フィンランド流「伝える力」が身につく本

著者 :
  • 中経出版
3.30
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本棚登録 : 107
感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806138587

作品紹介・あらすじ

「他人のことはわからない。だから話すしかない」世界に通用する「グローバル社会の考え方」がここに。すぐに読めて、一生、あなたの役に立つ本。

感想・レビュー・書評

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  • 日本での「空気を読む」が通じない外国。違うことが当たり前の世界の中で言わなければ伝わらないことやそれをどう伝えるのか、基本的な事だけど読んでおいて為になる本。特に
    若者にオススメ。簡潔で誰にでも読みやすかったです。

  • フィンランド無関係、ほぼ全編重複してて要点は三個だけ

  • 意見は個人の解釈に過ぎない。意見は個人の価値観を基にした主張だ。建設的な話し合いに必要なのは、意見の根拠だ。根拠とは誰にでも検証可能な情報のこと。

    主張 意見そのもの
    価値 主張のもとになる判断基準。ものごとの優先順位。
    信念 主張と価値をつなぎ合わせる考え方・論理展開

    どんなときも「なぜ?」を心の中に持つ。

    文化・言語を知ることと「わかりあえる」は別次元

    「私たちは何を正しいとするか。その理由は何か」

    自分の道徳観で人を攻撃するのは、「社会において私は正しく、あなたは間違っている」という絶対的な上下関係あるいは優劣の関係を作り上げて自分は優位に立っていたいだけ。
    怒りは常識ではない。

    自己開示とはありのままの自分を見せること。そこには人は自分を分かってくれるという期待がある。相手も同じように腹を割っては成さなくてはならないという前提がある。
    ここには人はそれぞれ様々なルーツや背景を背負っていて、容易には解りあえないものだという視点が欠けている。大体みんな同じで、同じなら安全だと思いたい願望がある。

    自己呈示は、相手に合わせて相手の理解しやすい自分を見せること。

  • どう聞こえるか
    なぜ=論理的
    人と違うという体験で成長する
    感情・理性・利益で人は動く

  • フィンランドとはあまり関係のない内容だが、グローバルコミュニケーションに必要なスキルが例示されている。

  • 『自分の知識、経験、価値観にはまったく存在しない「何か」に触れたとき、人は「わからない」と言う』 『丸い穴には丸いボールしか入らない』などなど、アッ、だからあの時ダメだったんだと、過去のコミュニケーション失敗場面が脳裏を過ぎりました。英語を話せる人も話せない人にも今後はとても重要なスキルになっていくと思います。もう同質社会は終わり、1言えば10わかってもらえるという人間関係をなかなか築くことができない時代です。「人と人は100%は分かり合えない」を出発点にコミュニケーションを取って行くことがますます必要になって行きそうです。その際の一助に。

  • タイトルと内容がちょっと違うかもしれない。
    よく考えると当たり前なんだろうけど、とても参考になるコミュニケーションの心構えが多く書かれていたので、自分にはとてもよかった。

    分かりえないのが当たり前。だから話をする。
    この言い方では伝わらなかっただけで、ではどうすれば伝わるのか、を考える。
    人は自分の知識・経験・価値観に存在しないものに触れたとき、「分からない」という。
    相手を理解できない場合は、なぜそう思うのかを聞く。
    相手の価値や信念は攻撃せず認める。
    人の行動は感情・理性・利益が絡み合って決まる。

    肝に銘じ、常に意識しておきたい。

  • わからないからこそ話す、わかりあえる日ととあえない人を敵味方で区別しない。伝わらないのは相手のせいではなく自分のせい。

  • 著者は元外務省在フィンランド日本国大使館員。この本で伝えたい事は、「初対面の人、よく知らない人、あまり親しくない人-。こういった未知の人、つまり自分にとって分からない人と快適にコミュニケーションを取る技術」である。(まえがきより)

    (分かりやすく)
    人は分かり合えないという前提に立ち、自分がどう言いたいかより、相手にどう聞こえるかがコミュニケーションにとって大切。
    *歩み寄り

    (コミュニケーション上手な人)
    1.自分の中でなぜ?を繰り返し論理的に思考する訓練。
    自分の論理と相手の論理は違うと理解する。
    2.質問 「もう少し詳しく教えて」「どうしてそうなるの」
    3.自分が分かったタイミングで「それはこういうことですよね」と仮の土台を築く。
    *共通項をさぐる。

  • フィンランドメッソッドを使った伝える力に興味があったので、この本を手に取りました。
    しかし、フィンランドメッソッドについてあまり触れられてませんでした。
    著者は外交官を経験しており、そこで培った「グローバルコミュニケーション」の考え方を中心に書いていると感じました。(世界に通用するコミュをするには、こうしてみたらという著者の思い)

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著者プロフィール

監修者について
テスト開発技術者。星槎大学共生科学部客員教授。
いろいろな国の教科書の制作や国際的なアセスメントの開発に携わっている。

「2022年 『99%の小学生は気づいていない!? 課題解決のヒケツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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