虚空に向かって猫が啼く 百奇蒐集録 (竹書房文庫)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812433461

感想・レビュー・書評

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  • 久々に購入した実話本。
    テイストは『新耳袋』を薄めたカンジですなぁ。
    そもそもこの作者は『新耳袋』自体の関係者なので、
    さもありなん、なのだろうけど…。

    でも、すこし期待をしてました。
    しかし残念ながら「さぶっ!」っていう程の
    恐怖が楽しめるネタは正直無かったと思います。(たぶん…)

    なので、ジャンル的には恐怖系と言うより不思議系。

    個人的には、駅員さんのネタが良かったなぁ。
    「この人絶対、駅員になる為に生まれてきたんだ!!」
    …なかなか面白いです。

    あ、あと『新耳袋』の大ネタの「京都の幽霊マンション」と
    「黒い男たち」の、違うサイドのネタが読めますので、
    『新耳袋』ファンは抑えておいた方が良いかも

  • 怖い話は苦手です。

  • 《西浦和也―老舗怪談サイト
    “コ・ワ・イ・ハ・ナ・シ・ヤ・ミ・ノ・サ・サ・ヤ・キ”
    http://www.kowai-hanashi.com/
    の管理人にして、怪談文学の金字塔とも言うべき大ベストセラー「新耳袋 現代百物語」の取材協力者として有名な、あの“にしうらわ”である。ソロデビュー作》

    p.74【第64話 「鉄道写真」】
    →《鉄道写真の名スポット(女性5人の霊が鉄橋の写真に)》
    :余部橋梁(あまるべきょうりょう)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BD%99%E9%83%A8%E6%A9%8B%E3%82%8A%E3%82%87%E3%81%86#.E5.B1.B1.E9.99.B0.E7.B7.9A.E4.BD.99.E9.83.A8.E9.89.84.E6.A9.8B.E5.88.97.E8.BB.8A.E8.BB.A2.E8.90.BD.E4.BA.8B.E6.95.85
    《とは、兵庫県美方郡香美町香住区(旧・城崎郡香住町)余部、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の鎧駅~餘部駅間にある鉄橋(単線鉄道橋)である。一般に余部鉄橋(餘部鉄橋)と呼ばれる。》
    《山陰線余部鉄橋列車転落事故 [編集]

    鉄橋下の慰霊碑「日本の鉄道事故 (1950年から1999年)#山陰線余部鉄橋列車転落事故」も参照

    1986年(昭和61年)12月28日午後1時25分頃、香住駅より浜坂駅へ回送中のお座敷列車「みやび」が日本海からの突風にあおられて橋りょう中央部付近より機関車と客車の台車の一部を残して7両が転落した。転落した客車は橋りょうの真下にあった水産加工工場を直撃し、従業員だった主婦5名と乗務中の車掌1名の計6名が死亡、客車内にいた日本食堂の車内販売従業員1名と水産加工工場の従業員5名の計6名が重傷を負った。

    この橋梁からの列車の転落は橋の完成以来初めての惨事だった。原因としては、風速25m/s以上を示す警報装置が作動していたにもかかわらず列車を停止させなかった、人為的ミスと見られている。》

    ★トレッスル橋
    :《トレッスル橋 (Trestle bridge) とは末広がりに組まれた橋脚垂直要素(縦材)を多数短スパンで使用して橋桁を支持する形式の橋梁で、一般には鉄道橋としての用例が多い。》
    http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%B9%E3%83%AB%E6%A9%8B

  • 【目次】
    第一章 猫が啼く
     猫が啼く/あの人はいいんだ/おばけ屋敷の記憶/真夜中の客/妙な土地/大根収穫祭/がんばってくださいね/内線電話/○号室のババァ/三番目の風呂
    第二章 トーテムポール
     電柱/朱いマニキュア/魂な夜/錫杖の音/かっさらえ/トーテムポール/最後の出勤/常連客/本日人身事故あり/あいのり/黒い人・白い人
    第三章 東京タワーで
     役に立たない力/東京タワーで その一/東京タワーで その二/修学旅行の思い出/執着/ソファーの場所/黒い煙/予知夢
    第四章 獣の棲む家
     犬の夢/犬の記憶/狐火/水田の“それ”/禁忌のお堂 その一/禁忌のお堂 その二/赤い水/試し撮り/獣の棲む部屋 その一/獣の棲む部屋 その二
    第五章 オハコサマ
     映る力/いちばん嫌なこと/炭鉱の死神/オハコサマ その一/オハコサマ その二/オハコサマ その三/解体現場
    第六章 もういいよ
     お札の御利益/もういいよ/洞窟の木箱/物干し竿/来て頂戴/ひと間違い/窓の花/八月六日の光/ありえない小道/秘密の部屋
    第七章 エアメール
     −−かわいいですね/エアメール その一/エアメール その二/エアメール その三/エアメール その四/異常なし/もう帰るの……/鉄道写真/ぶらさがり/帝都地下の秘密?/前田さんの部屋/ナースコール/赤ちゃんごめんね/終わらない搬出作業
    第八章 黒いホームベース
     追いかけっこ/黒いホームベース/プラレール/帰ってきた曾祖父/ひとり多い/襖/すねこすり/なんかおる/お見舞いのお礼/場違いなご主人様 その一/場違いなご主人様 その二
    第九章 出ていけ
     出ていけ その一/出ていけ その二/焦げた臭い/桜の木の下で/ゲームセンターの怪 その一/ゲームセンターの怪 その二/ゲームセンターの怪 その三/ゲームセンターの怪 その四/ゲームセンターの怪 その五/ゲームセンターの怪 その六
    第十章 幽霊マンションに関わる話
     幽霊マンションに関わる話 その一/幽霊マンションに関わる話 その二/幽霊マンションに関わる話 その三/幽霊マンションに関わる話 その四/幽霊マンションに関わる話 その五/幽霊マンションに関わる話 その六/幽霊マンションに関わる話 その七/幽霊マンションに関わる話 その八
    あとがき−百話目にかえて−

  • 2008/6/16購入。※

  • 怖い話はそれなりに楽しめたんだけど、私の趣味じゃなかった・・・
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著者プロフィール

西浦和也 (にしうらわ)

不思議&怪談蒐集家。心霊番組「北野誠のおまえら行くな。」や怪談トークライブ、ゲーム、DVD等の企画も手掛ける。イラストレーターとしても活躍する。単著に「現代百物語」シリーズ、『西浦和也選集 獄ノ墓』『西浦和也選集 迎賓館』『実話怪異録 死に姓の陸』『帝都怪談』、共著に『出雲怪談』『現代怪談 地獄めぐり』などがある。

「2023年 『実話怪談 恐の家族』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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