はだしのゲン (第9巻)

著者 :
  • 汐文社
4.05
  • (5)
  • (10)
  • (4)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 93
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811300382

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • どんな辛くても、生き抜こうとするゲンたち。周りを囲む仲間、そして暮らす人々。自分もまだまだだなと思う。

  • 戦争を口実にした核兵器人体実験の惨状をつぶさに見届けた歴史の証言者の立場からの啓蒙書的要素が全体を貫いているのだがただゴーマンかますだけの作品でなくあくまでゲンという少年の成長物語を完結させるため俄に展開を見せる第9巻。病に命を落としてもなお標本として切り刻まれる被爆した仲間の屈辱に怒り心頭のゲンだったがその遺骨がきっかけで絵師であった父と同じ絵の世界に自分の進むべき道を見つける。
    様々な思いの中ふと見上げた空にかかる虹…それが平和の架け橋となることを願って物語はいよいよ最終巻へ

  • 978-4-8113-0038-2 256p 2010・3・5 36刷

  • 戦争の悲惨さを改めて感じさせる作品。小学生のとき地元の図書館で読んで、その迫力あるタッチが不気味でトラウマになったものです。主義主張はさておいて、今改めて読み返すと、重く悲しいストーリーの悲惨さにはもちろんのこと、無理矢理にでも明るく気丈に振る舞うゲンたちの心情の描写に毎巻泣けます。登場人物のひたむきさにはただただ驚嘆…(泣)。

    そして一方で、エンターテイメント作品としても名言が溢れているような気がする…。中沢さんの笑いのセンスが凄まじいです。

  • なかなか

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

ンガ家。1939年3月14日、広島市生まれ。小学1年生の時、爆心地から約1.2キロメートル離れた学校への登校途中に被爆。1968年に、原爆を題材としたはじめてのマンガ「黒い雨にうたれて」を発表。1973年より「はだしのゲン」連載を週刊少年ジャンプで開始。2012年12月25日、肺がんのため死去。享年73 。

「2020年 『完全版はだしのゲン7』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中沢啓治の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×