わたしの愛したインド

  • 築地書館
4.00
  • (2)
  • (2)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 25
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (145ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784806712084

作品紹介・あらすじ

世界で一番有名なインド人女性作家が、強い怒りと拡がる想像力を無類の文才に融合して、現代インドの躍動と狂気を描いた炎のスケッチ。ブッカー賞受賞作につづく第2弾。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • わたしの愛したインド
    (和書)2013年01月27日 20:41
    2000 築地書館 アルンダティ ロイ, Arundhati Roy, 片岡 夏実


    こういう活動家・作家の生き方はいい。僕は単純に感動した。

    僕はかなり酷い挫折と潰しにあった。それが病気としてしか周囲に認められない。そういった環境でしか生きていない。だからこういった本を読むと非常に元気づけられ身体が軽くなる感じがする。こないだ読んだフーコーさんの本に『「権力」とは「身体」に加えられた「馴致」である』とあった。僕はすごく思い当たり納得したのだが、この身体が軽くなる感覚は決して現実逃避ではなく現実に対する批判であり、革命の希望を感じるのです。

    インドのダム・核兵器についてそれは日本に当て嵌まる。原発事故をきっかけに逆に日本の核武装を露悪する人が家族にいる。一緒に生活するのももう限界かもしれない。どちらが狂気なんだ。もうウンザリする。

    こういった運動に身を投じて生きることを少し考えている。社会主義・アナーキズムなど決して滅んでいない。逆にそういったものこそ重要だと痛感する。

  • 告白する。
    俺は彼女が好きだ。

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

作家。ニューデリー在住。1997年に長編小説『小さきものたちの神』(DHC、1998年)でブッカー賞受賞。その他の著書に『わたしの愛したインド』(築地書館、2000年)、『帝国を壊すために』(岩波書店、2003年)、『誇りと抵抗――権力政治を葬る道のり』(集英社、2004年)、『民主主義のあとに生き残るものは』(岩波書店、2012年)など。

「2013年 『ゲリラと森を行く』 で使われていた紹介文から引用しています。」

アルンダティ・ロイの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
J・モーティマー...
ミシェル・フーコ...
エーリッヒ・フロ...
オリバー ベレス
フランツ・カフカ
ジャン ボードリ...
ヴィクトール・E...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×