トヨタの片づけ

  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806145486

作品紹介・あらすじ

「片づけは雑務じゃない。『仕事そのもの』だ」、「『ムダ』という宝を探せ」、「線を1本引きなさい」、「『掃除しないですむしくみ』を考えろ」。勤務40年以上の元現場リーダーたちが語るトヨタの知見をまとめた1冊。

感想・レビュー・書評

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  • まず使わないものは捨てること
    デスクや足回りは無駄なものを置かない
    本来の作業と付随作業があること
    よく使うものを身体の近くに置くこと

    などを学びました。

    特に付随作業がまだ仕事していて多いと思いました。

    本来の作業だけなら、あと3割は時短できそうです。

    自分の仕事を振り返るきっかけになる本でした。

  • 久しぶりに図書館へ行った際に、見つけた本書。片づけに関して、職場でいつも手を焼いているので、気になり読んでみました。

    トヨタ流の片づけ手法が、惜しみなく紹介されていて、非常に参考になりました。片づけというと、どうしても片手間に手が空いたときにやるというイメージでしたが、トヨタでは仕事の一部として徹底されていて、改めて片づけの重要さを感じました。

    百聞は一見にしかずで終わらせず、よく考え行動し一果を出せるよう、職場で実践していきたいと思います。

  • 分かりやすく、サラッと読めました。日常生活にも役立てそうです

  • 1週間以上使ってない文房具はありませんか?
    ムダがなくなり、効率を上がり、売上が上がる。片づけは仕事や職場を変えるビジネスツールなのです。

    *モノを持つコストを減らす…期限を過ぎたら捨てる、「いつか使うだろう」は期限をもうける。必要なものを必要なだけ持つ。
    *そのルールは本当に必要?変えられないか?
    *先に入ってきたものから、先に出す。(消耗品も古いものから使う)、コピー用紙を2段に分けて置く工夫。
    *そうじしないで済むしくみを考える。どうすれば汚れないか?

  • 仕事に追われてデスクが片付かない!
    そんな状態によくなってしまっていましたが、
    この本を読んで、改めて綺麗にし、それを維持したいと
    考えるようになりました。

    デスクが片付いていない状態
    =書類を探す手間が発生する
    わかりきっていたことですが、スペースだけでなく
    貴重な時間さえも奪ってしまうということ。

    また「いつかは使う」からと言ってとってるもの。
    これらは「じゃあいつ使うのか?」
    「いつになったら捨てるのか?」
    を明確にして仕分けするようにする。
    このパターンもあるあるなので、即実行したいです。

    あとは「先入れ先出し」これを意識することで
    今の自分の周りが片付いていくと思います。

    わかっていたことを改めてきちんと理解できたこと、
    自分の中になかった新たな「トヨタ流」発想
    から、片づけに関する知識を整理することができました。

  • 2012 
    Chapter1トヨタ流「片づけ」で仕事が変わる!うまくいく!
    01「ムダ」という宝を探せ
    片づければムダが利益に変わる
    スペース
    時間
    間違える
    とりに行く

    02片づけは雑務じゃない「仕事そのもの」である
    生産性がupする
    5S
    整理~いる、いらないものを分ける いらないものは捨てる
    整頓~必要なものを、必要なときに、必要なだけ、取り出せるように
    盛装~キレイにそうじする日常的に使うものを汚れないようにする
    清潔~整理整頓盛装の状態を維持
    しつけ~ルールを守る
    03書類を取り出すのは10秒以内
    探す時間のムダ
    今日必要なモノ以外はデスクの上に出さない
    置きっぱなしの書類は捨てても問題ない

    04「キレイにする」がゴールではない
    判断基準が決まっていないと必要かどうか判断できない
    「キレイにそろえる」は整列

    05モノを持つことはコストになる
    まずい、隠したくなる
    コスト意識をもって、モノを見る
    「いつかは使うだろう」は諸悪の根源

    Chapter2 ムダを減らすトヨタの「整理術」
    01「モノの放置」がすべてを物語る
    ルールを見直す、不要なルールに縛られている
    02捨てる「判断基準」を持て
    最優先するもの
    03「いつかは使う」には期限をもうける
    時間」を判断基準にする
    1)今使うモノ
    2)いつか使うモノ
    3)いつまでたっても使わないモノ
    終わると同時に処分
    04人を責めるな「しくみ」を責めろ
    人間の心が弱いことを理解し、ルールを決めたり、期限を決めたり、「しくみ」をつくることが大切
    05「いらないもの」探しは壁際から
    陰にモノはたまる
    人目につくようにすればたまらない
    06必要なものを必要なだけもつ
    忙しいとき、ヒマなとき、人は余計なことをする
    ヒマだと余計な作業をする
    仕事の偏りをなくし、繁忙の落差を少なくする
    「1個流し」~そのときどきにチェックしてミスをなくすこと
    07先にはいってきたものから先に出す
    積むというのはマズイ行動
    入り口を1つに限定
    08「発注点」を定める
    「いらないもの」をためこまない「しくみ」をつくる
    必要な量より多く持つと「いらないもの」が増える
    誰が見てもわかるように明示する~注意点をはっきりさせる 例)残り2束になったら発注する
    09「使わないもの」「使えないもの」を明らかにする
    101年間使わなかった名刺は即刻処分
    いらないメールはすぐ削除
    ~ルールを決める 例)1年過ぎたメールは削除
    本を処分する期限を決める

    Chapter3仕事を効率化させるトヨタの「整頓術」
    01モノの置き場は「人の動き」で決める
    付随作業がゼロになるように置き場所を決める

    「動いている」ことで満足していないか
    付加価値を生まない作業(付随作業)をなくす
    モノをさがしている時間はお金を生まない
    02ワキが空かないようにモノを置く
    よく使うモノは手元に置く
    モノをとるときに、体に負担をかけていないか
    足下にモノを置かない
    03使う頻度で置き場所を決める
    1)毎日使うのか
    2)2~3日おきに使うのか
    3)1週間おきにつかうのか
    04使う頻度が低いモノはシェア
    毎日使うものは個人管理
    共有のモノは置き場にまとめる
    05線を1本引きなさい
    まずは仮の定位置から
    どうすれば人は動くか~を考える
    06他人が30秒で探せるような定位置
    07見ようとしなくても見える
    マップをつくる(全体像の把握)
    もとの写真を撮り掲示
    08モノの住所を決める
    09どこに戻せば良いか
    Chapter4習慣化する方法
    01そうじは仕事のひとつ
    汚いともっと汚くなっていく
    盛装時間を業務に組み込む
    02そうじしないですむしくみを考える
    清掃道具も見える化
    清掃は点検
    03人によってキレイは違うから点検
    自己チェック
    04決めたことができないのはリーダーの責任

    百聞は一見にしかず
    百見は一考にしかず(いくらみても考えなければ進まない
    百考えは一行にしかず(どんなに考えても行動二起こさなければ進まない
    百行は一果にしかず(どんなに行動しtめお成果をのこさなければ成長しない
    原理、原則
    何のためか
    056片づけると楽になると実感する
    成果を実感するのが先決
    06きび団子を用意する
    利益を示す

  • 家事効率化にも使える!家庭は最少単位の会社だから、家庭で実践したら、自分の時間が増えるはず。
    以下に実践したいことを列挙。

    ○いらないもの探しは壁際から
    いらないものはとりあえず壁際に置いてしまう。整理に取り掛かる第一歩として、壁際を見ることはとても有効。吹き溜まりにならぬよう、陰の部分をできるだけ無くすことも必要である。人目につくようにすれば、モノはたまらない!

    ○発注点を定める
    発注点をさだめ、必要なものだけをもつこと。必要な量より多くもつと、いらないものが増えるため。また、誰が見てもわかるように明示すること。

    ○百聞は一見にしかずには続きがある。
    リーダーが率先して取り組む姿勢を見せなければ、部下はついてこない。リーダーが本気で取り組む姿勢を見せれば、片付けの習慣が職場に浸透していく。リーダーは部下にルールを守らせるのも重要な仕事である。

  • ・モノの定位置を決めていくときに、トヨタでよく使われる手法があります。それは「所番地を決める」ことです。これは、工場やオフィスなど、広大なスペースにおける整頓を進めるときに役立ちます。

    ・「決めたことをやらせる」のが、現場のリーダーたちの仕事なのです。部下が教えても実行できないのは、教えるほうの責任です。3回言ってもできないなら、10回言う。10回言ってもできないなら、20回言う。それが「しつけ」なのです。
    …そのうえでうまくいかないことには、その理由が絶対にある。何故そうなのかを聞く。

    ・「百聞は一見にしかず」という言葉を聞いたことがあると思いますが、これには続きがあります。
    百閒は一考にしかず
    百考は一行にしかず
    百行は一果にしかず

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    仕事をする上での片づけ、整理整頓ではなく必要ないものをなくすことが肝要であること

  • トヨタの片づけ=ムダがなくなり、効率が上がり、売上が上がる
    5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)を大切に

    Chapter 1: トヨタ流『片づけ』で仕事が変わる! うまくいく!
    ・『ムダ』という宝を探せ
       片づけない会社は業績も悪い→ムダだ多いから
       スペース・時間・間違える・取りに行くムダを省け
    ・片づけは雑務じゃない。『仕事そのもの』である。
       片づけ=生産率Up
       5Sは仕事の一部
       整理・整頓を徹底するだけでも効率が上がり成果が上がる
    ・書類を取り出すのは『10秒以内』
       書類を探す時間は積み重なると大きなムダとなる
       今日必要なもの以外はデスクの上に出さない
       置きっぱなしの書類のほとんどは捨てても問題ない
    ・『キレイにする』がゴールではない
       片づけられない理由=整理・整頓を身の回りをきれいにするだけと思っている
       整理・整頓=いる物といらない物を分け、いらない物は捨てる。 そして、必要な物を必要な時に必要な分だけ取り出せるようにする
       何が、いつ、どのくらい必要かを考える
       綺麗にそろえる=ただの整列、片づけではない
    ・モノをもつことは、コストになる
       いつか使うだろうは諸悪の根源

    Chapter 2:ムダを減らすトヨタの『整理術』
    ・『物の放置』がすべてを物語る
    ・捨てる『判断基準』を持ちなさい
    ・『いつかは使う』には期限を設ける
       時間を判断基準にする
       いつまでにの期限はできるだけ短く
       いらないものは即刻処分
    ・人を責めるな。『しくみ』を責めろ
       人は物を隠したがるという前提で片づける
       発注ミスによる在庫が、天井裏に山積み→個人ではなくしくみが悪い
    ・『いらないもの』探しは壁ぎわから
       陰にどんどんものが溜まっていく
       人目に付くようにすれば、モノはたまらない
    ・必要なものを必要なだけ持つ
       忙しいとき、暇なとき、人は余計な事をする
       忙しいからついつい手元に多めに持っておきたがる
       暇だからついつい余計な作業をしてしまう
       整理を進めるためには、日々の仕事の偏りをなくし、繁忙の落差をすくなくしていくことがカギ
    ・先に入ってきたものから、先に出しなさい
       先入れ先出しで整理する
    ・書類も先入れ先出しで処理する『発注点』を定めなさい
       必要な量より多く持つと、『いらないもの』が増える
       誰が見てもわかるように明示する
      eg. クロペンは残り1本になったら買うなど
    ・使わないもの・使えないものを明らかにする
       そういったものには赤札をはる
       物の担当者と存在を見つける
    ・1年間使わなかった名刺は即刻処分
       片づけに聖域はない
       いらなくなったメールはすぐに削除
       本は処分する期限を決める

    Chapter 3: 仕事を効率化させるトヨタの『整頓術』
    ・物の置き場は、『人の動き』で決める
       主作業・付随作業・準備、後始末作業・ムダ、例外作業
          湯呑を口に当て、お茶を飲む→主作業
          テーブルの上の湯呑を持ってるくる→付随作業
       主作業の割合を増やす、付随作業をゼロにする
       物を探している時間はお金を生まない
    ・ワキが空かないように物を置く
       良く使うものは手の届く場所に置く
    ・使う頻度で置き場所を決める
       良く使うもの→デスクの引き出し
       1週間・月に1度→少し離れた棚
       半年・1年に1度→別室の資料室・倉庫に置く
       書類は年度別・月別に新しいものから並べる
    ・『使う頻度』が低いものはシェアする
       カッターナイフなど
       共有の置き場は1か所にまとめる
    ・定位置を決めるための線を1本引く
       仮の基準をつくってそこから標準を作っていく
       そうすれば人は動くかを考える
    ・他人が30秒で探せるように定位置を決めなさい
       素早く取り出せる仕組み
    ・見ようとしなくても見えるが大事
       定位置が一目でわかるようにする
       マップ図・写真を提示する
     ・物の住所を決めなさい
       文房具たパソコンデータも住所で管理する
       人の動きから、物を置く場所を決める
       棚の管理の基本原則は三定(定位置・定品・定量)
    ・どこに戻せばよいか一目瞭然の姿置き
       置き場所ははっきり大きく明示
       共有スペース・引き出しは姿置き
       
    Chapter 4: 掃除も仕事の一つ
    ・掃除も仕事のひとつ
       清掃・清潔・しつけ→習慣化
       清掃は大切な業務の一つ
       清掃時間を業務に組み込む
    ・『そうじしないで済むしくみ』を考える 
       清掃道具も視える化する
       清掃は点検なり
    ・人によって『キレイ』は違う。 だから点検を行う
       点検で5Sの感性の違いを埋めていく
       片づけができているかの自己チェック
       定期的な赤札作戦
    ・決めたことが出来ないのはリーダーの責任
       やれ!では人は動かない
       現場任せのリーダーは片づけを習慣化できない
       百聞は一見にしかず、百見は一考にしかず、百考は一行にしかず、百行は一果にしかず
       リーダーの本気度がモチベーションとなる
       原理原則を教えなければ定着しない
    ・片づけると楽になると実感する
       目的を明確にもってスペースごとに片づける

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