デジタル・フォレンジック概論~フォレンジックの基礎と活用ガイド~

  • 東京法令出版
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809013317

感想・レビュー・書評

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  • 2015年発行とやや古いですが、デジタル・フォレンジックの実務に携わってきた方々が執筆した本なので、実務に即した具体的な内容となっています。

    HDD、メモリ、レジストリといったデバイス(PCやスマートフォンetc)の構成要素だけでなく、ネットワーク機器やクライドなど、解析対象として広範囲に網羅されていてタイトルどおり概要を把握するにはちょうど良いレベル感と分量です。
    最後の方で、デジタル・フォレンジックの課題として、IoTに代表されるとおり解析対象が多様化していることや、Torのような匿名ネットワークの発展によりますます調査が困難になってきている現状にも触れられています。

    あとがきの「終わりなき挑戦の継続」という言葉が印象に残っています。

  • 警察庁の技官有志による共著

  • デジタルフォレンジックの説明に先立ち、デジタル情報とは何か、メモリとは何か、などITの基礎の説明にはじまり、パソコンにおけるフォレンジック、ネットワークにおけるフォレンジック、モバイルにおけるフォレンジックの概要及び留意点、実際の実務の進め方まで説明されている書籍。タイトルのとおり、デジタルフォレンジックの基礎を学ぶのに最適であると感じた。

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著者プロフィール

一般財団法人保安通信協会保安通信部長(元警察庁技術審議官、元奈良県警察本部長)。
1958年京都府生まれ。工学修士。1983年警察庁入庁。警察庁・管区警察局・茨城・石川・奈良県警等で勤務。戦略物資輸出審査官(旧通産省安全保障貿易管理室)、警察通信研究センター教授の他、1996年に発足した警察庁コンピュータ(ハイテク)犯罪捜査支援プロジェクト、警察庁情報管理課・旧技術対策課でサイバー犯罪に関する電磁的記録解析や捜査支援等を担当。警察庁サイバーテロ対策技術室長、警察庁情報管理課長(警察庁CIO補佐官及び最高情報セキュリティアドバイザー)、情報技術解析課長等歴任。2010年12月からは、政府の「情報保全に関する検討委員会」における情報保全システムに関する有識者会議の委員も務めた。
主要著書として、『ハイテク犯罪捜査の基礎知識』(立花書房、2001年)、『サイバー犯罪・サイバーテロの攻撃手法と対策』(立花書房、2007年)、『情報セキュリティ入門』(慶應義塾大学出版会、初版:2011年、第2版:2013年、第3版:2014年)、『デジタル・フォレンジック概論』(共著:東京法令、2015年)他。

「2022年 『サイバーセキュリティ入門:図解×Q&A【第2版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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