龍のすむ家

  • 竹書房
3.44
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本棚登録 : 840
感想 : 103
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  • Amazon.co.jp ・本 (338ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812412541

作品紹介・あらすじ

下宿人募集-ただし、子どもとネコと龍が好きな方。そんな奇妙なはり紙を見て、デービットが行った先は、まさに"龍だらけ"だった。家じゅうに女主人リズの作った陶器の龍が置かれ、2階には"龍のほら穴"と名づけられた謎の部屋があった。リズはそこで龍を作っているというが、奇妙なことにその部屋には窯がない。いったいどうやって粘土を焼いているのか…。ひっこし祝いに、リズはデービットに「特別な龍」を作ってくれた。それは片手にノート持って、鉛筆をかじっているユニークな龍だった。「一生大事にすること、けして泣かせたりしないこと」そう約束させられたデービットは彼をガズークスと名づけた。やがて、ふしぎなことが起きはじめる。デービットが心の中にガズークスの姿を思い浮かべたとたん、ガズークスが持っていた鉛筆で文字を書きはじめたのだ!デービットはもうすぐ誕生日を迎えるリズのひとり娘ルーシーのために、ガズークスと一緒に物語を書くことにした。だが、物語に書いた出来事がどんどん現実になりはじめて…。はたして、ふたりの物語はどんな結末を迎えるのか?リズとルーシーは何者なのか?そしてこの家の龍たちは、もしかして…?ファンタジー王国イギリスからやってきたすてきなすてきな物語。

感想・レビュー・書評

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  • 読後感がとても気持ちいい本でした。
    本を閉じた時、穏やかで優しい気持ちになれます。
    私もリズに自分の特別な龍をもらいたい!
    日常生活に溶け込んだファンタジーなので、情景が思い描きやすく、ファンタジー苦手な人でも読みやすいんじゃないかなと思いました。
    続きがあるそうなので、探して是非読んでみたいです。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「日常生活に溶け込んだファンタジー」
      龍が出てくるけど、普通の世界に近い話なのでしょうか?(表紙のイラストもなかなか良い感じ)
      この本3月に...
      「日常生活に溶け込んだファンタジー」
      龍が出てくるけど、普通の世界に近い話なのでしょうか?(表紙のイラストもなかなか良い感じ)
      この本3月に文庫化されるので、読んでみようと思ってます。
      2013/01/31
    • mameponさん
      nyancomaruさん
      文庫化されるんですね!
      お話の舞台は、私たちの住む普通の世界です。
      そこに龍がどう登場するのかは、是非読んでからの...
      nyancomaruさん
      文庫化されるんですね!
      お話の舞台は、私たちの住む普通の世界です。
      そこに龍がどう登場するのかは、是非読んでからのお楽しみにして下さい♪
      2013/02/02
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「私たちの住む普通の世界です。」
      愉しみだなぁ~
      良いですね、私達に近い世界に、不思議が潜むって好きです。。。
      「私たちの住む普通の世界です。」
      愉しみだなぁ~
      良いですね、私達に近い世界に、不思議が潜むって好きです。。。
      2013/03/18
  • 思い描いていたのと違いました。龍が本当にすんでいるものだと思ったのに…

  • のどかな雰囲気が独特で
    読みにくさも多少あるけれど、

    ルーシーがとにかく可愛らしく
    デービッドは勇敢さと面倒見の良さと大人気なさを兼ね備えた大学生としていいキャラだし
    一冊を通して謎めいている龍たちの存在感も◎

    よく分からないけど、理由が無くても
    素敵だなあと思える文章や本ってあって、
    心が緩まる本でした。

  • 「猫と龍が好きな人に限る」という、変わった条件の募集に応募した大学生が、野リスを助けるために奔走する話。
    龍の設定が独特。
    今作の時点では思ったより龍は出てこないけど、陶器の龍の謎は明かされてたので、龍の出番は次作以降が本番かな?という感じ。

  • 存在は知ってたけど翻訳ものが苦手で敬遠してたシリーズ
    龍よりリスのお話が多かった気がするけどシリーズ長いしこれからたくさんでてくるのかな?
    続編も楽しみ

  • 「下宿人募集。ただし子どもとネコと龍が好きな方」
    龍の話かと思ったらリスの話でした。いやいや。
    まずは顔見せ作品世界もちらりと見せる。そこに見えるのは奥の深そうな魅力的な世界。
    ここから龍たちとの物語が始まる予感に心躍る。

  • まあまあ満足。
    読みやすいし、色んな事が起きるので、飽きない

  • タイトルや表紙から思ったよりも、児童向けの話でびっくりした。龍よりもリスの話がずーっと続いて、リスを心配する子どもがちょっと苦手かな。後書きによると、シリーズが5巻以上続いているらしいので、導入部と考えるとありなのかもしれない。

  • 「下宿人募集——ただし、子どもとネコと龍が好きな方。」
    というところから始まる、日常の中にファンタジー要素を
    取り入れた作品。

    龍は手作りの陶器の龍、でも生きてるかも?という
    あやふやな状態でお話は進み、20歳の下宿人と
    下宿先の11歳の女の子がリスを助ける物語。

    登場人物が全員幼く感じたのは
    児童文学だからでしょうか。日本の作品なら
    下宿人が中学生~高校生、女の子は6~9歳ぐらいの
    設定で書かれるかもしれません。

  • ハイファンタジーと見せてエブリデイマジック……のような。きらいではないけど、けっきょくリスの話なのか? っていうところで、ちょっと読みはじめの心構えととちゅうでずれていく感じ。こころの中の龍……というほど龍の話でもなかった。いや、そうだったのかもしれないけどちょっとリスと龍がお互いに印象を消し合っているようなところもあり。むずかしい。

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著者プロフィール

1954年地中海のマルタ島に生まれ、後にイギリスへ移り、中部の都市レスター、北西部の都市ボルトンで育つ。ヨーク大学で生物学を学んだ後、レスター大学前臨床科学部で働く。十代からシンガーソングライターを目指すが、39歳のときに児童文学の公募のために書いた子どもの物語が出版社に認められ、1994年“AHoleatthePole“(未訳)でデビュー。現在までに約30冊の子どもの本を出版している。邦訳作品に「龍のすむ家」シリーズ(竹書房)がある。

「2021年 『飛べないハトを見つけた日から』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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