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- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784808309817
作品紹介・あらすじ
エベレスト無酸素単独登頂で知られる登山家R・メスナー。世界の最高峰に立ち、ゴビ砂漠や北極、南極、雪男などを探求してきた「自分の道」は、聖なる山々へ続いていた。極限のへの挑戦者が、自然環境と人間の生き方を綴る。世界の頂点に立った登山家が半生を振り返り、故郷の南チロルに山岳博物館を運営しながら農に生きる…。
感想・レビュー・書評
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ヒマラヤなど高地登山に果敢なチャレンジをする登山家は、結構山で命を落としているが、メスナーは、人々を驚嘆させる冒険をしながら、常に生きて生還した。そんな超人の本を読みたくなった。
メスナーの著書から適当に選んだのが本書だったが、残念ながら、メスナーの著述というよりは、メスナーへのインタビューが中心だった。それでも、生い立ち、チロルやアルプスのクライミング、ヒマラヤ遠征、更には南極踏破、ゴビ砂漠横断など、彼のチャレンジの概要を知ることができた。
メスナーはヨーロッパ人でありながら、その汎神論的な考えや自然重視の姿勢は、仏教圏のアジアと似た感受性を持っているようで、共感できる部分も多い。幾多の批判も浴びてきたようだが、偉大な冒険家の一人として歴史に名が刻まれることだろう。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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