血鎖の煉獄 (ラヴァーズ文庫) (ラヴァーズ文庫 79)

著者 :
  • 竹書房
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感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812440858

感想・レビュー・書評

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  • 奈良千春さんの絵だからぁ(・∀・)秀香穂里だからぁ!
    と言うことで!
    心療内科の父親とその息子…いやー息子かっこいいね!
    けど執着心ハンパない。その覚悟の心が読めとけるし。
    田端くんは…いるよね、こういう子。
    ストーリーの流れもおもしろいしさすがです!

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  • 電子書籍。親子もの、大学生の息子×心療内科医の父親。えーと、なんか惜しい感じ。田端の件がちょっと邪魔だったような気がするかな。葛藤に苛まれていた父親の方が親子関係の真相を隠してまで攻に執着していくラストは良かった。

  •  心療内科医の国友は、16歳の時に「あんたの子だから」と言われて、息子を預けられた。
     それは、二つ年上の女の人と関係を持ち「生がいい」と言われてできた結果の子供だった。
     その子供・悟ももう二十歳。
     大学生とモデルという二足のわらじを履き、順風満帆な人生を歩んでいるように思えていた。

     ところが、国友が酔っぱらってしまった同僚を自宅に連れ、玄関先で押し倒されそうになっているのを見てから、悟の様子がおかしくなってしまう。
     以前より、周囲を射殺すような鋭い視線を向ける事はあったし、年齢相応に日に日に口数も減っていて、あまり喋ってくれなくなったりもしていたけれど、その日は違っていた。
    「自分以外の匂いを付けて帰ってくるな」
     と激昂した悟に、国友はそのまま押し倒されて犯されてしまう。

     今まで順調に、悟とは「親子」の関係を築けていたのだと思っていた国友は悟の行動にショックを受けるけれど、ある出来事によってますます悟は国友に執着を見せるようになる。
    「父親」に対する乱暴な執着は薄れる事なく、日に日に国友は追い詰められていった。
    「同性である」ということと「親子である」ということの二重の禁忌が国友を悩ませる。

     そしてある事件が起こり、悟の執着をきちんと聞いた国友は覚悟を決める……

     という話でした。
     いやー、個人的にはBLに「近親相姦」って禁忌はあんまり感じないんですよね。
    「子供できなきゃいいんじゃね?」ってくらいの適当な倫理観の持ち合わせしかないので。
     BLじゃあよっぽどぶっ飛んだ話じゃない限り、今のところ「男が妊娠する」という設定は存在しないしね……少なくとも商業では。
     大体「近親相姦禁止」って法律ができたのも、血が濃くなりすぎるとよろしくないことが起こるっていう割と医学的な根拠に基づいた物が基本だと思っているので、そうじゃなければ別に充分男同士ってだけで禁忌なんだからいいんじゃね? という程度の倫理観しか持ち合わせがないので、ただひたすら国友に執着する悟がかわいかった……という感想しか抱けない、という。
     でも、あとがきを読んだら作者さんにはかなり抵抗感があったみたいですね。
     だから、最後の最後ですごいどんでん返しが入ってたんですけど、まあそれは読んでからのお楽しみってことで。

     近親相姦ネタが駄目な人は駄目だと思います。
     結構濃いいシーンの割に、ずっとそこが国友に取ってのネックになってて、国友と同じように気になってしょうがない人は気になってる様子が文章になってるので、気になってしょうがなくなると思います。その割にやってること……なので余計に。

  • イラスト奈良繋がりで読んでみました。近親相姦物
    DNA検査で親子だった…、え~と思いました。普通違ったって結論だろう、そしたら✕✕だし。でも、いまいちで好みの話じゃなです。秀作品を今後も読むかは保留です。

  • クリップ

  • 好きな設定なんですけどね。
    どなたの作品でもいえる事ですが、この手のハナシってあとがきで作者さんもおっしゃっているように、ものすごくハードルが高いと思うんです。逆にすばらしい作品もこの手のハナシから生まれてますよね。これ、気合入れて世間に出さないと近親ものジャンル全体が総スカンくらっちゃいます。都条例もあることだし…
    個人的には近親もの大好物なので手を伸ばしたわけですが、なんか今ひとつでした。いろいろ、えー???と感じることが多く、物語に共感できなくて。

    まず、視点が国友からの一方通行で、父親としての配慮が足りなさ過ぎる表面的な苦悩のみしか描かれていないのがまずかった。
    悟の父親に対する悶々とした心理描写がもっとあればよかったなあと思います。
    だって、15年間好きだったというけど、その明瞭な理由が全然わからないんです。そこまで息子が執着してきた父親の持つ魅力を、国友目線から語ることは困難だと思います。ここは回想でも何でもいいから悟自身の目線でストーリー運んで、オヤジの持つたまらない色気とか、それでむらむらしてしまう自分の性癖とか、ひとつねちねち語っていただきたかったです。

    あと、設定にブレがありすぎだし。診療内科医としてはちょっとお粗末過ぎるお父さんです…いくら医者の不養生とはいえ、いっそコメディにしてもらったほうがグイグイ引きつけられたかも。悟だってモデルじゃなくても不都合はなかったですね。田端の存在もご都合主義にみえて、ストーリー上損をしていると思います。

    近親ものが好きなので、どうしてもシビアになってしまって申し訳ないけど、Hも内容すごく濃いのに何故か萌えを感じなかったし…「父さん」とかいって襲っちゃうのは、好物なはずなのに。

  • 秀さんの父子物と言う事で少なからぬ期待を抱きつつ購入。全般を通し父の悩みが行ったり来たりの状態であまり変わり映えしなかった事が少し冗長に感じられなくもなかった気がします。息子の心理があまり分からなかったのが残念。
    とは言え乳首攻めをはじめとする描写の濃さや文章が相変わらず自分好みなので満足。
    ラストはこう落としてきたか、と……年の差という不安があるからこそ抱く大人の狡さのようなものを感じました。

  • 秀さん曰く、「それなりの良識」が著者にあるために、こういう展開&結末になったってことっすね?

  • 近親相姦…か…
    秀さんならではの鋭い書き味で良かったのでは?
    あっさりパパが息子の欲望を受け入れてしまったのに疑問。
    もう少し葛藤シーンが欲しかった
    息子目線のお話もあるとより面白かったかも
    キャラ文庫さんの方ですが…堕ちゆく物の記録と同じような読後感に襲われました
    いい意味でも悪い意味でも。
    堕ちるところまで堕ちればいいよ、かな(笑)

    個人的には好きなお話です
    精神に語りかける…というか、読む人を選ぶお話。
    ライトな秀さんもダークな秀さんも好きな方におすすめ。
    奈良さんの絵は随分変わりましたが、お話の雰囲気に合っていて良かったです

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著者プロフィール

秀香穂里 Kaori Shu
動画配信サービスにハマっていてずーっと観ています。そのうち、
配信者さんに憧れる受けの話が書きたいです!

「2019年 『溺愛アルファに娶られたホテル王』 で使われていた紹介文から引用しています。」

秀香穂里の作品

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