源氏物語が面白いほどわかる本: 日本が誇るラブロマンがマンガより楽しく読める
- KADOKAWA(中経出版) (2001年1月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806114390
作品紹介・あらすじ
「源氏物語」は、世界に誇る大文学です。こうした大ロマンが千年の昔に、日本の女流作家によって生み出されたことはまさに奇跡と言えるでしょう。それを私はすべての人々とともに十分堪能したい。本書を開けば「源氏物語」のあまりの面白さに息つくひまもないはずです。この"愛と罪と運命の物語"、そして"絢爛たる王朝の年代記"を心行くまで楽しんでください。私は、この本を執筆している間、いままで経験したことのないような、何か不思議な感覚にとらわれました。
感想・レビュー・書評
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お香の本で源氏香のことを知り、そういえば源氏物語を読んでこなかったなあ、巻名(=組香名)を覚えるには内容を知らないと覚えられないなあ。とブクログの談話室で源氏関連の本を探してみたら「源氏物語って面白いですか?https://booklog.jp/q/6091」があり、その中で紹介されていたこの本を手に取ってみた。私も、源氏物語のどこがおもしろいんだろう?と思っていたから。
面白さが理解できていなかったのは、”エピソードを知っているだけ”だったからなんだ。解説書というのは初めて読んだけれど、なんてありがたいものなのだ!時代背景をきちんと理解せずに古典の理解はあり得ない。登場人物のその時代でこその立場や宗教観を知らなければその感情を想像することもできない。この解説書のおかげで源氏物語の魅力に1歩近づけました。
そして、古典に限らず「それぞれの登場人物の気持ちになって物語を見てみると、同じ出来事で、いろいろな見方ができるようになる」というのは、なるほどと思った。私はつい、自分の見方だけで読んでしまっていたけれど、だから浅い読書で感動も単純なのだな…と自覚できて、その点でも勉強になった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
何も知らない状況から源氏物語を学ぶのにとても良い本。源氏物語のことをわかってますと言えるようになる。すべてのエピソードに言及した続編がほしい。
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情報量の多い漫画は読みにくく感じるけれど、この本はストレスなく読めるから重宝
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2020/06/06
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源氏物語が非常に面白く奥深い内容だとひしひしと伝わる書き方。欲を言えばもっと解説を書いて欲しい。だんだんと終わりに近づくにつれあっさり気味な内容説明になる。
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高校時代から「あさきゆめみし」も含めて、源氏物語に関係するいろんな書籍を読んだけれど、すっごく楽しく読めた。時代背景他の理解も深まったので改めて読み返してみようかな・・と思った。今回は借りて読んじゃったけど、手元に置いておきたい1冊だなって思いました。
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源氏物語の世界を分かりやすく紹介している。
この本を一度読めば知ったかぶりができるようになる。
文字も大きくて良い感じ。
時間ができたら再読したい。 -
源氏物語初心者にお勧め!
ストーリーを丁寧に追いながら
時代背景や、登場人物の心の動きまで
解説してあって分かりやすいv -
中学3年の時に読んだのですが、この本のお蔭で一気に源氏物語が好きになりました。源氏物語入門書としても、学生への参考書としてもおすすめです。
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源氏物語を読む前に必要なことや光源氏の栄華について、
また、光源氏の青春時代、壮年時代、晩年、亡き後の世界について、
解説しています。 -
とてもわかりやすかったです。
受験のときにお世話になりました。
受験勉強としてだけではなく、普通に娯楽のために読んでも楽しめるものだと思います。
複雑な物語をここまでわかりやすくしたのはすごいです!!