イチロー哲学: 至高の頭脳が自然と身につく

著者 :
  • 東邦出版
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感想 : 15
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  • Amazon.co.jp ・本 (175ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784809406508

感想・レビュー・書評

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  • 20140825

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  • イチローが放った言葉を一つ一つ解説

    こういうストーリーが無い本は、退屈だ。その言葉一つだけを抜き出されても、あまり印象に残らない。その言葉が生まれたプロセスこそ知りたい。

  • イチローのことばは深くてこころに響く。著者による解説にやや無理矢理なところが散見されるのが残念。

  • イチローの言葉だけでいい。
    著者の思い入れいっぱいの言葉はいらない。

  • 仕事にたいする指針が確立。毎朝2ページずつ読み直しをしています。

  • 日々の積み重ねの大切さを学ぶ。

  • 僕はこの本を読んで、「いろんな世界のトップの人たちに会いましたけど、みんな口をそろえてこう言いましたよ、自分のためにやっているって」の所が非常に共感を持てました。
    確かに自分のためにやる人はそうだけど、イチローさんはいろんなことを考えたりして野球をしているんだなあとかんじました。

  • ヤバイ!!

    「イチロー思考」以上に大量抜粋♪

    その中でもヤバさMAXがこれ。


    天才はなぜヒットを打てたかを説明できない。
    ぼくは、きちんと説明できる。
    だから天才じゃない。

    ・・もう貫かれました。。


    〜以下、抜粋〜


    勝ちにこだわるのはアマチュアだけで良い。
    プロの価値はそれだけではない。


    いろんな世界のトップの人たちに会いましたけど
    みんな口を揃えて言いましたよ。
    「自分のためにやっている」って。


    自分のプライドを固持しないで、まだ学ぼうとするんです。
    それには恐れ入りました。


    僕のこの一年間の作品を見てもらいたい。


    結果だけでなく観ている人たちに楽しんでもらう。
    そのことって僕にとって一番大事なこと。


    道具を大事にする気持ちはうまくなりたい気持ちに通じる。


    バットを振らずに打席が終わる。
    そんなにつまらないことはない。


    僕にとっては今の僕以上にそれを見せられる僕はいないので
    今のままでいると思います。


    僕なんて、まだできていないことのほうが多いですよ。
    でも、できなくて良いんです。
    だって、できちゃったら終わっちゃいますからね。
    できないから、良いんですよ。


    「できなくてもしょうがない」は
    終わってから思うことであって
    途中にそれを思ったら、絶対に達成できません。


    1995年から1998年の途中頃まで
    僕のバッティングはものすごい変わりようだった。
    もうだれが見てもわかる。
    あれだけ変わるというのは自信のなさの表れ。
    自分のカタチをつかんでいない証拠でした。


    打ちにいって見送るのと
    はじめから見送ろうと思って見送るのとでは
    僕にとって全く意味が違う。
    姿勢の問題です。


    ヒットを1本増やしたいとポジティブに考えるのです。
    そう思っていれば打席に立つのが楽しみになりますよね。


    比較するのは、あくまでも自分です。
    もちろん他人の記録も尊いと思いますけど
    まずは自分の能力を競わないと。


    コーチは、別に選手に好かれる必要はないけれど
    しっかり納得してもらえるような表現ができない人はダメですよ。


    僕にとって、これからやるべきことで新しいことは何もない。
    これまでやっていることをできるかどうか。
    いつも、その日の自分にはこれがベストだと思うことをやってきた。
    その積み重ねなんです。


    僕にとっては、いつも通りにすることが
    プレッシャーに対処するための唯一の方法ですね。


    「初心を忘れるな」って言いますけど
    やっぱり大事なことなんですよ。
    でも、やっぱり、初心でプレーしてはいけないんです。
    ちゃんと最初のときの気持ちは憶えているけど
    成長した自分がそこにいて
    その気持ちでプレーしなくてはいけないんです。


    これでいいやって、ならない理由は
    ぼくの場合は野球が好きだからです。


    好きなことをやろう。
    それがまだ見つかっていないなら
    それが見つかるまで探そう。
    きっと見つかる。
    そうすれば、その瞬間から
    人は変われると思う。


    去年のものは完璧ではないということもわかったし
    今は完璧だと思っていたものよりも
    もっと前に進んでいるはずですよ。


    自分でやること、やろうと決めたことに対しては
    手抜きしないことです。
    そこで手抜きしていたら、たぶんそっぽ向かれると思いますよ。
    お前、自分が決めたこともやれないのか
    というふうに思われちゃうでしょうからね。


    究極の上の人も、究極に下の人も
    なりふり構わないで、自分の行きたい道を進むことができます。


    良いことだけを重ねていくんじゃなくて
    失敗を重ねていかないと
    結局プラスにはいかないということを感じたのが
    1994年以降でしたね。


    じつはいろいろと変わっているんです。
    自分でビデオを見てもビックリするぐらいに。
    でも、おそらくほかの選手に言ってもわからないと思います。


    長く続く強い発言は
    凡打をして、凡打の理由が分かったときなのです。


    第3者の評価を意識した生き方はしたくない。
    自分が納得した生き方をしたい。


    自分がイメージしている球を打ち返すことなんか滅多に起こらない。
    実践で本当に大切なことは、たとえば変化球を待っていながら
    インサイドにきた真っ直ぐ高めをヒットにすることなのです。


    常識と言われることを少しでも変えてやろう
    というのが僕の生きがいのひとつになる。


    1本目のヒットでも、10本目のヒットでも、200本目のヒットでも
    打つときに感じることは同じです。


    野球を趣味か、仕事か、と聞かれれば
    僕の場合は限りなく趣味に近いです。


    最終的に目標にしているのは
    あの子どもの頃の感覚なんですよね、たぶん。


    首が痛いとき、首だけ見てもダメで
    本当は腰が悪かったということ、よくあるじゃないですか。
    あれと同じで、表に見える狂いがあったり
    どこかにズレを感じていたとしても
    では、どこの意識を取り戻せばそれが直るのかということに
    気付かないといけないんです。
    それが「内側の感覚」なんですね。


    一番の近道は、遠回りをすることだっていうような考えを
    今は心に持って、やってるんです。
    それが唯一の道なんじゃないかと、思えるようになったんです。


    進化するときっていうのは、カタチはあんまり変わらない。
    だけど、見えないところが変わっている。
    それがほんとの進化じゃないですかね。


    要するに「準備」というのは
    言い訳の材料となり得るものを排除していく
    そのために考えうるすべてのことをこなしていく
    ということですかね。


    たとえば、グラブの手入れを前の日にしなかった。
    その次のゲームでたまたま良くないプレーをしてしまったら
    おそらくそこで後悔が生まれるわけです。
    そういう要素を全部なくしていきたい。
    そうしておけば
    どうしてダメだったかという理由もわかりやすいでしょう。


    それが違うということがわかるのと
    教えてもらってわかったような気持ちになるのとでは
    まったく意味が違うと思うんですね。
    それが自分でやって得たものであれば
    そのあと、どれだけでも可能性は広がる。
    でも、頭で理解しただけ、先生に教わっただけのものであれば
    そこに深みみたいなものは出てこないですよね。


    グラウンドの上でのベストのため
    自分でやれることはすべてやる。


    ぼくは、1試合、1試合、振り返っています。
    まとめて振り返ることはしません。


    (結果とプロセス)両方とも大事です。
    結果を出せないと、この世界で生きていけない。
    プロセスは選手としてではなく
    人間をつくるために必要です。

  • イチロー選手の発言を引用に
    著者の解説

    受け止め方で解釈がかわるものもあるけれど
    イチローという一つの形を形成してきた道筋はわかる

    イチローのルーティンワークの歴史
    行動規範みたいな本が読みたいと思う 今でした

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著者プロフィール

1947年兵庫県生まれ。臨床スポーツ心理学者。追手門学院大学スポーツ研究センター特別顧問。前鹿屋体育大学教授。日本スポーツ心理学会会員京都大学工学部卒業。1971年住友電気工業に入社。研究開発本部に所属。学生時代テニスプレーヤーとして活躍し、全日本選手権にも出場。カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)大学院に学び工学修士号を取得。1982年に脱サラし、米国オリンピック委員会スポーツ科学部門本部の客員研究員としてオリンピック選手のデータ分析に従事。過去25年以上にわたり臨床スポーツ心理学者としてプロスポーツ選手のメンタルカウンセラーを務める。また、日本でも数少ないプロスポーツ選手・スポーツ指導者のコメント心理分析のエキスパートとして知られている。2013年3月鹿屋体育大学を定年退職。2010年より5年間「ホンマでっか!?TV」(フジテレビ系)に準レギュラーとして出演。主な著書に、ベストセラーになった『イチロー思考 孤高を貫き、成功をつかむ77の工夫』(東邦出版)をはじめ、『大谷翔平 勇気をくれるメッセージ80』(三笠書房)、『ゴルファーの潜在能力を開花させるマインドセット革命』(実業之日本社)、『新庄剛志 楽しく夢をかなえる言葉』(清談社Publico)など250冊以上にのぼる。

「2024年 『岡田彰布 眠れる力を引き出す言葉』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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