黒死館殺人事件 覆刻

著者 :
  • 沖積舎
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本棚登録 : 31
感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (446ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806020639

感想・レビュー・書評

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  • 内容の半分も理解出来ないんだけどスラスラ読めるし理解出来なくて特に問題ない不思議な小説だった。
    しかし散々煙に巻きまくっといて、クライマックスのトリックが私でも知ってる某石の特質で、持ち主なら知っとけや!と突っ込まざるを得ない

  •  ちょっと妙なところで手に入れた本。前からすこしずつ読み進めていて、ようやく読み終わりました。
     感想、感想、ねぇ……。
     あー、すみません。なんかよく分かってません。
     解説を読んだほうが分かりやすかったりしました。ばっちり犯人まで書いてあったし。一応反転。
     結局紙谷伸子がすべての犯人やったの? どこがどう繋がってるのかさっぱり分からん。どこからどこまで彼女がやったの?
     雰囲気はすごくよく作り出してあったけど、やっぱり入りにくいなあ。シェイクスピアとかゲーテとかの詩合戦があったりして。そういうのとかも読んでおいた方が分かりやすいのかなあ。
     さすが奇書と呼ばれるだけある。
     読み返す必要大。

    04.04.19

  • 法水麟太郎シリーズ

    1月28日の朝、グレーテ・ダンネベルグ夫人が毒殺されたとの一報。過去、黒死館で発生した3度の動機なき変死事件。算哲の弟夫婦の死と算哲自身の死。現場の部屋へ。遺体が発光しており、両こめかみに紋章の文身が。死因はオレンジに混入された青酸カリ。現場は施錠された密室だった。"テレーズ"と記されたメモ。ダイイングメッセージ?自動人形の部屋(鍵が紛失している。薬物室のも)の調査。死体のある部屋に戻る。川那部易介が失踪。久我鎭子談・昨夜の出来事。交霊会でのタンネンベルク夫人の「算哲」という言葉の謎。現場は過去の変死事件により、開かずの間だった。なにかに怯え、この部屋に避難した被害者。異様な神意審問会。
    算哲が6人の殺人方法の予言を描いた黙示図川那部易介が甲冑から窒息死体で発見される。時計室へ。押鐘津多子が倒れている。機械仕掛けのテレーズの幻影。火術弩でクリヴォフ夫人が狙撃される。算哲・ディグスビイ・テレーズの関係。事件の動機。伸子が中毒で倒れる。演奏会中、クリヴォフ夫人が刺殺される。殯室へ。レヴェズが首を吊っている。
    広間へ。ディグスビイと久我鎭子に関する報告。図書室へ。久我鎭子の訊問。カルテットの秘密。ダンネベルグの部屋へ。算哲の影が。礼拝堂へ。旗太郎、セレナ、伸子の訊問。事件解決。翌日の午後。伸子が射殺されてしまう。

  • うほ、無駄なレトリック!!不眠症の方にオススメです。

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著者プロフィール

小説家。1901年東京生まれ。本名、小栗栄次郎。1927 年、「或る検事の遺書」を、「探偵趣味」10月号に発表(織田清七名義)。1933年、「完全犯罪」を「新青年」7月号に発表。「新青年」10月号に掲載された「後光殺人事件」に法水麟太郎が初めて登場する。1934年、『黒死館殺人事件』を「新青年」4~12月号に連載。他の著書に、『オフェリヤ殺し』、『白蟻』、『二十世紀鉄仮面』、『地中海』、『爆撃鑑査写真七号』、『紅殻駱駝の秘密』、『有尾人』、『成層圏の遺書』、『女人果』、『海螺斎沿海州先占記』などがある。1946年没。

「2017年 『【「新青年」版】黒死館殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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