学ぶ、向きあう、生きる: 大学での「学びほぐし」-精神の地動説のほうへ

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  • 太郎次郎社エディタス
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  • Amazon.co.jp ・本 (250ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784811807607

作品紹介・あらすじ

自分の悲しみや無力さを中心に地球が回っているという「精神の天動説」ではなく、自分自身が世界とともに動いていて、動く世界のなかに存在しているのだという「精神の地動説」に気づくために──。
 アジアを歩き、東北の森に間伐に出かけ、マイノリティ(被差別少数者)をはじめとするさまざまな他者たちと教室で出会う。大学に多くの「現場」をつくりだして学生たちを揺さぶり、学びを解きほぐしてきた著者の最終講義。

感想・レビュー・書評

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  • 見えない隣人、セクシャル、在日、部落、リストカット、いじめ、差別。
    仮面の自分と真実の自分の境界に苦しみ、失われる。在日はかつて公安にマークされていた。
    学びたいという欲求は一人の人間として他者や他の声明とともによりよく行きたいという欲求jに支えられなければ生まれない。他者や他の生命と自分自身の生命を支える社会の維持、形成、変革に責任をもって参画しなければならない。

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著者プロフィール

1938(昭和13)年新潟県に生まれる。東京大学大学院(教育学)修了。國學院大学名誉教授。アフリカ、アジア地域をフィールドに研究活動を続けながら、アパルトヘイトに反対する市民運動などに長くかかわる。主な著書に『アフリカは遠いか』(すずさわ書店、1981年)。『アパルトヘイトと日本』(亜紀書房、1988年)、『セカイをよこせ!子ども・若者とともに』(太郎次郎社、1999年)、『学ぶ、向き合う、生きる』(太郎次郎社エディタス、2013年)など。共訳書にパウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』(亜紀書房、1979年)、同『伝達か対話か』(亜紀書房、1983年)など。

「2020年 『野の詩人 真壁仁』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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