キミが働く理由 (中経の文庫)

著者 :
  • 中経出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806140993

感想・レビュー・書評

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  • FBとブクログのフォロワーさん経由で、この本を知りました。
    この手の本は、本当に苦手・・・

     イイ歳になって頭は固いが、歳相応の見識を持ち合わせておらず、自分自身をどう言う風に整理、表現したらいいのか分かっておりません。
     そこへ来て、この「キミが働く理由」と言うダイレクトなタイトルです。恐らくはこれから働く人。または数年を経て、働く事への疑問を持ち始めた人を対象に書かれているのか?
     果たして自分のその頃、こう言った本(言葉)を真っすぐに受け入れる事が出来ただろうか・・・

     前向きであり、分かりやすい文章で頭に入りやすい。入りやすい分、抜けやすくもあるのですが本書を手元に持ち、時々めくるだけでもずいぶんと世界は変わってくると思います。

     「今さら何を青臭い・・・」と鼻の頭にシワがよりそうですが、自分自身の再確認として、一読の価値はアリ。
    予想外だったのは、
    ・16章で泣いてしまった事。
    ・実家の近くにある「黒川温泉」の話が出ていて驚く。

     図書館でスカスカの予約から借りましたが、購入し会社に置いておきます。

  • ・私は感動するために仕事をしたい。ビジネスや仕事とは他人ができないことで、お客様や社会に喜んでもらえること、価値を提供すること。

    ・夢や目標は、できるかできないかではない。やりたいからやりたくないかだけでいい。そして「やる」と決めたら、どうしたらできるかだけ考える。それ以外のことを考える必要はない。「できるかな?」「うまくいくかな?」と考えると、必ず結論は「できない」になる。考えれば考えるほど、できない理由が先に見つかる。夢や目標はできない理由を先に見つけたら、できる理由を探していかなければいけない。この順番を間違えるとあきらめてしまう。

    ・夢に確率は関係ない。夢の実現度を高めていく努力をするだけ。努力をすればするほど、夢がかなう確率がどんどん高くなっていく。大切なことは考え方。考え方次第で、自分の行動と結果はまったく変わる。何があったかが問題ではなく、その問題をどう受け止めて、自分の人生や日々にどう生かしていくかが本当に大切なこと。不幸とか幸福は、その人が自分で決めていること。

    ・毎日朝から晩まで、すべてのことに感謝という気持ちを持って生きることもできる。「ありがとうございます」を1日100回言える人は、必ず幸せになってしまう。

    ・この仕事が面白いかどうかではない。この仕事を自分が面白くできるかどうか。仕事が夢になるのではない。仕事に取り組む自分の姿勢が、どんな仕事も夢にする。会社が自分に何をしてくれるかではなく、私がこの会社をどうしたいか、会社のために何ができるかが問題。「この会社はどうなるんだろう?=不安」の反対を考えればいい。「この会社を、どんな会社にしようか」「この職場をどんな職場にしようか」「この地域をどんな地域にしようか」このように考えると楽しくなる。まわりに期待するか、自分に期待するか=自己依存。

    ・健康になるのも人にもっと貢献できる人間になるため、寝るのも世界を変えるための体力を温存するため、食事をするのも世界に尽くすことができるため。何のためにはたらくのか、何のために生きているのか、それを思い出す習慣をつけることが大切。

    ・人間は、やる気がないのが普通。やる気のある人はい普通ではない。やる気のある人は「やる気が出る習慣」を持っている。違いは習慣があるかないか。夢を確認する、自分が元気になる考え方をする。そういう習慣を持つ人はいつもやる気にあふれている。

    ・ほかの人のために何かできることを考えてやってみる。自分が、まわりの人の夢を応援したり、まわりが困っていることを助けたりすることで、今度は、まわりのみんなが自分を助けてくれるようになる。人脈をつくる=相手のためにまず自分ができることをすること。

    ・信じきること以外に本当に強いチームをつくることはできない。自分がまず受け入れる勇気を持つこと。家族に尽くせる人はすべての人に尽くせる。人間関係で一番難しいのが家族と職場。身近な人に依存してしまう、期待してしまう。だから、家族や職場でこそ、見本になる。

    ・自分の生活のため、給料をもらうためではなく、ひとに喜びを与え、自分が必要とされ、共に感動を味わうため。

    ・好きなことをとことんやると使命感に変わる、他人に感動を与えたいと思うようになる。「好き・嫌い」が使命感に変わる。そうすると、そこに自分らしさも求められるようになる。そして自分らしくなるほど面白くなっていく。使命感をもって自分らしくやると、なにをやっても面白くなる。

    ・自分らしく働けるか、働く場に自分の存在価値を感じられるか が、若者が心から望んで働くためのキーワード。働くとは、そこに社会的価値、存在価値を感じながら、自分らしく取り組むこと。

    ・世の中の価値はどんどん変わる。だからこそ大事な価値観というものは、自分の中になければならない。

    ・目の前のことに振り回されるのではなく、とにかく、価値を提供することに徹しよう、と決めたら、迷いがなくなった。

    ・人生においては、うまくいくことよりも、うまくいかなかったことが、その人をより人間として大きくする。うまくいかなかったことに意味を見つけると、本当に自分のやりたいことや自分が大切にしたいことが見えてくる。

    ・人と会うことは、最終的には自分を変えることになる。

    ・人を変えようとするよりも、そばで輝いて生きるほうがいい。無理やり夢を持たせよう、やらせよう、ではなく、私はこうして夢を見つけて、こうして実現してきたということを「見せる」ということを大切にする。
    相手を変えようとするよりも、そばで輝いて生きるほうが、大きな影響を与えることができる。

    ・仕事に悩んでいる人には、人に会いにいって話を聞くことと、誰かを励ますということ。

  • 就活時代のバイブルでした。
    相手に期待しない、すべてを自分の問題としてとらえるという生き方には尊敬を覚えます。

    駐車場のエピソードは必読です。

  • 【推薦コメント】
    本書は就活を始める前の方(特に3年生)に読んでほしいです。
    何のために働くのかという社会人になってからも問われる永遠のテーマを早いうちに知ることで就活の質を高めることができます。<情報学部 Mさん>

    企画コーナー「企画本棚2015-後輩に贈る本」は(2Fカウンター前)にて展示中です。どうぞご覧下さい。展示期間中の貸出利用は本学在学生および教職員に限られます。【展示期間:2015/4/13~】

    湘南OPAC : http://sopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1673469

  • 展示期間終了後の配架場所は、就職支援図書コーナー 請求記号 366//F84

  • 自分の思考を考えなおすきっかけになる言葉がたくさんあった。
    働くことというよりは、人生そのものについて書いてある。

  • 親切な駐車場の管理人さんのお話はすごく心に残りました。
    周りが自分に何をしてくれるかではなく、自分が周りに何ができるかをまず考える。
    分かっていてもなかなかできないです。

  • バイト先の方がブルーに入っている私を気にかけて貸していただけた一冊。

    あまり新書やハウツー本は個人的にあまり良い印象を受けてなかったので触れたことはなかった。理由としては一個人の成功例を述べているだけであって一般市民である私が共感できる内容ではないと偏見していたからだ。この本もその通りになってしまっている部分も多々あって少し残念だったのだが、働くことについて考えた内容が一致している部分もあって少し安心した。

    やりたいことをすれば良いとあるが、それがいかに恐ろしいかを知らないのだろうか。一番の好きなものを仕事にできることが一番の喜びとする意見があるとする。好きだからこそ見たくないところもある。あるいは盲信的熱狂的になれたら、これこそ"本当に"そうであるならいいのかもしれない。本当に好きなもの、本当に向いている仕事、”本物”と呼べるものがいったいいくつあるというのだろう。
    それはこの広い世の中にはそれを成し遂げた人もいるだろう。だが画面の向こうの世界を、紙面に写し出されているだけのものを、信じるほど私の自我は強固にできていない何よりの証拠だった。

    たびたび自分の功績を語ると、(私個人は)いけすかなく思えてしまうのは、恐らくこの人が「いい人」だからかもしれない。他人の成功で自分の腹は膨れない。学びはあっても行動に移すのは至難の業だ。しかしこの人も自己の経験から語るしかない。正直で真っ直ぐなのかもしれない。

    あるいはここで学びから行動することができたらきっと違うのだろう。思い描いていることはみな同じで、ただ客観視で証明されるものにできたか否で決まる。そこまでのレベルに自身を制御できることにかかっている。ここに書かれているのは当たり前のことだ。
    だというのに、どうしてこうも新事実のように胸を打ったのかはわからない。人は忘れてしまう生き物だからだろうか。

  • 著者が出会った“働く人々”のエピソードを読み、働くということに対して、少し前向きな気持ちになれた。

  • 題名が卒論のテーマであったこともあって読んでみました(卒論からは離れましたが)。
    …が、ただ単に著者の個人的な生き方、働く意義ばかりが書かれていて、結局、「キミが働く理由」には至っていなかった。
    あと、思った以上に他の方の評価が高かったのが不思議。

    気になった点:
    ・マズローの欲求説の一つにすぎないべ?
    ・働いていたら普通に考える内容。
    ・“仕事は能力よりも適正、適正よりも好き嫌いが優先”、“大切なのは自分がやりたい仕事”と書いているが、現実はうまくいかないよ(現在求職中だから言うけど)。

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著者プロフィール

アントレプレナーセンター代表取締役。1958年生まれ。早稲田大学法学部卒業後、さまざまな事業に挑戦し、1988年株式会社就職予備校(現・アントレプレナーセンター)を設立。代表取締役に就任。通産省産業構造審議会委員をはじめ、数々の委員を歴任。自立創造型相互支援社会を目指し、自立型人材の育成、組織の活性化、新規事業立ち上げ、地域活性化などの支援を続けている。これまで、25年以上にわたって、日本を代表する大手企業、ビジネススクール、全国の地方自治体などで、のべ30万人以上に研修、講演を行う。受講生からは、「人生が変わった」という声が多く寄せられる。「他人の成功を応援すること」を生きがいとしており、企業経営者など多く
の人から「メンター」と慕われている。著書は『メンタリング・マネジメント』(ダイヤモンド社)『リーダーになる人のたった1つの習慣』(中経出版)『仕事が夢と感動であふれる5つの物語』(きこ書房)『僕の人生を変えた29通の手紙』(日本実業出版社)『僕はがんを治した』(WAVE出版)など多数。

「2021年 『新装版 真経営学読本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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