はだしのゲン (第4巻)

著者 :
  • 汐文社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811300337

感想・レビュー・書評

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  • 必読書!

  • 最後のシーンは、まだ子供の頃にも読んだ時と同じ悲しみを呼び起こさせた。大事な人を救うために習ったお経を、その人のために読むのはとても辛いことだ

  • 焼け跡からの復興と闇、そして時が経ってなお被爆により失われていく命を描く第4巻、たぶんこの辺りからは初めて読む「はだしのゲン」になるだろう。
    占領軍、飢餓貧困、闇市愚連隊略奪凌辱にパンパン…無政府状態で武器を持てない警察官の代わりにヤクザが治安を仕切っていた闇の時代、確かにそこを抜きに終戦直後は語れないのだがどこか私の中にあるゲンのイメージとかけ離れて行っている気がする。
    焼け野原に育つ麦のようにコテンパンにやられても明るく強く逞しく、そして真っ直ぐに伸びる、それでこそゲンなんだ

  • 978-4-8113-0033-7 284p 2010・4・30  68刷

  • 読んだ!

  • 戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。

    そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。

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著者プロフィール

ンガ家。1939年3月14日、広島市生まれ。小学1年生の時、爆心地から約1.2キロメートル離れた学校への登校途中に被爆。1968年に、原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。1973年より「はだしのゲン」連載を週刊少年ジャンプで開始。2012年12月25日、肺がんのため死去。享年73 。

「2020年 『完全版はだしのゲン7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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