- Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806134954
感想・レビュー・書評
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★×2.5
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「仕事術」とか「ムダ取り」という言葉に反応して手にしてみた本です、以前生産管理を勉強していた時に、作業効率をあげるには整理整頓が一番効果的だということを習いました。
整理整頓がされていれば、探す時間がゼロにできるからです。整理をするには捨てる基準が必要なので、整理をするためには頭をひねる必要があることを痛感したのを記憶しています。
この本では、さらに一歩進んで、ムダの見える化・仕事の取り組み方・仕事そのもの変える方法について解説されています。私もこれらの方法を参考にして、自分が抱えている仕事を効率よく行えるようにしていきたいと思いました。
特に自分の年収から計算できる「分給」を意識して、仕事に取り組むべき(p14)と思いました。
以下は気になったポイントです。
・日本のサラリーマンの平均年収は450万円、年間労働時間で考えると、1分あたりのコストは50円(p14)
・最終納期のみを問題にするのではなく、1週間単位でやることを割り振り、手帳に記入しておく(p22)
・60%の出来でよいと納得して、勇気を持って行動に移してしまう(p25)
・全ての仕事において、最初の5分に何をするのかを考え、5分区切りで仕事をイメージする(p27)
・仕事の中に「ムダ」を見つける努力よりも、「この仕事を半分の時間でこなそう」と考えることで、無駄な時間が発見できる(p36)
・自分のリズムで仕事をするには、事前に仕事のスケジュールをきちんと立ててから、職場に出かける(p57)
・実現したい、ではなく「実現したときの自分はどうなっているか」を具体的に強くイメージする(p62)
・仕事に取り組むとき、1)なぜ、この仕事なのか、2)なぜ、今なのか、3)なぜ、自分ひとりでやるのか、を問いかける(p66)
・仕事の性格を、定期・不定期軸、定型・非定型軸でわけて分類する(p73)
・頑張るタイム(電話、メール、ムダ話無し)を1時間程度、午前・午後に1回ずつ設けてみる(p86)
・捨てるか残すの判断は1分以内で、一般書類は過去2年以内、収納スペースは「引き出しに入る量」が目安(p89)
・迷った場合には、いったん「迷い箱」に入れて、3ヶ月という期限を決めてダンボールに入れておき、使わなかったものを全て捨てる(p90)
・無駄な時間を取り除く方法、1)3分間で報告、2)2分以内で決断、3)1分以内でメール処理(消去、読んで削除、紙出力、返信するもの)、4)10分で資料作成(結論→理由→添付資料)である(p126)
・人間が一度に理解できる最大の情報量は、A4サイズ1枚であることを認識する(p137)
・情報を増やさないためには、「受け取らない」「作らない」「その場で処理」が有効(p168)
・情報を得たい場合には、普段から、「どんな情報が欲しいのか」「キーワード」を自覚しておくこと(p169) -
会社の売店で衝動買いしました。
こういうのは全部をきっちり実践するのではなく、役に立ちそうなのだけ自分に合わせて取り入れるのが大事ですね。
ムダなことが肉体的にとか精神的にとかいいこともありますけどね。