- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812414675
作品紹介・あらすじ
26年間阪神一筋のブルペン捕手、金本が連れてきた"盟友"打撃投手、一軍登板がないまま打撃投手に転身したドラ1投手、ダメ虎時代を必死で支えた元チームリーダー、各球団を渡り歩く打撃の名伯楽、優勝を見届け球団を去る老寮長…彼等、裏方なしでは優勝はなかった。本当の野球ファン阪神ファンに捧ぐ一冊。
感想・レビュー・書評
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タイガースを追っかけまくっていたあの頃がブワッと甦ってきました。
表に出ている選手やコーチだけで無く、多田さんや阪神園芸さんや、みんなで野球を楽しんだ時だったなぁーと。
裏の話を聞いて 野球ほんとに面白いと改めてかんじました。
みんな胴上げしたかったですね、あの時。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
いつまでも野球少年のおっちゃんたちの話やプロの世界に入ったのになじめなかった男、活躍できなかった男、など様々な人間が垣間見れる。良作。
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I thought fight from next a month.
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2003年星野監督で優勝した当時の阪神タイガースの裏方さんにスポットライトを当てた本。
タイトルからして泣けてくるじゃないか。 -
本棚から出てきたので今さら。2003年、阪神タイガース18年ぶりの優勝を機に雨後の筍式に出された本の一つだけれど、内容も切り口も面白くて、多分、タイガースファンじゃなくても心にジワジワ来そう。
タイトル通り、チームの裏方さんたちを取り上げた内容で、選手としてスポットライトを浴びることないまま、プロ野球界を去っていった多くの人たちの人生を垣間見ることができる。といっても暗さとか惨めさとかがクローズアップされるのではなく、かといって過剰に感傷的というでもなく、複数のライターが担当しているせいか爽やかな読後感だし、当時のタイガース本のように星野イズム礼賛一辺倒ということでもないので(星野寄りっぽいけど、一線を引いてる感じはある)、ちょっとホッとした覚えが。
個人的にはサンテレビのアナウンサー、ディレクターの裏話が面白かった。ローカル局なのでCS以外で見る機会はほとんどないけれど、そんな風な苦労や楽しみ方があるのか! と目からウロコでした。 -
…いい本です。
阪神の所謂裏方さん達の話。
表紙写真の多田さんは、阪神の打撃投手。元々カープの打撃投手でしたが、金本さんFA時に誘われて一緒に阪神に移籍しました。
そんな解説もいれずにただ立っている彼の写真が表紙。普通に見たら「誰?」な人たち。
プルペン捕手、スコアラー、コーチ、アナウンサー、寮長…様々な「裏方」さんのそれぞれの立場からの関わり方やそれまでの人生、思い入れ、後悔…
2003年の優勝時に大量に出た阪神関連の本の中でも特に秀逸なものだと、優勝から数年経った今でも思えます。 -
阪神タイガース裏方列伝……なんですが。
「史上最低のドラ1」安達智次郎のエピソードが異様すぎる。
この人だけ優勝に関わっていないのです。
単に浪花節っぽいイイ話で終わらせないあたりをどう受け取っていいのか戸惑ってしまった。 -
(2003/12)
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僕が野球にハマったキッカケの一つ。
裏方、という言葉に弱い。 -
矢崎 良一, 岩田 卓士, 玉森 正人, 中田 潤, 池田 浩明, 伊村 雅央 / 竹書房 (2003/12)