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- Amazon.co.jp ・本 (59ページ)
- / ISBN・EAN: 9784810425031
感想・レビュー・書評
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難破船イイ。幽霊船とかさまよっている船が対象かと思って借りたのですが、海底に沈んだ船やその引き上げ、タイタニック号のような沈没事故を重点的に扱ったものでした。普段は見慣れない類の写真が多くて楽しかったー。眺めているだけでテンション上がりました。また借りたい本。この本を借りた頃にちょうど船舶事故が相次ぎ、本で読んだばかりの救命ボート(最新式の黄色いテント式)がニュースで出たのが印象深い。
あと、ものっそい旧式の酸素ボンベが怖かった。海底で血管に窒素溶け込んで意識失って南無ー、とか、よくやるね……。
それにしても、昔からサルベージって熱心に行われていたんだなぁと。タイタニックに限らず、地中海の沿岸ばたに沈んだ船荷のたぐいを、半分に切った樽を空気袋にして潜っていくダイバー(と、いうんだろうか)の姿に呆れ感動。ギリシャの頃から百フィートオーダーで海底のモノを引き上げる作業があったのがすごい。まあ、ファンタジーなら、サハギンやマーメイドと交易するかウォーター・ブリージングで一発ですが、そんな呪文が欲しくなるくらい海底はお宝の山だったという点が盲点でした。沈んだ大体の場所がわかって、沈んだものの価値もだいたいわかっているから、難破船に積んだものをひきあげたくなるのは道理ですね。
海底はロマンだなぁと感じた一冊でした。いつかやろう、サルベージシナリオ。全員サハギンで。
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