社長が贈り続けた社員への手紙: 渡邉美樹の夢をかなえる手紙 (中経の文庫 わ 2-1)

著者 :
  • KADOKAWA(中経出版)
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806125877

感想・レビュー・書評

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  • 心優しい人とは、他人の喜びをともに喜べ、他人の悲しみをともに悲しめる人。「お客様がしてほしいことをする」「お客様がしてほしくないことをしない」、これこそがサービスの原点。「こんな店があってよかったなあ」とお客様に思ってほしくて、私たちは戦っている…。ワタミの創業社長、渡邉美樹氏が全社員に贈り続けた熱きメッセージ集。

  • この本は渡邉社長が月2回社内報のために書いたものの抜粋である。
    私が勤めるのも、サービス業なのでここに書かれていることは痛いほどよくわかる。
    居酒屋和民で起こったクレームや事件について、ここまで書いていいのか、と思うほど正直に自らの恥を公にしている。それは、その失敗を生かすために、みんなで共有しようといった前向きなスタンスのたまものである。
    渡邉社長は本気の人である。よく和民のスタンスを「異常」といった言葉で形容する。それはほかに適当な言葉が見当たらないからだ。酔った新入社員から「新興宗教」のようだと言われたという。ある意味そうなのだと思う。和民はただ生活の糧を得るためだけに働く者を求めず、自らの人格形成のために、人類の幸福への貢献を目指している。一般のサラリーマンがいだく、会社の価値観とは一線を画する。
    どちらが「まとも」かは、社会が判断してくれるのだと思う。正しい評価のためには一定の時間が必要なのかもしれない。しかし、すでに渡邉社長の夢は、病院の設立や、学校の運営、日本の農業や国際貢献などさまざまな分野で実を結んでいる。
    たかだか居酒屋が掲げる崇高な理念。しかし、その「経営目的(理念)」を徹底的に貫く会社運営。有言実行している渡邉社長のスタンスに強く心を打たれた。

  • とても感動的な本でした。  でも、会社が大きくなると人って変わるんだとか・・・

  • 最初読んでて違和感感じるところもあったんですが、読み終えてこの人は事業を通じて日本を良くしたいんやなと感じるようになりました。ワタミの今までの歩みにしろ、コムスンの介護事業引き継ぎ宣言にしろ、一貫して行動にブレがないところが憧れるところですね。視点を高くそして広くもつことの大切さを感じました。

  • 仕事への意欲が減退しているとき、喝を入れてくれる本。
    自分の甘い考え、姿勢を戒めてくれる。信条のような部分はさておき
    仕事の厳しさを再認識させてくれる。

  • サービスマインドについて知りたくt読書。

    15年以上前の内容を中心に構成されている。クレームの質が変化していくのは2000年以降だと認識しているので、最近の様子を知りたいと感じる。

    接客業、対面サービスは大変だと思う。特にお酒が入る業種、仕事はクレームの質も想像を絶するものがある。そんな中で信念、社訓を貫き通せるのはすごいことだと思う。特に組織が大きくなると往々にして創業者の意思は伝わりづらくなるものであるから。

    著者は今年の東京都知事選挙へ立候補したが、個人的には超巨大企業”東京都”の経営を拝見したかったものだ。

    最後の泥棒からの手紙が印象的。

    まえがきにもある本来、人間がもつ「思いやり」や「誠実さ」「謙虚さ」「感謝する心」などの資質をたかめるためである(p5)
    品格、原理原則主義でこれも強く印象に残る。

    読書時間:約45分

  • 【2009年5月20日購入】

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著者プロフィール

ワタミ株式会社代表取締役会長兼社長
学校法人郁文館夢学園 理事長兼校長
元参議院議員

明治大学商学部卒。
ワタミグループ創業者。「地球上で一番たくさんのありがとうを集めるグループになろう」という理念のもと、外食・宅食・農業・環境等の事業を展開し、「独自の6次産業モデル」を構築。実名企業小説「青年社長 上・下」「新青年社長 上・下」(高杉良著)の実在モデルでもある。
政府教育再生会議委員、神奈川県教育委員会教育委員などを歴任。教育者としての顔も持つ。

「公益財団法人School Aid Japan」代表理事としてカンボジア・ネパール・バングラデシュでの学校建設(333校)・孤児院運営を行う。「公益財団法人みんなの夢をかなえる会」代表理事として、実践経営塾「渡美塾」や「みんなの夢AWARD」を主宰し起業家を育成。「公益財団法人Save Earth Foundation」代表理事として、限りある自然資源を有効利用し持続可能な循環型社会づくりにも取り組む。

「2022年 『論語に学ぶ我が子の夢の叶え方』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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