- Amazon.co.jp ・本 (119ページ)
- / ISBN・EAN: 9784811384986
作品紹介・あらすじ
二〇〇八年五月十二日。やさしい目をしたひとりのポーランド人女性が九八歳で亡くなりました。その人の名前は、イレーナ・センドラー。第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていたポーランドで、ゲットー(ユダヤ人居住区)から、二千五百人のユダヤ人の子どもたちを救った女性です。当時、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が行われていたポーランドでは、ユダヤ人を助けることは死刑に値する罪でした。それでも、イレーナは自分の命の危険をかえりみず、ひとりでも多くの子どもを救おうと活動を続けました。どんな状況におかれても、決してあきらめず、二千五百人もの子どもたちの命を救ったイレーナ-。その勇敢な人生をのぞいてみましょう。
感想・レビュー・書評
-
ポーランドでドイツの占領下に 2500人のユダヤ人の子供を救った人のお話しでした。
占領下で ゲットーから子供達を連れ出して 助けるって 本当に凄い事です。
もちろん 彼女だけでは できませんので 多くの仲間たちの協力があっての事ですが 当時のポーランドで本当に正しい事をするのが困難な中 それを貫いた事は
本当に凄い事です。
この本は 文字も大きいしふりがなもふってるので子供向けだと思いますが 多くの人に読んでもらいたい一冊ですね。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
児童書。この人のことを、取り上げた本を以前読んだ。児童書なのでこれくらいのボリュームは読みやすい。
-
ホロコーストが吹き荒れるあの時代に、ユダヤ人の子どもを2500人も助けた女性がいたことに驚き。しかも自らも拷問されてたなんて。『ひとりを変えることが出来れば、世界を変えることが出来る』。勇気がありとても愛がある素晴らしい女性のお話でした。
-
あの時代、女性が生き抜くもの大変だったのに
強い意思と行動力は素晴らしいと思いました。
イレーナさんは
今のロシアを許さないでしょう。
読みながら、今 私が出来ることを考えました。 -
4.18/47
内容(「BOOK」データベースより)
『二〇〇八年五月十二日。やさしい目をしたひとりのポーランド人女性が九八歳で亡くなりました。その人の名前は、イレーナ・センドラー。第二次世界大戦中、ドイツ軍に占領されていたポーランドで、ゲットー(ユダヤ人居住区)から、二千五百人のユダヤ人の子どもたちを救った女性です。当時、ホロコースト(ユダヤ人大虐殺)が行われていたポーランドでは、ユダヤ人を助けることは死刑に値する罪でした。それでも、イレーナは自分の命の危険をかえりみず、ひとりでも多くの子どもを救おうと活動を続けました。どんな状況におかれても、決してあきらめず、二千五百人もの子どもたちの命を救ったイレーナ―。その勇敢な人生をのぞいてみましょう。』
『イレーナ・センドラー―ホロコーストの子ども達の母』
著者:平井美帆
出版社 : 汐文社
単行本 : 119ページ
ISBN : 9784811384986 -
この歳まで生きながら「社会主義は事実を隠ぺいする体制」でもあることを今頃知ったという、自分の無知。
しかもイレーナが助けた2500人もの命の現場は今でもなお、繰り返されている・・マリウポリの地でという事をなかしいほどに視るだけの私。
小学生に読んで欲しいという想いを込めた「解りやすく、平易な文体」だからこそ、感銘を受けて二回、繰り返して読んだ。個人のちっぽけさと痛みを痛感する想いと同時に。
2008年に刊行され、放映もあったというのに全く知らなかったという事は「私が知っている事は砂漠の中の砂一粒」だという事も改めて痛感する。
アーリア人でありながら、「ユダヤの星」を胸につけ、ゲットに入り込み、最後の救出をした後の逮捕では 骨を折られ血だらけになった彼女。
林檎の木の根元に埋めたガラスの便には2500人もの救出された子供のリストのメモが入っていた。
秘密の抜け道を通って脱出する場面とニュースで流れた舞宇ポリの製鉄所の迷路のような地下壕が被さる・・
シンドラーが映画化され、シュペルマンも同様に有名になり知られたが まだまだ「社会主義の名のもとに隠蔽された事実」がある。
100年に一度は繰り返される帝国の野望と虫けらのように扱われる命。宗教も人種も言語も超える人間の存在の確立が来る日はあるのだろうか -
東2法経図・6F開架:289.3A/Se59h//K
-
ヨーロッパでは有名な人です。
2021/08/06 更新 -
私は英雄ではありません。当たり前のことをしただけです。
他人を救うことは自分との闘いです。心の戦いなんです。あなたの思いやりが恐怖に負けるわけにはいかない。
イレーナはポーランド人なのにゲットーに偽の証明書で入り、ダビデの星をつけていた。