その不安、ニセモノではありませんか?――「決められない」「自信がない」「人間関係がしんどい」あなたに
- 大和出版 (2015年12月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784804762616
作品紹介・あらすじ
本物の不安…危険を知らせるアラーム。ニセモノの不安…「怖れ」によって作り出される幻のアラーム。実はあなたが抱いている「不安」は、大抵がニセモノの不安です。「まさか!」と思ったら、早速、本書をお読みください。心がスーッと軽くなって、「本当の勇気」が湧いてくる!対人関係療法の第一人者が贈る、怖れを手放し、自由に生きるヒント。
感想・レビュー・書評
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水島広子さんの本は片端から読んでいきたい。
とても具体的だし、
気持ちに沿って、問題を解きほぐしていく温かさがあるから。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本を読んで思ったのは病気をしてからいつも何かを想像して恐れていた。だから不安になった。リスクを考えるのが癖になっていた。この本のおかげでそれに気づいた。
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不安を感じる時とは、他人の幸せに対しての衝撃、新しいことをするとき、相手にどう思われているかと考えるとき。強迫観念に支配されている不安は、ニセモノ不安。主観的な判断から客観的な評価(アセスメント)にかえる。不安に対する対処は、自分が相手にできることを考える。異なる意見を認める。自分を卑下せず肯定的にふるまう。
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美意識を持って、いつもいい行いだけはしていたい
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心の姿勢はゆっくり意識していけばいい。
ジャッジメントよりアセスメントを。 -
こんな風に考えると生きるのが楽になるよ。という一般向け心理本。
不安とは、安全でない状態に警告を告げるだいじな機能。
ただし、安全じゃないかもしれない未来を想像してはアラームをならしまくるバグにおちいりやすい。
だから本物の不安とにせものの不安を区別する方法を学びましょう。という話。
心理療法のアプローチだけどどちらかといえば自己啓発本。
ひさしぶりの水島広子。
この人の本は必要としている人に届けるための言葉で書かれている。
だから、溺れる者がつかむ命綱だし、溺れてない人にはただの藁くずだ。
今回の本があまり好きじゃないのは今の私には必要のない考え方だからってこともあるんだと思う。
(私はこのスキルを濫用しているし、今は本物の不安を片づけるのに手いっぱいでにせものを量産しているひまがない)
嫌な相手を自分から切り離して「あの人は今困ってるんだな」と考えるのは精神衛生上重要なスキルだ。
でも、それは軽蔑しているどうでもいい他人に使うための方法だ。
やり方を間違えると、大事な相手とつながれなくなる。
この方法は、相手の言い分をきかずに勝手な思い込みで「ハイハイわかってるよ」と決めつけるやりかたと紙一重だから。
決して感情を捨てろと言っているわけではなくて、流すことも大事だし表現の仕方を考えるのも大事、と言っているだけだってのはわかる。
だけど、これを読んでいると、正当な怒りを「まあまあそう熱くならないで(^^;A 怒るだけ損ですよ(^^;A」と”たしなめられる”ような気分になる。
好意でも怒りでも、きちんと受け止めてもらえないのは、ときに反発されるよりも無力感を植えつけられる。
それはそれとして、『揺らぐ「結婚」』http://booklog.jp/item/1/4882010925を思い浮かべた。
自分と政治的思想的心情的倫理的その他の価値観が合わない相手の意見を見るときにこの視点は有用。