- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811320670
感想・レビュー・書評
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子ども用の本ですが大人にも子どもにも読んでほしいと思いました。
ウルグアイのムヒカ大統領の地球サミットでのスピーチが書かれています。
本当に、このハイパー消費社会をなんとかしないと地球は、おかしくなってしまうし、幸福の対向に発展があってはならないというのが印象的。
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2023年7月5日(水)朝学
6年A組
学校の図書室で見つけた本です。
爽やかな色合いの表紙に惹かれて、手に取りました。
2012年、ブラジルのリオデジャネイロで国際会議が開かれた際、ウルグアイの大統領が行った演説が、絵本になったものです。
読む前に「大統領のスピーチの本です」と紹介すると、「(大統領って、)日本だと首相だよ」と前列の子が声を発してくれたので、スムーズに始めることができました。
命の大切さ、人生観、二酸化炭素排出、食料問題などなど、内容は多岐にわたります。
文章が長いので、熱心に聞いている子、ちょっと姿勢が悪くなってしまう子、いろいろでしたが、子どもならではの感性で受け取ってくれたのではないかなと思いました。
できれば図書室でもう一度、じっくり読んでくれるとうれしいです。
(読み手:H) -
◆私たちの進むべき道とは◆
本作は、南米ウルグアイのムヒカ大統領がブラジルのリオデジャネイロ国際会議で行ったスピーチをもとに描かれた絵本です。
ムヒカ大統領はその給料の大半を寄付し、公邸に住むこともなく町はずれの農場で奥さんと慎ましやかに暮らしています。そんなムヒカ大統領はスピーチで「豊かさとは、幸せとは何か」を問いかけました。経済や労働、環境問題と私たちはどう向き合っていくのかを考え直すきっかけになる絵本です。 -
「2012年、ブラジルのリオデジャネイロで国際会議が開かれました。環境が悪化した地球の未来について、話し合うためでした。世界中から集まった各国の代表者は、順番に意見をのべていきました。しかし、これといった名案は出ません。そんな会議も終わりに近づき、南米の国ウルグアイの番がやってきました。演説の壇上に立ったムヒカ大統領。質素な背広にネクタイなしのシャツすがたです。そう、かれは世界でいちばん貧しい大統領なのです。給料の大半を貧しい人のために寄付し、大統領の公邸には住まず、町からはなれた農場で奥さんとくらしています。花や野菜を作り、運転手つきの立派な車に乗るかわりに古びた愛車を自分で運転して、大統領の仕事に向かいます。身なりをかまうことなく働くムヒカ大統領を、ウルグアイの人びとは親しみをこめて「ペペ」とよんでいます。さて、ムヒカ大統領の演説が始まりました。会場の人たちは、小国の話にそれほど関心をいだいてはいないようでした。しかし演説が終わったとき、大きな拍手がわきおこったのです。」
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大事なこと
でも言うだけでじゃなくて、自分がそうやって生きてるから説得力もあるのでしょう。
わたしも生きるに必要なものが与えられてれば満足する姿勢でいきたいもの。 -
2022.12.15 6-4
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幸せと裕福は必ずしもイコールではない?
一番大事なものは命なのは当たり前なんだけど、容赦のない競争社会で生き抜くために必死に働いて、時には他人を蹴落としてでも生き残らなきゃいけないような世界で、幸せとは一体何なのかがわからなくなってしまう人も多いのではないかと思った。
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な ①20220812、②20220822
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「わたしたちは、できるだけ安くつくって、できるだけ高く売るために、どこの国のどこの人々を利用したらいいだろうかと、世界をながめるようになりました。」
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客観的に物事を捉える、ってこういうことなのかもしれない。
私たちの周りで起こっているあらゆる問題は、私たちが起こしてきたものなんだろう。それを機械や技術でなんとか解決しようとしてる。
でも、そうじゃないんだ。モノじゃない、私たちが変わらなきゃいけないんだ。
ウルグアイの大統領をしている彼は、貧しいのかもしれないけど、心は豊かで幸せそうだった。
「豊か」ってこういうことなんだね