シューベルト: 12の楽興の時とひとつの小説

  • 同学社
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  • Amazon.co.jp ・本 (388ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784810201420

作品紹介・あらすじ

31歳で亡くなったシューベルトの生涯をたどりながら、その間に「楽興の時」と題された12の短いエピソードが挿入される。伝記的資料と作家の詩的な想像が見事なバランスで組み合わされ、シューベルトの生涯が、鮮やかに蘇る。「ひとつの小説」とサブタイトルにあるように、ヘルトリングは、シューベルトの「伝記」ではなく、彼のシューベルトを、「さすらい人」シューベルトを自由な形式と作家の想像力を駆使して描いてみせる。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)

    31歳で亡くなったシューベルトの生涯をたどりながら、その間に「楽興の時」と題された12の短いエピソードが挿入される。伝記的資料と作家の詩的な想像が見事なバランスで組み合わされ、シューベルトの生涯が、鮮やかに蘇る。「ひとつの小説」とサブタイトルにあるように、ヘルトリングは、シューベルトの「伝記」ではなく、彼のシューベルトを、「さすらい人」シューベルトを自由な形式と作家の想像力を駆使して描いてみせる。

    タイトルでピアノに絡むシューベルトの物語かしらと思って借りてきたのです。
    ざざーーっと目次を見て最後の方にある出典とかいろいろ見ていたらなんと!
    謝辞に白井光子とハルトムート・ヘル、そしてタベア・ツィマーマンの名前があるじゃないですか!
    そこで初めて気がつく、ああ、このヘルトリングさん、白井光子とタベア・ツィマーマンの冬の旅のCDで朗読していた人だと。遅いってのね。
    ピアノの楽曲についてももちろん言及はありますが、やはりシューベルトは歌曲を書いた人なんだなぁ、と改めて思う作品でした。
    シューベルトは女性との関係(というか憧れ)を追うと同時に友人の男性との関わりも大事なのだと改めて感じる作品でした。
    これ買おう。今中古本しかないから、増刷を待ちたいと思います。

    Schubert Zwoelf Moments musicaux und ein Roman by Peter Haertling

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