わたしの黒い騎士 (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
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本棚登録 : 124
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (586ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812432785

感想・レビュー・書評

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  • 評判の悪いヒーローと虐待されたヒロイン。
    ヒーローはヒロインの兄との約束を守り虐待の親から結婚という形で助け出す。
    悪魔のようだと噂があったが実際は盲目の優しくはないが殴ったりしないヒーロー。
    徐々に惹かれ合う描写がくすぐったくて良かった。
    盲目はヒロインの親が企てた計画のせいでなった事や、恩師に会いに行くこともできないいらだち、守りたいのに守れない葛藤、そこをどう二人でのりきれるかって話でしたが、途中から飽きてしまった

  • 昔の英国貴族の子女として生まれたのに、父親に虐待されて育ったジリアンは、悪魔と恐れられている領主クリスの元へ嫁ぐことになった。最初は彼におびえていたジリアンは、少しずつ彼に惹かれていく。そして彼も……。
    うはー!オモシロかった!そして確かに朝チュン!(笑)クリスがむちゃむちゃジリアンに落ちちゃっているところがむちゃむちゃ快感だった。こういうロマンスの何が面白いって、こういう、「男が彼女に不本意ながら夢中になっているところ」が私は好きなんだなーとあらためて思いました。自分がこういう恋愛したいわけではなく、めろめろなところをぎゃははと笑いたいんだなと。それが存分に味わえました。楽しかったー。二人ともむちゃくちゃシャイなところが、とても日本人には合っているキャラ設定だと思いますし、読みやすいと思います。おすすめ。誤解に誤解を重ねる話なので、そういうのが苦手な人はいるかもです。

  • はー。こういうのもあるのね。ロマンス本にしてはエロさはほぼなく、二人の思いにひたすら心を動かされっぱなし。周りの人たちも優しいったらない。なんていうか、ヒロインの心洗われるような純愛とひたむきさにほどかれていくヒーローもまたいい。心の動きが7割といってもいいほど、仔細に描写されていて悲しみも喜びも嬉しさもひしひし訴えてくる話だった。わかりやすいテンプレであっても、幸福感が溢れるような気持ちになる作品だった。シリーズ化してるらしいから、ぜひ女たらしのケンドリックの話も読みたい。

  • 初めてのリン・カーランド作品。実父に虐待され幽閉されていたジリアンが嫁ぐことになったのは黒い竜と呼ばれる恐ろしい騎士クリストファー。盲目であることを秘密にしている彼と世間知らずで無垢な彼女が次第に心を通わせていく様子が切ない。ラブラブ物語が読みたい時にオススメ。他の登場人物も個性豊かでシリーズ物らしいので続きが楽しみ。2014.11

  • 実の父親から虐待を受けて育った臆病なヒロインと、前妻との結婚が手痛い失敗に終わり目と心に傷を負ったヒーローが、少しずつお互いを理解しあうようになり、惹かれあって、愛情を育んでいくストーリーです。
    二人が愛し合うようになる過程はもちろんのこと、お互いに相手の為に、人としても成長していく姿は、読み応えがあり、彼らを応援したくなりました。
    ヒーローは最初こそ、ヒロインを誤解するという間違いを犯しますが、後半からは無垢なヒロインにメロメロで、彼女を幸せにする為に、必死で手を尽くし、戦ってくれますので、安心してドキドキハラハラできます。
    何度も読み返しているお気に入り作品のひとつです。

  • 盲目騎士 × 虐待少女

    自己評価の低いヒロインはウジウジした誤解が多いのであまり好きではないけど、このヒロインは父親からひどい虐待を受けてあまりにもかわいそうでで、応援したくなる。
    ヒーローの、俺が守ってあげなきゃっていう使命感にも思わず共感。
    二人は割とすんなりくっついたが、その後も最後まで飽きさせずに楽しめた。

  • 〈騎士シリーズ 1〉恐ろしい騎士だと噂される盲目のヒーロー。ヒーローの親友の妹ヒロイン。最初こそ嫌々ながらの結婚だったけど 相手を理解し愛し合うようになる過程はよかったなぁ。彼らはお互いに必要な相手だったのねぇ。

  • 思わず涙が出そうになった。
    意外と歴史ファンタジー物に分類しても良いのではないかと思った作品。

    ただ甘ったるい時間つぶし用のハーレクインというイメージを塗り替えたかもしれない一冊。

    ただ、新幹線とかで時間を潰す為に読む、では無くて時間を掛けて居住まいを正して読むとなるとちょっと娯楽過ぎる。

  • 図書館の本 読了

    内容(「BOOK」データベースより)
    13世紀イングランド。父の城を一歩も出たことのないジリアンが嫁ぐことになったのは、「黒い竜」「イングランドの禍」とあだ名される恐ろしい騎士クリストファー。しかも、彼には秘密があった。じつは盲目であるという秘密が…。そのことを、腹心たち以外には誰にも知られまいとするクリストファーにとって、亡き親友との約束でいやいやながら結婚したジリアンは疎ましく、ジリアンにもクリストファーの行動は不可解で恐ろしいことばかり。しかし、ふとしたきっかけでふたりは互いの心のうちに秘めた優しさと強さに気づいていく…。世間知らずで無垢な乙女と、秘密を抱える剣士の恋は、せつなく、心ふるわせる。リタ賞受賞作家リン・カーランド、日本初登場。

    ネタバレになる?
    最初から最後まで盲目のヒーローという作品は初めてでした。
    この設定だとどこかで視力回復したりするんだけど、最初から最後まで盲目でもヒーローになりえるのだと目からうろこ状態でした。
    やさしさと気の強さの描写がとてもうまい作家さん。
    また彼女の名前を見たら読んでみたいと思います。

    This is All I Ask by Lynn Kurland

  •  目の見えないクリストファーが魔術師のうわさを利用するのはわかるよなぁ。ジリアンがけなげっ!

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