あなたのあらゆる「困った! 」がなくなる 「ADHD脳」と上手につき合う本

著者 :
  • 大和出版
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本棚登録 : 153
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784804762555

作品紹介・あらすじ

「あなたがダメ」なのではありません。「脳にクセ」があるだけなのです。読めば今すぐラクになる!効果バツグンの知恵満載。

感想・レビュー・書評

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  • 「ADHD脳」の特徴としてあげられるのは”ワーキングメモリー”が小さいということ。
    今からしようとしていること、そのために必要なさまざまな情報や過去の経験やルールを載せる記憶のお盆が小さいということが特徴。

    脳に本来そなわっているはずである外部の情報から必要なものだけを選びとる、一種のフィルターが未発達なのである。

    そんなひとクセある脳の持ち主に、生活の”困った”を減らし、自分を責める”ネガティブな感情”から解放されるようなアドバイスが優しくなされた本。

    軽度のADHDで、自ら処世術をあみだしている人は、この本に書いている内容ぐらいは既に実行しているのではないかとも思うが、なにしろADHDで自己肯定力が下がった者にとって著者の暖かい目にはなぐさめられる。
    ADHDであることで日常生活に躓きがちな人へのアドバイスは役にたつ。

  • 解決策が示されているので分かりやすい

  •  

  • 参考までに

  • 普通。特に感想なし。

  • 分かりやすい。

  • "のびジャイ"でADHDを世に知らしめた司馬先生の、大人向けセルフヘルプ本。診断名としてのADHDというよりむしろ"ADHD的な傾向の持ち主"を自認する大人に向けて書かれており"
    グズグズ脳""うっかり脳"など、タイプ別に(もちろん、ほとんどの人はその多くに当てはまるわけだが)具体的対処法を紹介している。

    これらの対処法、すでにあれこれ試している身としては「わかってるけどこれを実践できたら苦労ないっすよ〜」とか「試してみたけど次の瞬間にはもう"それをやってること"を忘れちゃってるんすよ〜」などとぼやきたくなるものもあるのだけど(昨日の朝、玄関の真ん中にゴミ袋を出しておいたのにキッチリそれを避けて出勤した私)、なすすべなし!というお手上げ状態から解放してくれるノウハウではあるので知っていて損はないと思う。いくつかは「今日から試してみよう」と思ったし。

    短いけど、疲労についての章を設けてあるのもポイント高い。

    想定される主な読者は成人女性と思われるけど、子どもへの支援や成人男性のセルフヘルプにも使えるアイデアがいろいろある。
    コンパクトで読みやすい分内容的にはそれほどボリュームがないのは、人によっては物足りないかもしれないけど飽きっぽい人にはちょうどいいかな。

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著者プロフィール

【監修者プロフィール】
司馬理英子(しば・りえこ)
司馬クリニック院長。医学博士。1978 年、岡山大学医学部卒。1983 年に同大学大学院博士課程修了後、渡米。アメリカで4人の子どもを育てながら、ADHDについての研鑽を積む。1997 年、『のび太・ジャイアン症候群』(主婦の友社)を上梓。日本で初めて本格的にADHDを紹介した同書は、なじみ深いキャラクターになぞらえたわかりやすい解説により、ベストセラーに。同年帰国し、司馬クリニックを開院。高校生までの子どもと大人の女性を専門に、治療を行う。主な著書に『大人のADHD』(講談社)、『のび太・ジャイアン症候群』『アスペルガー症候群・ADHD 子育て実践対策集』(ともに主婦の友社)など。


「2023年 『女性の発達障害 困りごとにどう向き合うか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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