- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806143239
作品紹介・あらすじ
4割が就職できない!?大学生二極化時代の到来!高校生の半分が大学へ進学する時代の大学と大学生のリアル。
感想・レビュー・書評
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p.99 ここで重要なことは、真の国際化、グローバル化というのは、英語ができてビジネスがバリバリできるということだけでなく、異なる価値観を認め、他者と理解し合える関係が築けるということです。これは、本書でこれまで語ってきた、コミュニケーション力や就職の話とも無関係ではありません。
p.150 楽な法に逃げる癖がついていないか
「うまくいかないタイプの大学生に共通しているのは、楽な法に逃げる癖が付いていることです。」
「私が常々不思議で仕方がないのは、なぜか偏差値に比例して学生の「行動力格差」があることです。」
p.152 もし危機感を覚えたら、付き合う人間を変える
「もし、自分の人間関係を見直したときに、「これではダメだ」と思ったならば、意識的に付き合う人を変えてみましょう。それだけで見える世界が変わってくるはずです。」
p.161 一人でまじめにやっている君へ
略
2.「自分が偉い」「自分はダメだ」と思わないこと
3.人脈とは、「してもらう人」ではなく、「してあげる人」のこと
4.自分を否定するつらさと、乗り越えなくてはいけない壁
5.困っている時は、人を頼っていい
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普段から著者の山内太地氏が言っていることをまとめた集大成のようなもの.
それだけに目新しい発見はあまり無いが,普段の彼を知らない大学関係者には大きな刺激となるだろう.
中途半端な大学は生き残れないし,無理して生き残ろうとすることは社会に対する背信であるということを更に再認識した.
やはり大学の数をある程度の強制力を持って減らさないといけないのだろうな.自然淘汰を待っていられない.
もしそうなったらどこで給料を貰えばよいのかという個人的には切実な問題もあるのだが,現状の問題は多くの大学関係者がそこを優先するから解決しないのだろうな.
非常に難しい問題だが・・・ -
ただの就活本かと思いきや、後半に日本の個々の大学の教育としての差別化戦略が記載されてた。就活の話よりそっちの方が面白かった(^_^;)
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ややふざけた感じの題名から内容には期待せず、軽い読み物のつもりで読んだのだが、中身はまっとうな主張ばかりだった。今後の大学のあり方を考えるうえでも参考になる。
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日本中の大学を見てきた大学研究家が語る大学の今の姿が紹介されている。
今年大学生になった人もこれから就活が待っている学生も、
受験勉強に励んでいる高校生も、保護者も、
大学関係者も読んでほしい一冊。
社会人は、大学がいかに多様な存在になったかに気付けると思う。
また、これから大学で頑張ろうと思っている人には是非読んでほしい。 -
大学研究家による、大学・大学生の実態についての解説本。
グローバル人材と社会人基礎力についての見解は、興味深い。
社会人基礎力とは会社でこき使われるための能力でしかなく、それをこき使うために育成されているのがグローバル人材であるという考え方である。
学生よりは、保護者や高校教員向けの本。 -
チームでプロジェクトに取り組んでいると、学生たちは失敗しても仲間同士で支えあい、励ましあって立ちあがってくる。=「コミュニケーション能力」の本質。社会のほとんどの職業はサービス業、自分は常に他者に見られているし、他者からの評価が自分の評価になる。人脈とは「してもらう人」ではなく、「してあげる人」のこと 。共感。
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チームでプロジェクトに取り組んでいると、学生たちは失敗しても仲間同士で支えあい、励ましあって立ちあがってくる。=「コミュニケーション能力」の本質。社会のほとんどの職業はサービス業、自分は常に他者に見られているし、他者からの評価が自分の評価になる。人脈とは「してもらう人」ではなく、「してあげる人」のこと 。共感。