所にいること」

    今、自分がいる場所を改めて見直す
     立ち位置そのものの趨勢=伸びる場所か、衰退する場所か
     周囲にいる人との相対的な能力差=自分の良さが活かせる場所か

    0点主義、自己プロデュース力

  •  タイトルにある「残業するな」とは、スジの悪い仕事(自分の成長、評価に繋がらない仕事)に時間を割くな、ということだと理解した。
     これは仕事に限らず、生活全般に言えることでもある。特に自分は断われないタチなので、時間の浪費に繋がる付き合いに流されず、自主的な行動を心掛けたい。

  • 強烈なタイトルだが、
    残業が悪と言っているわけではなく、
    思考停止で努力に逃げるなということを示している。
    初めて山口周さんの本を読んだが、20代を過ごす上での哲学や美学が語られており、とても面白く参考になった。定期で読み返したい

    そしてごく普通の毎日が運命の日である
    という視点は大切にしたい。

    残業をすれば一生懸命やっているように見える
    →一種の逃げになっている
    努力に逃げず結果にこだわる

    ○以下響いた内容メモ

    ・自分という船の船長になる
    ・決断の際、人からは意見ではなく、判断に必要な情報を聞く  
    →アドバイスは価値観によって異なるから
    ・20代は初夏。焦らずタネを撒いて育てる時期
    ・若いうちは時給が低いからこそインプットしておく
    ・目の前にいる人、状況をなんとかしたいという気持ちが世の中を変えるきっかけになる
    ・今ここからやれることに意識を集中させる
    大きくて抽象的な目標ではなく、
    小さくて具体的な目標こそが未来を変える。

    世界平和のために何ができるか?
    と聞かれたマザーテレサ
    →家に帰って家族を愛すること
    と答えた

    大きな抽象的な目標のために、
    3年後までに何を学んでおく必要があるか、今年、今月、今日何をするか

    やれるか、やれないか自分の能力水準に見合うギリギリの目標に向けてそれにチャレンジする
    その失敗を内省することで成長する

    ⭐️人生を変えるきっかけは
    自分ではとても無理と思っていたものが、もしかしたらできるかもと思うことで訪れる

    プロデューサーの仕事は
    弱みを矯正するのではなく、強みをどう伸ばせるかを考えること

    掛け算の時、トップクラスでなくても構わない

    スジの良い仕事
    →成長に繋がるか、評価に繋がる

    ⭐️昨日までと同じ時間配分で生きていたら、昨日までと同じ人生が続くだけ

    思考停止した不真面目な優等生ではなく、
    真面目な不良であれ

    ・スジの良い努力とは
    方向と方法が合っている
    →主体がどのような戦略をキャリアや人生に描いているかによって変わる

    怠惰の反語は努力ではなく思考だ
    どうしたら目的が達成できるかを思考すること

    いかに目的をラクして達成できるか
    周りと同じような努力ではなく、思考してユニークな努力を
    ex)ローランドさんが、周りのホストがお酒で酔わない方法を研究している中、ひとりお酒を飲むことに疑問符を投げたこと

    何かを強く肯定することは、何かを否定すること

    ⭐️態度を曖昧にすると強い肯定はできず、主張が曖昧になる
    肯定すべき時は肯定し、否定すべき時は否定する

    ⭐️人生は選択であり、他の全ての可能性を拒否してこれだと思うものを選ぶこと
    何をしないかを決める
    拒否することはネガティブなことではない

    ビジネスコミュニケーションは2×3
    質問と主張 →モード
    事実 洞察 行動 →内容

    必要がないのに学ぶことは腹が減っていないのに飯を食うことと同じ

    知ることが難しいのではなく、いかにその知っていることに身を処するかが難しい

    人生の勝敗は余暇で得点を取れるかで決まる

    ⭐️大事なのはイベントの是非ではなく、それをどう受け止められるかという解釈

    叱られた回数によって20代の成長は決まる

    ⭐️自分の立ち位置を知ること2つ
    ・立ち位置そのものの趨勢 伸びる場所か
    ・周囲にいる人との能力差 良さが生かせるか

    自分の能力や特性がどのような立ち位置で一番生きるのかを考えることが重要

    キャリア形成に繋がるいい偶然を導く5つの要素
    好奇心、粘り強さ、柔軟性、楽観性、リスクテーク
    20年間ではなく、この先5年何をやろうかで考える

    ⭐️何よりも今日の一日を丁寧に生きる
    自分の価値観や感性を大事にして、やるべきだと思うことをやり、やるべきでないと思うことから遠ざかる
    ごく普通の毎日が運命の日
    待っているだけでは、何も始まらない

    関連書籍として読む本
    ・モモ
    ・その幸運は偶然ではないんです

  • 努力の対義語は怠惰ではなく思考である、という内容が特に印象に残っている。タイトルにもある残業というのはつまり、とりあえず成長したいからと思考停止してする行為を指しており、ゆえに思考の対義にある。自分にとっての、良い方向の、良い方法による努力を思考し、それを実践すべしという内容。

  • 面白かった。
    「自分の選択に関するアドバイスを他者に求めることは自分の判断力を鈍らせる。判断に必要な情報を取得するために他者に意見を求めることは積極的にやるべき」
    「人生を変えたければ何よりもまず、時間配分を変えるべき」
    「20代は種まき・初夏の時期。成果が出なくても焦らない。むしろ成果を出さなくても良い。機会費用が少ない若い時期にどれだけインプットするかが40-50代で勝負する際に大事」
    「成長につながるか評価につながるかで時間を割く仕事を決める。」
    「組織の中で階層の岩盤を突き破ってくるような人材というのは、どこかで上司が設定した仕事の枠組みに収まらないアジェンダを設定して、それを実現させている。」
    「拒否できない人は肯定もできない。」
    「悪口は賞賛の裏返し。言われても気にしない。そして自分は人の悪口は言わない」
    「将来予測に頼って自身のキャリアを決めない。自分の感覚に頼る。まず5年やってみようくらいの気持ちでキャリアを決める。計画された偶発性理論。」

  • 早く帰って本でも読めという話。タイトルがあまり好きじゃないけど1回こういうのも読んでみたというくらい。

  • ・スジの良い仕事と悪い仕事がある
    ・時には仕事に対してパッシブにアプローチするのも吉である
    ・早くから脚光を浴びすぎると、必要なインプットが不足する。20代から成果を求めすぎず、読書などの勉強の時間に当てよう
    ・人は仕事を通じてでしか成長しない
    ・努力の反語は怠惰ではなく、思考である
    →これからは努力という言葉ではなく、思考という言葉を用いよう
    ・クソダチとは付き合うな
    ・悪口は賞賛の裏返し
    ・ビジネス上のコミュニケーションは「質問」「主張」に「事実」「洞察」「行動」を加えたものしか存在しない
    ・世界は公正ではない。人目につかない努力は意味がない

  • スジの良さをいろいろな面から解説。

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著者プロフィール

1970年、東京都生まれ。慶應義塾大学文学部哲学科美学美術史学専攻、同大学院文学研究科美学美術史学修士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ、コーン・フェリー等で企業戦略策定、文化政策立案、組織開発等に従事した後に独立。現在は「人文科学と経営科学の交差点で知的成果を生み出す」をテーマに、独立研究者、著作家、パブリックスピーカーとして活動。現在、株式会社ライプニッツ代表、世界経済フォーラムGlobal Future Councilメンバーなどの他、複数企業の社外取締役、戦略・組織アドバイザーを務める。

「2023年 『新装版 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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