源氏物語が面白いほどわかる本: 日本が誇るラブロマンがマンガより楽しく読める

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
3.92
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本棚登録 : 152
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806114390

作品紹介・あらすじ

「源氏物語」は、世界に誇る大文学です。こうした大ロマンが千年の昔に、日本の女流作家によって生み出されたことはまさに奇跡と言えるでしょう。それを私はすべての人々とともに十分堪能したい。本書を開けば「源氏物語」のあまりの面白さに息つくひまもないはずです。この"愛と罪と運命の物語"、そして"絢爛たる王朝の年代記"を心行くまで楽しんでください。私は、この本を執筆している間、いままで経験したことのないような、何か不思議な感覚にとらわれました。

感想・レビュー・書評

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  • お香の本で源氏香のことを知り、そういえば源氏物語を読んでこなかったなあ、巻名(=組香名)を覚えるには内容を知らないと覚えられないなあ。とブクログの談話室で源氏関連の本を探してみたら「源氏物語って面白いですか?https://booklog.jp/q/6091」があり、その中で紹介されていたこの本を手に取ってみた。私も、源氏物語のどこがおもしろいんだろう?と思っていたから。
    面白さが理解できていなかったのは、”エピソードを知っているだけ”だったからなんだ。解説書というのは初めて読んだけれど、なんてありがたいものなのだ!時代背景をきちんと理解せずに古典の理解はあり得ない。登場人物のその時代でこその立場や宗教観を知らなければその感情を想像することもできない。この解説書のおかげで源氏物語の魅力に1歩近づけました。
    そして、古典に限らず「それぞれの登場人物の気持ちになって物語を見てみると、同じ出来事で、いろいろな見方ができるようになる」というのは、なるほどと思った。私はつい、自分の見方だけで読んでしまっていたけれど、だから浅い読書で感動も単純なのだな…と自覚できて、その点でも勉強になった。

  • 何も知らない状況から源氏物語を学ぶのにとても良い本。源氏物語のことをわかってますと言えるようになる。すべてのエピソードに言及した続編がほしい。

  • 情報量の多い漫画は読みにくく感じるけれど、この本はストレスなく読めるから重宝

    • ちょんまげさん
      時代背景も解説されていて、しかも読みやすい。宇治十帖については解説なし。
      時代背景も解説されていて、しかも読みやすい。宇治十帖については解説なし。
      2020/06/06
  • 源氏物語が非常に面白く奥深い内容だとひしひしと伝わる書き方。欲を言えばもっと解説を書いて欲しい。だんだんと終わりに近づくにつれあっさり気味な内容説明になる。

  • 高校時代から「あさきゆめみし」も含めて、源氏物語に関係するいろんな書籍を読んだけれど、すっごく楽しく読めた。時代背景他の理解も深まったので改めて読み返してみようかな・・と思った。今回は借りて読んじゃったけど、手元に置いておきたい1冊だなって思いました。

  • 源氏物語の世界を分かりやすく紹介している。
    この本を一度読めば知ったかぶりができるようになる。
    文字も大きくて良い感じ。
    時間ができたら再読したい。

  • 源氏物語初心者にお勧め!
    ストーリーを丁寧に追いながら
    時代背景や、登場人物の心の動きまで
    解説してあって分かりやすいv

  • 中学3年の時に読んだのですが、この本のお蔭で一気に源氏物語が好きになりました。源氏物語入門書としても、学生への参考書としてもおすすめです。

  • 源氏物語を読む前に必要なことや光源氏の栄華について、

    また、光源氏の青春時代、壮年時代、晩年、亡き後の世界について、

    解説しています。

  • とてもわかりやすかったです。
    受験のときにお世話になりました。
    受験勉強としてだけではなく、普通に娯楽のために読んでも楽しめるものだと思います。
    複雑な物語をここまでわかりやすくしたのはすごいです!!

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著者プロフィール

関西学院大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。
広島女学院大学客員教授、論理文章能力検定評議員、出版社「水王舎」代表取締役。
現代文講師として、予備校の大教室が満員となり、
受験参考書がベストセラーになるほど圧倒的な支持を得ており、著書累計数は1300万部を超える。
また「論理力」を養成する画期的なプログラム「論理エンジン」を開発、
多くの学校に採用されている。
著書に『出口汪の「最強!」の記憶術』『出口のシステム現代文』
『子どもの頭がグンと良くなる!国語の力』『芥川・太宰に学ぶ 心をつかむ文章講座』(以上、水王舎)、
『出口汪の新日本語トレーニング』(小学館)、『出口汪の「日本の名作」が面白いほどわかる』(講談社)
『ビジネスマンのための国語力トレーニング』(日経文庫)、『源氏物語が面白いほどわかる本』(KADOKAWA)、
『頭がよくなる!大人の論理力ドリル』(フォレスト出版)、『やりなおし高校国語・教科書で論理力・読解力を鍛える』(筑摩書房)など。
小説に『水月』(講談社)がある。

「2019年 『何が教育をダメにしたのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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