ミツ 新装版: バルテュスによる四十枚の絵

著者 : バルテュス

• 泰流社 (1994年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[sazanamiさんの感想 · 2018年12月30日]

美術

[ココロウタ 心偈さんの感想 · 2009年7月14日]

-その猫は,たとえば,なんでもいい玩具なんかのように,すっかりあなたの生活に入ってくるというわけではないからだ。今ではあなたに属するものになったとはいえ,彼はまだ少しばかり外に残っているわけで,それを式で書けばいつも
　　　　　　　　　　　　生活＋猫一匹
となって,これは,請け合ってもいい,合計では莫大なものだ-

画家バルテュスが少年時代に描いた猫のデッサン４０枚に、詩人リルケが序文を寄せたもの。ブックデザインが良い。

著者プロフィール

1908年パリ生まれ。ポーランド系の古い貴族の血を引く。印象派からシュールレアリズム、それ以後と、近代ヨーロッパ美術をくぐりぬけて独自の光彩を放つ20世紀最高の画家の一人。代表作「山」ほか。

「2022年 『バルテュス、自身を語る』 で使われていた紹介文から引用しています。」