- Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
- / ISBN・EAN: 9784806144069
感想・レビュー・書評
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マーケティングの良い入門書がないかと大学の図書館で探していたときに見つけた本。
なぜか2から読んだが、そんなことは問題なくすんなり読めた。
固い文章ではなく、物語形式でマーケティングを紹介されているので初めてでも読みやすくすんなり読み切る事ができた。
巻末には、使用した用語の説明がなされているので、そこから興味のある部分をピックアップして学習できる。
導入には、これ以上なくおすすめの本です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
まさかの続編。今回も面白かった。情報を集めたがるのは私も同じだ。大事なのは増やすことではなく減らすこと。なにがいるかではなく、なにがいらないかということ。
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論点思考。現象を論点としてとらえた問題解決は成果につながらない。
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日本IBMのマーケター 永井孝尚 氏の著書です。
キャッチーなタイトルでベストセラーにマーケティングの入門書の続編になります。
1冊目より、より具体的な内容になって実践できる部分も多くなっています。
読みやすさは変わらないので、短時間で読むことができます。
内容的には、以下のような内容の概要が学べます。
・PDCA
主にプラン部分の課題を集中的に解説
- 日本型コンセンサス
- 仮説思考
- 論点思考
- 網羅思考
・ランチェスターの戦略論
- 差別化戦略 = 弱者の戦略
- 集中と選択
- 同質化戦略 = 強者の戦略
・ミンツバーグの創発戦略
今回も巻末に参考にした著書の一覧がありますが、
変わらずにこちらのリストは参考になります。
この本の内容も社会人として知っておきたい内容です。
この本の出版は2012年になります。
読んだのは2020年ということで、
この本で取り上げられている事例についてもその後がどうなったかわかるものがあります。そういった事例を見てみるのも面白いです。
・コミー
ミラーというニッチな事業で好調をキープ。
マスメディアにも登場する機会が増えている。
・マツダ
最近、新型エンジンを開発した。
性能のバランスは専門紙などの評価は上々、
機構を複雑にした分、コスト面で苦労があるよう。
ただ、シャシーなどの共通化で新型エンジンも
多くの車種に積めるメリットで解消していけそう。
それより、電気自動車化というパラダイムシフトに対応できるかの方が課題。
・マクドナルド
一時期、低迷していたが、近年、復調している。
変わらず、リーダーのポジションをがっちり支配。
・パナソニック
テレビ、家電、全てで大きく存在感をなくす。
BtoC→BtoBに舵を切って一時復調するも、近年、低迷。
この本で、販売店系列改革と記載されているが、実際は販売店切り。
もともと、真似した電器と言われたように、
販売力と同質化戦略で勝ってきた会社だったため、
強みでもあった販売網を解体したことで、結果的にポジションを失った。
販売網は他社との差別化ポイントだった。 -
タイトルが前作を踏襲しているとのことですが、
内容が全く関係なく、なんだか騙された気になりました。
話は面白いですし、難しい理論書より役に立ちそうな気がしました。 -
企画力とは、企画を実行すふ力、言い換えれば、組織を動かす力のこと
「成功体験からの脱却」を実現するための3つのシフト
①網羅思考から、仮説思考・論点思考へ
→事象と課題を区別する。解決すべき課題は、具体的アクションにつなげるもの。解決しようがないものは課題ではない
→100個の論点を網羅的に扱うのではなく、最も重要な2,3個の論点に絞って対策を立てる
②すべてやる思考から、やらないことを敢えて決断する思考へ
→戦略は、何をやらないかを決めるために立てる
③成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へ -
ビジネス本では無く、お手軽な読み物として面白い。続きも読みたい。
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前回も今回も、小説としてけっこうおもしろいんだよね。なんでだろう。
まあマーケティングの理論も、基礎的なことが平易に述べられていて、よい復習になる。
それにしても今後本書の話はどこに行くのだろう?小説として、ちょい興味あり。 -
弱者の差別化戦略、強者の同質化戦略など、競争戦略を中心として、物語形式で進みます。
ポイントはあとがきにまとめられていますが、
1.網羅思考から、仮説思考・論点思考へのシフト
2.すべてやる思考から、やらないことをあえて決断する思考へのシフト
3.成功体験にこだわる同質集団から、成功体験にとらわれない多様な集団へのシフト(成功体験からの脱却)
です。 -
「成功体験からの脱却」をメインテーマに、正しいPDCAの回し方、「やらないこと」を決断する選択と集中について、あの宮前久美がまた走り回る!