世界でいちばん貧しい大統領からきみへ

  • 汐文社
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本棚登録 : 681
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811322483

作品紹介・あらすじ

ウルグアイムヒカ元大統領から日本へのメッセージ。

感想・レビュー・書評

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  • この本はあっという間に読み終わるけど、何度も読み返して自分に染み込ませたい。

    ホセさんが言うことはシンプル。
    だからすごく胸に響く。

    そうだよね、幸せや自由って本来そういうものだよねと素直に思える。

    一方で、ホセさんのように生きてみたいけど、難しいだろうなとも思う。
    今日までの自分の踏ん張りや思いや選択が、わかってはいたけど違うんだなと、わかっていたのにここまで来てしまった...折り返し地点過ぎてるのに...と怖くもある。

    心に残る文章を載せたいけど、ほぼ全文転載ということになってしまうくらい、素晴らしい。
    手元に置いて、まだ素直で世俗に汚れていない、目や心が柔らかい子供たちに読むことを薦めたい。
    もちろん、大人にも。

    P6「わたしは、自分を貧しいとは思っていない。
      いまあるもので満足しているだけなんだ。
      わたしが質素でいるのは、自由でいたいからなんだ。
      お金のかかる生活を維持するために働くより、自由を楽しむ時間がほしいんだ。」
    P38「貧乏とは、無限に多くを必要とし、もっと欲しがることである」
    P43「だって、奇跡なんだよ、生きているということは。
       何よりも価値があり、
       短く、二度と戻ってこない。
       だから、この世にいる間に
       できるだけ幸せに暮らすことを心がけるべきなんだ。」

  • 映画『ムヒカ 世界でいちばん貧しい大統領から日本人へ』公式サイト
    https://jose-mujica.com/

    世界でいちばん貧しい大統領からきみへ | 株式会社汐文社(ちょうぶんしゃ)
    https://www.choubunsha.com/book/9784811322483.php

  • とっても素敵な本です。
    小学生の『きみ』に手渡したい!
    『きみ』の老後まで、人類が果てる日まで、
    伝えたい重要かつ大切なメッセージの宝庫です。

  • 以前絵本『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』を読んでよかったので、こちらも手に取りました。
    メッセージブックとあるようにムヒカ前大統領が優しく語りかけているような感じがしました。
    田口実千代さんの絵もとてもいいなと思いました。

    テレビ番組でも見ましたが、ムヒカさんは若い頃にゲリラ活動をしていたそう。
    4度の投獄経験があり、獄中の過酷な日々も語られています。
    牢獄で救われたのは読書!
    本を読んでゆっくり深く考え、感じることの大切さは世界共通だと思いました。

    ムヒカさんが生まれ育った地区に日本人が住んでいて花の栽培を教わったという話は知りませんでした。
    ずっと昔から日本と縁があったのだと思うと不思議な感じがしました。


    >いちばん大切なものは命なんだ。


    >ほんとうに貧しい人とは、社会とつながらずに生きている人なんだ。


    生きていることは奇跡、挫折から何度もはい上がることが大事、人生という時間を大切になど心に留めておきたい言葉がたくさんありました。
    色々な経験を乗り越えてきたムヒカさんだからこそより胸に響くのだと感じました。

  • しみることばの連続でした。
    この本は買います。
    自分が浮ついた時にはこの本を読みたい。
    質素に慎ましく暮らす。
    意識していてもなかなか出来ない。
    人は苦しんだ経験からしか学べないとは、私自身が感じている事。
    だからこそこの人の言葉が身に染みるのだと思う。
    本当に尊敬できる人とはどこまでも強く優しい人。
    自分もそうなりたい。

  • 何度も読み返したくなる本。付箋だらけになってしまいました。「わたしは理想のために闘っているんだよ。ただし、国民の人生を理想の犠牲にしてはならないんだ」こんな大統領ばかりなら世界は平和なのかも・・・・・。

  • お金やものでは満たされないことを教えてくれる

  • メモしておきたい言葉がたくさんあった。
    自分の子どもがふとした時に、悩んだ時に、躓いた時に手に取れるように本棚に置いておきたいなと思える本だった。
    挑む前から諦めてしまっている人、私かもしれない。大人になると、言い訳が上手くなる。自分のことをある程度分かってきた分、最初からできないと決めつけアクションすることを避けてしまう。でもそれは人生を充分に生きていないことなのかもしれない。

  • 人生に迷った時に読みたい

  • 絵本の「世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ」は、小学生でもわかりやすかった。しかし、こちらは少し難しいかもしれません。けれど、実感は持てなくとも、あのスピーチをした人は、

    時間や命を最も大事だと言っていること。

    お金はそれを得るために費やした時間なのだということ。

    子どもはたくさん遊んでゆっくり育つことで知恵と人格のある大人になれる。

    ということはキャッチ出来ると思います。
    四年生以上に勧めたい。

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著者プロフィール

子どもの本をメインに編集・執筆を行う。『世界でいちばん貧しい大統領のスピーチ』『潜入!天才科学者の実験室』(汐文社)、『「科学にすがるな!」――宇宙と死をめぐる特別授業』(岩波現代文庫)など著書多数。

「2023年 『しまさんと こねこねハンバーグ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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