自虐の詩 下巻

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 86
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (300ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812432150

作品紹介・あらすじ

人生には明らかに意味がある。誰もが号泣した、圧巻のラスト!人生の意味を問う奇跡の4コマ作品。

感想・レビュー・書評

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  • 幸や不幸はもういい
    どちらにも等しく価値がある
    人生には明らかに
    意味がある

  • こうなるのか
    こういう物語になるのか
    今の話と
    過去の話が
    間に挟まり
    過去が
    今に繋がっていく
    あの時があるから今がある
    あの時の自分が
    今の自分を作ってくれている
    幸せって
    誰かに言われるのではなく
    自分で決めるもの

  • 「ラストに思ってもみないオチが…」という前情報を知ってたからどんな風なオチがくるのかひょっとするともっと悪い方へ落とすのか?と思ってちょっとビビりながら読んだけど、予想は外れて感動の方向へしかも深い感動の方へと大きくジャンプして本当に良かった、とても感動した。何回も何回も噛み締めたくなる良いオチだった。一体どの時点でこの構想があったのか?おそらく最初からそうするつもりで作っているのだろう。というかそれが思いついたからこそ作ったのではないか?そんな気がした(全然違う可能性もあるが)だが最初からか途中からかそのどちらにしてもこの作品の評価が変わることはない。四コマの世界に新たな革新的な1ページを刻んだことは間違いない。ラストに用意された中学時代の友人熊本さんとの再会。彼女の存在は時が経てば経つほど大きくなっていったのだろうが、そもそも幸江にとっても熊本さんにとってもお互いがそういう大切な存在になりえたのはその当時の2人を取り巻く「不幸」な環境があったからこそだと言える。だからこそ「幸」や「不幸」のそのどちらにも等しく価値があり、なにかを捨てればなにかを得、なにかを得ればなにかを捨てるという考えに至るのだろう。そして「人生には明らかに意味がある」だからただ生きていればそれで良い、それをただ噛みしめて生きて行けば良いということではないだろうか。時間がやがて解決すると言えば簡単かも知れないが、この境遇に居る事には必ず意味があるのだ、なかなかそこまで達観して生きることは難しいが、本当にその通りと思う。

  • 終わりに向けてネライが見えてしまった。4コマで、ギャグもちりばめながらのシリアス展開ということが味噌なのだろうが、シリアスのストーリーがいまやステレオタイプになってしまっているのが残念。

  • 悪い事を正当化というか、許容しすぎてる感じがして、あまり共感できず。もしかして、自分が恵まれ過ぎなのか?

  • しょうもない4コママンガのふりして、女の半生を描くあなどれない話。

  • ずっと同じ感じで終わるのかな~と思ったら、最後、畳み掛けるような良いラストでした。

  • 友達の勧めで上下巻読む。まさかの4コマ漫画!文芸書よりも何よりも一番読み飛ばせないかも。Mって苛められても愛は欲しいのよね。わかる・・・西原の女の子物語をちょっと思い出した。

  • 読了した。やはり映画の映像が気になる。別のものになっているのだろうが…業田良家さんも気になる。ビックコミックなどで川柳マンガを見た事はあったが、こうして読むのは、はじめてだった。先日、ウチでテーブルをひっくりかえすのをマネしてみた。家人も一緒にこの本を読んでいたので、『あぁ、やると思った!』『ちゃんと、かたづけてよ!』といわれた(ワタクシは影響を受けやすいのである)

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