20代で知っておきたいお金のこと

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 120
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806140641

作品紹介・あらすじ

20代で貯金ゼロだと、一生お金が貯まらない。今知らないと必ず後悔する53のこと。

感想・レビュー・書評

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  • 同様のタイトルで同様の趣旨の本を何冊も読んできましたが、この書が最も親切だと思いました。簡潔に分かりやすくマネー・リテラシーを向上させるために構成されています。
    貯金の習慣、自己投資のススメ、民間の保険の要否、マイホームの購入、投資による資産運用のススメについての話が新しく、20代ではない私にとっても大変参考になりました。
    先にも述べましたが、私自身がいろんな本を読んで得た知識がこの1冊に凝縮されていた、と言っても過言ではない本でした。
    保険、資産運用、自己投資、マイホームの購入など。各論に弱いところがありますが、それは貯金をしながら30代で勉強してからでも遅くはありません・

  • ファイナンシャル・リテラシーに関する本。
    2011年時点の話ではあるが、若い世代が今後お金に苦労するという事を主題に、お金の本質やその運用について簡単に書いている。
    上記の通り、この本の内容にあまり深さは感じなかった。
    また、このテの内容の本に多いが、お金を生き物のように書いている類の話は、胡散臭くて今いちピンと来ない・・・


    ・お金の奴隷にならない
    節約、浪費、どちらにしてもお金をうまく使いこなせておらず、逆にお金に使われている。お金を奴隷のように逆に使いこなしましょう。
    →要するに、無駄な貯蓄・消費を減らして有効的にお金を使いましょうとのこと。

    ・家計簿などでお金の管理や共有を行なうことは必須
    →それは大いに共感。ただ使うだけじゃなく、使ったお金を見直したり夫婦間で定期的に話し合うことは非常に大切。
    ただ、それが難しい。「何に使うか」の価値観の共有も然ることながら、そこをうまく調整・管理し続けることが普通の家庭ではフラストレーションが溜まってしまいそう。

    ・収入の20%を自己投資に充てる。
    →これも自分の中では賛否両論。投資は確かに大切だけど、やりようによっちゃ「浪費」になってしまう。
    金融商品みたいにストレートな投資だと話はまた変わってくるが・・・

    ・食わず嫌いをせずに、投資を知ろう
    →これは本当にその通りだと思う。
    この世の中、いつメインの収入が減少したり無くなってしまうか分からない。副収入と言うか2ndの収入を作るのは必須になってくるだろうな。
    共働きNGの風土は直ちに修正したほうがいい。

    とりあえず、入門編としては良い内容かな。
    危機感を煽る部分が本編に多すぎてややウンザリしたけど・・・

  • 読んでよかったと思う。1300円でこれなら即買いです。この本を読んでいる人、読んでいない人との間で将来、何千万の差が付くのではないかと思うと、正直震えます。親から言われてきたことが、現在の日本の状況ではどれだけ理にかなっていないことかを実感しました。

  • 著者はファイナンシャルリテラシー(お金に関する知識)を高める業種に就く、お金のプロ。冒頭から掴みとして「今の20代には、親世代と比較して5000万円のハンデがある」と警報を鳴らします。自分の親を見て育った若者が『お金持ちになれなくても人並みの生活ができればいい』と考えるのはもう甘い。彼らが親世代と同じ様な生活を送るには、大変な努力をしなければならないとのこと。

    ・1000円以内のことは1分以内に決める
    ・求められるのは「英語」「ITスキル」「プレゼンテーション能力」の3つ
    ・生命保険を資産形成と考えないで、掛け捨てにするべき
    ・給与の理想の使い道は30:30:20:20(固定:変動:自己投資:貯金)

    などなど、お金の使い方についてのアドバイス。後半は投資の話がメイン。これまで投資と聞くとなんとなく危ない、胡散臭いというイメージを持っていたのですが、食わず嫌いするのではなく、資産の運用についてきちんと考える姿勢を学びました。ローリスクローリターンの利回り1%の運用でも、月3万円の積み立てを40年続ければ300万円の利益になるというのにはびっくり。

    危機感を感じさせ、お金に対する認識を改めさせるという点では大変ためになる本書。ただ、突っ込みどころもところどころありましたのでこの一冊を足がかりにいろいろ読みたい所です。

  • 投資を始めたので、手元に一冊、金融関係の本が欲しくて購入。
    投資に関する情報は少なめだが、基本的なことは書いてるはず。
    他に、お金に関して知っておくべき基礎知識も書かれているので、きっと人生の役に立つと信じて、繰り返し読みたいと思う。

  • ⚫︎固定費30%、変動費30%、教育自己投資20%、貯蓄投資20%を推奨

    ⚫︎自己投資にお金をかけないと、将来の収入を増やしていくことはできない

    ⚫︎住宅にかけるコストは手取りの2割に抑えるべき

    ⚫︎かつての大企業は台形、今はワイングラス

    ⚫︎英語、ITスキル、プレゼン能力が必要

    ⚫︎投資は、株式か債券。不動産、商品は玄人向け。


    ⚫︎まずはリターン3%の長期投資。月々3万で。10年で100万円に。

    ⚫︎国内株式20%、先進国株式20%、先進国債券10%.新興国株式30%、新興国債券20%

    ⚫︎投資と仕事は対立するものではなく、相乗効果があるもの。

  • ギリギリ20代で知っておいてよかった。

  • 今まで読んだお金の本の中でもかなり読みやすく、わかりやすい本だと思いました。普通の生活をすることがいかに大変か、どう生活したらいいかがわかりやすく書いてありました。理想的な支出のバランスに近づけるようにいろいろ見直したいなぁと思います。そして借金生活を一刻も早く脱したいと思います。

  • 色々な金融、お金の本を参考文献を元にわかりやすくまとまっている本です。
    それ故に参考文献を読んだことのある人にとっては物足りなさはあるかもしれません。
    ただし、その中でも
    「お金は寂しがり屋」
    「1000円未満のことは1分以内に決める」
    といった言葉は、
    100円の値引きを10分悩むより、1000円の値引きを10分悩む。
    忘れがちな単位当たりという感覚や
    金融、お金に関する地頭を鍛えてくれたように思います。

  • まだまだお金について初心者だが、そろそろ少しでも消費と貯金以外のお金の使い方を実践的に学び始めたいと思い、Amazonでの評価が高かったこちらの本を購入しました。
    日本の社会問題が今後私達(この本では主に20代の若者を想定)の生活に及ぼす影響といった全般的なことから、おすすめの証券会社まで、豊富な図解と共に分かりやすく書かれています。少額から始められる具体的な投資の方法が紹介されているので、今まで何から始めればいいのか分からなかった私も、試しに第一歩を踏み出してみることができました。
    巻末に著者のおすすめ本リストが載っているので、そこから更に、詳しく知りたい分野について発展させられそうです。

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著者プロフィール

北海道教育大学札幌校

「2011年 『札幌の自然を歩 第3版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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