世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ

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制作 : くさば よしみ  中川 学 
  • 汐文社 (2014年3月1日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811320670

世界でいちばん貧しい大統領のスピーチの感想・レビュー・書評

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  • 資本主義がグローバル化して地球上のすみずみまで物質的な豊かさを行き渡らせている。土地を開発してビルを建て、電車や車を走らせる。そのために必要な資源をどんどん掘り出している。必要な電気は石炭をどんどん掘り出してどんどん燃やして作っている。石油の埋蔵量が心配になると、オイルサンドからオイルを取り出す方法を考えた。よし、当分大丈夫だ。
    最近になって、なんか間違ってる、こんな事がいつまでも続く訳がない、と考えたり、言ったりする人が増えてきたように思う。

    この本は、2012年の国連持続可能な開発会議で行われたウルグアイのムヒカ大統領の演説を絵本に書き起こしたもの。「持続可能な開発」のために我々はどうすればよいのか?に対するムヒカ大統領の考えが語られている。

    「わたしたちは発展するためにこの世に生まれてきたのではありません。この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのです。」
    「水不足や環境の悪化が、いまある危機の原因ではないのです。ほんとうの原因は、わたしたちがめざしてきた幸せの中身にあるのです。見直さなくてはならないのは、わたしたち自身の生き方なのです。」

    成熟した状態になるには、やんちゃな「爆買い」状態を通過・経験する必要があるようにも思う。先進国だけがいい思い(物質的に豊かな社会)を経験して、その他は「幸せを見直せ」と言われても、万人から納得を得るのは難しいよな、たぶん。
    でも、「もの」を追い求める事は幸せにはつながらないよ、というムヒカ大統領の言葉はシンプルに心に響く。

  • >2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議。
    南米のウルグアイのムヒカ大統領はのちに世界の人々から絶賛されるスピーチをのこします。
    この絵本はその全容を紹介するものです。

    小学校中学年~

    ウルグアイのムヒカ大統領のスピーチについて初めて知りました。
    演説は子ども向けに意訳しているとのことですが、素晴らしかったです。
    こうやって絵本の形で世界に広がっていくことはとてもいいことだと思います。

    世界をおそっているのは、じつは欲深さの妖怪であること・・・これは私自身も含め反省し、少しずつでも生き方を考え直さないといけないと思いました。

    >社会が発展することが、幸福をそこなうものであってはなりません。発展とは、人間の幸せの味方でなくてはならないのです。

    >なぜなら、幸せこそがもっとも大切な宝だからです。
    人類が幸福であってこそ、よりよい生活ができるのです。

    本当にそうだと思う言葉ばかりでした。

    本文が始まる前に外出前の大統領の様子が漫画風に描かれていますが、ほのぼのしていてよかったです。

  • 世界でいちばん貧しい大統領は、
    世界でいちばん心豊かな優しい人物であった。
    子供から大人まで、いろんな人に読んで欲しい絵本です。

  • 人より豊かになるために情け容赦のない競争を繰り広げる世界

    目の前にある危機は環境の危機ではなく、私たちの生き方の危機

    私たちは発展するためにこの世に生まれてきたのではない
    この惑星に、幸せになろうと思って生まれてきたのだ

    水不足や環境の悪化が今ある危機の原因ではない
    見直さなくてはならないのは私たち自身の生き方

    社会の発展が幸福を損なってはならない
    発展は幸せの味方でなくてはならない
     人と人とが幸せな関係を結ぶこと
     子どもを育てること
     友人を持つこと
     地球上に愛があること
    人間が生きるためにぎりぎり必要な土台

    富に執着するあまり、絶望に駆られて生きてほしくない。
    自分のエゴを満足させるために、他者を破壊しなければいけない文化ではいけない。

  •  
    ── ホセ・ムヒカ/くさば よしみ・訳/中川 学・画
    《世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ 201403‥ 汐文社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4811320670
      
     ホセ・アルベルト・ムヒカ・コルダノ“世界で最も貧しい大統領”
     Mujica Cordano, José Alberto 大統領40 19350520 Uruguay /
    /200911‥ 当選 [20100301-20150228] バスク系ウルグアイ人
     
    …… 一死一生、乃知交情。一貧一富、乃知交態。一貴一賎、交情乃見。
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4003321448
    ── 司馬 遷/小川 環樹・他訳《史記列伝(四)19751016 岩波文庫》第六十 P298
     
    http://q.hatena.ne.jp/1457720269#a1255269(No.2 20160312 09:43:53)
     悪夢の世代 ~ 最初の掛金と、最後の受給額の比が数百倍! ~
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20071219 貧者士之常 ~ 越後長岡藩訓 ~
     
    (20160406)
      

  • 社会の発展が人の幸せを損なうものであってはいけない。
    たしかに今、大事なことよりも先ず欲望。その欲深さのために貧困する精神を感じている。ことに気がつかされる。
    けっこう、大人の絵本。

  • 2012年、ブラジルのリオデジャネイロで開かれた国際会議。そこで拍手喝采だったウルグアイのムヒカ大統領のスピーチを絵本化したもの。
    社会の形態を根本から変え、人類が幸福であるためにどう考えるべきかを訴えています。これは素晴らしい絵本!特に、スマートフォンを作る場面と電球を消費する場面、そして長期労働の果ての言葉。思わずゾッとした。このエピソードを間近で聞いた国の代表者は重く受け止めてほしいな。対象年齢は小学校高学年以上かな、大人も読んでほしい。

  • 子どものときに身につけたい考え方。「企業戦士」になってしまった経済・欲望優先の老い先短い「大人」は耳を貸したがらない。

  • 貧乏とは少ししか持ってないことではなく、無限に欲があり、いくらあっても満足しないことです。

    一個の電球は1000時間以上使うと切れるが、
    10-20万時間持つ電球もある。
    しかしそういうものを作っては儲からない。消費されないため作ってはいけない。
    それが今の社会。

  • 本屋さんで見つけた本。
    ずっと前から読みたかった絵本の一つです。
    一国の大統領のスピーチではないような内容でした。庶民の自分にとってもたくさん思い当たることがあり、なんでもいいから、自分のできることから始めなきゃなぁ~。って気持ちにさせられました。
    まずは、モノを減らすところから・・・。

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