こころ(英文版)- Kokoro (タトルクラシックス )
- チャールズ・イ・タトル出版 (2005年5月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784805307465
感想・レビュー・書評
-
桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPAC↓
https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/522218詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本語書名:こころ 夏目漱石
【配架場所】 図・3F開架図書
【請求記号】 913.6||NA
【OPACへのリンク】
https://opac.lib.tut.ac.jp/opac/book/105425 -
―I ALWAYS called him “Sensei.”
(私はその人を常に先生と呼んでいた。)
イギリスの日本文学研究者であるエドウィン・マクレランが訳した『こころ』です。明治文学をどのように英訳しているのか注目してみてください。 -
1900年、夏目漱石はロンドンに留学しました。留学中の暮らしは過酷で、神経衰弱に陥ったと言われています。しかし、この体験が、それまでの日本人にはなかった近代的自我、つまり、今の私たちが「私自身」だと認識しているものを漱石に自覚させ、彼の作品の根本的なテーマとなりました。だからこそ、彼の作品は現代の私たちの共感を誘うのでしょう。
Soseki Natsume is one of the greatest novelists in Japan. He worked about 100 years ago. The word ”Kokoro” means the human mind. In this novel, the characters conceal their true thoughts, while sometimes briefly expose them. They are at the mercy of their self-consciousnesses. Are their attitudes just like ours? -
『こころ』の英訳。
先生がSenseiのままで、その理由として「英語のTeacherと日本語でこの場合使われているSenseiは違うニュアンスだから」と書いてあったのが感動した。とても詳しく調べてくれたんだなーと。
けど「私」のお父さんの「私も私もおあとから」はもう少しうまく英語にできなかったのかとも思う。
最初に訳者あいさつとして「原作のもつ雰囲気をうまく訳せていればよいのですが……」と書いてあってすごく日本人ぽいと感じた。