絶対に達成する技術

著者 :
  • 中経出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (239ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806148326

作品紹介・あらすじ

日常的に「目標を立てる」ことはやっていても、「立てた目標を達成できる」人はほんの一握り。さまざまな企業で「目標達成」の研修を行い、そのぞれの人の「目標設定」と数ヵ月後の「実際に達成できたのか」のデータをのべ1万人以上にわたって分析したプロフェッショナルが、“絶対に目標達成できる技術”を教えます。

感想・レビュー・書評

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  • 発明家であり、企業研修なども行っている著者
    データから行動が続かない人のパターンを科学的に分析。
    目標達成は、技術(スキル)なのだと明言する。

    ~PDCFAサイクルはあなたを、「常に目標を達成し、自ら考え行動し続ける人」に成長させることができる技術なのです。~

    一番の肝は、C(振り返り)にある。出来たことを深く振り返ること。やったらやりっ放しにしない。この内省の時間を持つこと。週に15分、300文字程度に文章化するのがポイント。

    F(フィードバック)では、SNSでの軽い「いいね」では軽すぎる。ナナメの関係からのフィードバックが大切。孤独は目標達成にとっては敵である。

  • PDCFA 他者からのフィードバック。サイクルを回す意識を持つこと。
    最初から意気込みすぎない。できるちっさい行動から始める。
    具体的な数字、締め切りが必要。具体的な行動にする
    ダメな目標:考えること(行動にする)、(曖昧なもの(具体的にする)、解釈がぶれるもの、
    問題と課題と成果に分ける。問題に対して行うアクションが課題。
    ねづかない:〜しない(〜するというポジティブな行動に変える)、勉強的な行動(勉強をするというより、そのために時間を有効活用するという行動目標を立てる)、立派な行動(誰でもわかる行動に変える)
    行動はついでにやる。毎日する行動のついでに実施。例:お風呂に入るついで、通勤のついでに、挨拶のついでに
    仲間をつくる。見える化をする。突っ込まれる状況。
    情報は発信する人の元に集まる。情報以外にも協力サポート親切も
    反省:出来なかったことを見ること。辛いことは続かない。→行動を振り返る内省が必要。
    経験から学ぶ。過去の経験で活用できる。良いことできたことに着目し、自己肯定感を持つ。自分のやったこと・出来たことから学ぶ。そこから成功の秘訣を掴むこと。
    振り返り:詳細な事実(4w)、原因の分析、本音の感情を書く、週に一回文章に書く300文字・15分間、次の対策
    自分を客観的に見る、メタ認知能力。そのことで成長につながる。人間力の向上につながる。
    振り返りが進化すると、多角的に深く考えられるようになる。
    周りから吸収する。嫌いな人=自分と価値観が違う人、すごい人=学ぶことが多い人、孤独は目標達成の敵、PDCAを回すには周囲の協力が必要、他者に言うことでやめられなかったり周囲の影響が得られる、研修では他者からの影響を生かせる、研修結果をアクションプランに活かす
    チャック開いてますよと言える人が成功者。ズバリ言える人の方が相互に成長に繋がる。但し相互に思いやりと感謝が必要。
    嫌いな人ほど自分を成長させる。自分とは違う視点価値観を持っている。多くの気づきが得られる。反面教師になる。自分ができているかを振り返るチャンス。
    共感する力:関心を示し認める。配慮する。顔色状況を察する。
    3週間が習慣化の目安。3週間できなければより簡単な行動目標に変える。
    目標達成はゲームと一緒。小さくステップを作り大きな目標を達成する。次の目標を再設定する。
    プロ:目標達成できる人。PDCFAサイクルが回せる人。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    序章 「達成できないスパイラル」から抜け出すのは今!/第1章 絶対に達成する人の「目標を立てる」技術/第2章 絶対に達成する人の「行動を続ける」技術/第3章 絶対に達成する人の「行動を振り返る」技術/第4章 絶対に達成する人の「人から吸収する」技術/第5章 絶対に達成する人の「行動を変える」技術

  • 目標は、正しくなければ意味が無い(目標を立てる)
    計画しても、行動し続けなければ意味が無い(行動を続ける)
    続けても、考えなければ意味が無い(行動を振り返る)
    考えても、学ばなければ意味が無い(人から吸収する)
    学んでも、行動しなければ意味が無い(行動を変える)

    属人的に感じがちな目標達成を、技術に落とし込んで説明しているので、呼んでいて引き込まれると言うよりも、淡々と説明を聞くという感じで読んだ

  • ”ネットマン 永谷研一さんの著書。絶対に目標達成する人の技術を行動習慣化手法「PDCFAメソッド」で解説。

    飽きっぽく続かないのは性格のせいではなく、目的からブレイクダウンする行動目標、行動計画が足りないってこと。そしてそれは、チェック・アクションしたくない心理の現れ?

    まず「正しい目標」=「行動目標」(期限、数量入り)を立て、そのうえで「行動計画」(P)をつくる。
    当たり前のことを(できていないんだから)バカにしないで、ちゃんとやること。


    <読書メモ>
    ・本気の人は目標をしっかり立てます。(略)期限を定め、目標を数値で明確にするのです。(略)
     ところが“願い”レベルの人は、目標が曖昧なのです。「やせて健康になる」といったものは、目標ではなく単なるスローガンです。これでは達成するはずがありません。(p.22)

    ・常に目標達成できる人のほとんどは、周りを巻き込むことがうまい人です。(p.26)

    ・「日付を入れたとき、どう感じましたか?」
     「楽しくてワクワクした」「やるぞ!と武者ぶるいした」といった前向きでポジティブな感情が湧いてきたとしたら、その目標は「正しい目標」です。(p.44)

    ・「適切な課題」を自分で考えることによって、上から下りてきた目標であったとしても、十分、自分の目標にすることができるのです。(p.48)

    ★行動目標は
      「問題」を解決するため、「課題」を行い、「成果」を実現する。
     といった、3つの言葉を組み合わせることで作成することができます。(p.66)

    ・目標を達成するための「仕事のムダをなくし生産性を上げる」3つのチェック(p.74)
     ・その仕事と別の仕事を、一緒にできないか考える(合併)
     ・その仕事を、他の人に任せられないか考える(委譲)
     ・その仕事をしなくても、成果が出せないか考える(中止)

    ★継続できる行動には、2つのポイントがあります。1つ目は、「タイミングは“ついでに”」。2つ目は「アウトプットで見える化」です。(p.80)

    ・「毎朝、部下のネクタイをほめる」(p.85)
     #単純だから続けられる。続けられるから効果が高い。“タスク”や“曖昧なこと”を挙げるより効果あり。

    ・私の「働きぶり」は、まったく変わっていません。私の「働きぶり」は、「仲間をつくり、ワイワイガヤガヤしながら生まれた新しいアイデアを、仕事に活かす」というやり方。それをずっと続けています。(.91)
     #永谷さんがキャリアチェンジしてもかわらなかったこと。★行動習慣に「自分らしら」を組み込む。

    ・上司や先輩に、
     「おはようございます。ところで○○さん、少しだけお時間をいただけますか?先日の案件ですが……」
     と報連相を始めるのです。(p.112)
     #出勤の“ついでに”

    ・続ける人の「行動習慣化」7つのチェック表(p.125)
     #勉強関係は、「勉強するための時間をつくる行動」になっているか。
     #NGワードも。

    ★仕事で経験をスルーしてしまい、何の教訓も学んでいない人(p.140)
     「できたこと」を「済」として、何の評価もせずに、次の仕事に取り掛かってしまっているから。次々と押し寄せてくる仕事を、ただこなしているだけなのです。
     #「できた」ことにもっと意識して注目する必要あり。

    ★自分と向き合い切れない人は、自分の人間性と、自分がした行動を切り離せないでいます。だから、心の扉を開けようとしません。「できない自分」を認めて傷つきたくないので、無意識に目をつぶっているのです。(p.156)
     #→過去の自分を、一段上から見る。「あるドラマの主人公の経験なのだ」と考える

    ★1週間に1回、15分を使って300文字程度の文章にする(p.161)
     #行動振り返りの実践。ベストな運用基準。
     #含むべき4つの要素。?詳細な事実、?原因の分析、?本音の感情、?次なる行動
     ## KPT ふりかえりに似ている。

    ・苦手な人ほど自分を成長させてくれる貴重な人(p.183)

    ★「いいね!」は、ときにあなたの成長を止める(p.192)
     目標達成に必要なのは、「気軽な共感」ではありません。量ではなく、質を重視したフィードバックがし合ってください。お互いの目標達成に関わり合うことこそが、チームの価値です。
     #3good を見えるところでやめたのはこれが原因。ただ、やめるだけでなく、新しい F 習慣を構築しないと…。

    ★質問の技術(p.202)
     ?行動に着目して、継続することで目標に近づけるか問いかける
      →「どう、うまくいっている?このままで順調にいけば目標達成するかな?」「もし課題があるとしたら、何を直せばいいかな?」「次に何を続けたら、目標に近づけると思う?」
     ?思考に着目して、客観的に自分を見つめなおすように問いかける
      →「なんでそう感じるの?お客さんはどう思っているだろうね?」「最近、考え方が変わったんですね。そのきっかけは何ですか?」「だいぶ悩んでいるようですが、目標に対してはどう感じているんですか?」

    ・人に「フィードバックする」ことによって、自分が「フィードバックをされて気づく力」が養成されるのです。(p.205)
     #最近の人間塾はこれ!

    ・「3週間」続けられなかったら、もっと簡単に続けられる行動に計画し直すことです。(p.218)
     #TaskChuteが続かんが、本当にツールの問題か? 行動と思考で問いかけると…???


    <きっかけ>
     メールにて知り、タイトルが気になって購入。”

  • vol.219 1万人以上のデータ検証済み。「達成できないスパイラル」から脱出する方法とは?http://www.shirayu.com/letter/2013/000443.html

  • 使命に気づく行動の力

    目標を立ててもなかなか実行できない。
    三日坊主で終わってしまうという方は、目標達成への方法がずれています。
    気合でなんとかしようと思って最初は張り切っても、途中でテンションが下がってしまう。
    ダイエットとか早起きして資格勉強とか陥りやすいですね。

    この本では、目標達成のために行動を日常生活に落とし込む方法が細く説明されています。
    そして自分ひとりで頑張るのではなく、周りを巻き込みながら、周りから学びながら達成していく方法です。

    この本で取り上げられているのが、PDCAサイクルの中にFeedbackが加わった「PDCFAサイクル」

    自分で自分のことを振り返るフィードバック。
    周りの人の行動を見て、自分を振り返るフィードバック。
    周りの人のアドバイスから、無意識の自分に気がつくフィードバック。

    色々な角度からのフィードバックの大切さと、その活かし方も具体的です。


    心に刺さったのは、あとがきに書かれていた次のフレーズでした。
    『目標達成を続けていると見えてくるものがあります。それは自分の「使命」です。』

  • 問題解決の考え方をPDCAサイクルに組み込むあたりは、非常に参考になった。目標を絶対に達成させる方法論としては良いが、そもそもやる気やモチベーションをどう高めるかは、本書では言及されていない。

  • タイトルの大げさな感じと,カバーの毒々しさからはかけ離れている。
    行動目標や計画の立て方,他人からの情報の得方など非常に丁寧に,つまづきやすいポイントを押さえて解説している。

  • 目標達成は、やる気や気合いではなく技術。なるほどな内容。人材育成や企業研修をされている著者のメソッドがコンパクトにまとめられている。

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著者プロフィール

行動科学専門家。行動科学や認知心理学をベースにこれまで1万人以上の行動実践データを検証・分析し、目標達成のための行動習慣メソッドを確立。自己肯定感をあげることで成果を上げる「できたことノート」は、企業のみならず学校にも取り入れられている。4児の父。

「2021年 『いいところが見つかる!やる気になる!親子できたことノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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