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- Amazon.co.jp ・本 (286ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812419243
感想・レビュー・書評
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勁文社時代の『「超』怖い話」シリーズから、樋口明雄氏の執筆分をセレクトして新作をプラスした2004年編集版二冊のニ冊目。
一冊目には、いくつか樋口氏自身の体験談もありましたが、二冊目ではほとんどありませんね。
一冊目と同様に、怖い話、というより、不思議な話ばかりですが、一冊目のほうがキテレツな話もありバラエティー豊かな怪談集だったような。
この二冊目、一冊目の余り物の話を集めた、というわけではないのでしょうが、結果的に、ふと、別の世界に迷い込んでしまったような感じの話で統一されたような感じになっていたと思います。
一番印象的だった話は、地質調査のアルバイトで、人骨を掘り当ててしまうという話「あなたの足元にある墓場」。
人骨を掘り出したことによる怪奇現象、ということだけでなく、現場監督が人骨を掘り当ててしまうことに慣れてしまっているという怖さ、東京の地下にはまだまだ人骨が埋まっているのではないかという不安感もあり、ネタとしては新鮮味がないですが、いい話だったと思います。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
イラスト/久保田晃司
カバーデザイン/橋元浩明(so what)
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