- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806136576
感想・レビュー・書評
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宇城市立中央図書館2021.4.4
2021.4.6読了詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
inbook
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著者より献本御礼
人が怒りを感じるときの心の状態を分析した一冊。
怒りを覚えるときは概ね考え方の違い、価値観の
違いがそれを引き起こしています。
「いらっと」する時の自分の状態を客観的に
分析できる手法が書かれています。
怒りはストレスにつながります。
現代はストレス社会であるため、それを
コントロールできることは今のビジネスパーソンには
必要なことと個人的には思います。
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営業コンサルタント横山信弘さんのメルマガで紹介されていて読了。
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イライラして自分にも周りにも怒りが出やすい人には、共感できて改善策も有効だと思えました。
これを参考にして、自分のことを受け入れられるようになれたら、少しずつでもラクに生きていけるのではないでしょうか。
私は実践していきたいです。 -
「イライラ」は自分と周囲のギャップ・認識の差異によるもの。
「イライラ」しないとは、つまり、自分の内側を変えるということ。 -
前半は筆者の他の本とかぶる。後半、コアビリーフの変え方について詳しく解説、わかりやすい。考え方そのものを変えるので、イライラする回数自体が減りそう。
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2010年3月刊。
イライラするのはなぜなのか。そのメカニズムがとても分かりやすく説明されている本です。
個人的には、以前に読んだ『怒らない技術』よりも、この本のほうが納得できて、ストンと腑に落ちた感じがしました。
私は、怒りっぽいほうです。
怒ると言っても、ガミガミ怒るということは全くなくて、一人でイライラするタイプです。
それも、道で自分の前を歩いている人や、同じ電車に乗っている人など、面識のない人に対してイライラしてしまうことが多いです。
「なぜ自分は、こんな赤の他人にイライラしてしまうんだろう…」とよく思います。
この本では、その答えを端的に、繰り返し示してくれました。
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あなたが「こうあるべき」と考えていたことが、「そうなっていない」からイライラするのです。(p.38)
「受け入れられない」と思うことが、イライラしたり、ムカッとしたりカチンとくる「怒り」の正体なのです。
「怒り」とは、極端にいってしまえば、考え方の違い、価値観の不一致にすぎないのです。(p.36)
イライラしているとき、あなたは目の前の事実に納得がいっていないのです。
そして、目の前の事実に納得がいかないことを、「イラっとする」という感情をもって表現しているのです。(p.60)
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「自分だったら、そういう行動は取らないのに」
「自分だったら、こうするのに」
そういう、自分の価値観と合わないところに、イライラしてしまっていたんですね。
この本では、そのような判断基準や価値観のことを「コアビリーフ」という言葉で呼んでいます。
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認識する基準になる考え方・価値観を「コアビリーフ」と呼びます。
人は、自分のコアビリーフに照らし合わせて出来事を認識し、「受け入れる」と判断したら「イライラしない」、「受け入れられない」と判断したら、「イライラする」のです。(p.33)
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自分と相手のコアビリーフが一致しないときに、人はイライラしてしまう。
だからといって、相手のコアビリーフを変えようと考えると、怒りに発展してしまいがち。
では、どうすればよいか。
ポイントは「他人目線になる」ことなのだそうです。
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イライラするのは、結局のところ「思いどおりにいかない」、ただ、それだけ。
「考え方の違い」にすぎないのです。
だったら、自分の考え方を知り、相手の考え方を知ること。
そのうえで、どのように自分の考え方を柔軟なものに変え、折り合いをつけていったほうがいいかの作戦を練ることが大切です。(p.93)
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この「折り合いをつける」というのが、うまい考え方だと思いました。
自分を犠牲にするような「泣き寝入り」ではなく、お互いを尊重するように「折り合いをつける」。
相手の気持ちになって、ちょっとだけ歩み寄る、という感じでしょうか。
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自分をイライラさせている原因は、自分の「こうあるべき」というコアビリーフと目の前の現実との違いを受け入れられないことから起こるものです。
ならば、そのギャップを埋めるよう、コアビリーフを変えればいいのです。(p.134)
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自分の価値観を変えることは、そんなに簡単ではないですよね。
価値観とは「自分が信じるもの」ですから、変えたくないという思いもあります。
でも、その価値観のせいで、日頃イライラしてしまうことが多いなら、少しだけ歩み寄りをみせて、考え方を変えてみるのも悪くないかもしれません。
「世の中には、そういう考え方の人もいるのか」と思えるだけでも、イライラすることは減らせるような気がします。
私はこの本を読んで、実際にイライラすることが減りました。
『怒らない技術』『怒らない技術2』を読んでも、まだイライラしてしてしまう私のような方におすすめの本です。 -
いつもイライラしていた頃に読んだ本だけに、書かれていることがリアルに感じられた。
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人とのコミュニケーション能力を高める上で怒りをマネジメントする考え方は即実践できる。アンガーログという怒りの分析方法は誰にでも即実践できるし、怒りにまかせてとった行動で過去に苦い想いを経験したことのある方には対処法の発想は役立つ。