花の破片(かけら) (ラヴァーズ文庫)

著者 :
  • 竹書房
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本棚登録 : 113
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (221ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812442579

感想・レビュー・書評

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  • 再読、退屈男シリーズのスピン。真紀の親友で友紀の元上司・田崎のお話。盲目の元軍人・ジェイクと偶然知り合うが… 真紀を裏切ったとして友紀に恨まれていた田崎だけど、友紀に言い訳せずにずっと一人であの仕打ちを我慢してきたと思うと切ない。シリーズでこの2人が一番好きかなぁ… 辛い時間が長かったぶんジェイクと幸せな時間を過ごしてほしいものです。

  • シリーズ第一弾を読んだ時には田崎にうるっとくる日が来ようとは思わなかったよ。
    救いがあってよかった…

  • うーん
    今読み終わった感想を言えば、好きじゃない・・・かな
    もう最後まで奴らの愛のない陵辱シーンが嫌だった。
    今の気分では読み返すことはないかな

  • 「新宿退屈男」シリーズのスピンオフ第2弾。

    うーん…

    本編で気になってたところが解決したのは嬉しかったけど、どうしても田崎のキャラと行動にギャップを感じる……

    ジェイクとのラブ描写はペースに巻き込まれながらじっくり惹かれあっていく感じで良かったんですけど、田崎への違和感がどうしても消えなかったので評価は辛めで><読み込みが足りないのかしら…

  • 『新宿退屈男~欲望の法則』
    『新宿退屈男~快楽の祭典』
    『隷属の闇』スピンオフ
    『新宿退屈男~愛欲の交叉』
    ⇒『花の破片』スピンオフ
    『新宿退屈男~色欲の楽園』
    『新宿退屈男~愛隣の絆 上』
    『新宿退屈男~愛隣の絆 下』

  • (あらすじ)
    「自分の運命は変わった…。誰よりも大切だったはずの親友を裏切ったあの夜から……」。
    新宿東署・刑事課長の田崎礼は、ただひとりの親友だった、
    麻薬取締官の竜野真紀を裏切ってしまった。
    結果、真紀は香港マフィアに拉致され、
    1年経った今でも行方不明のままである。
    深い後悔の念から田崎は、たったひとりで真紀を救うため、
    香港に乗り込むことを決意するが、突然現れた盲目の、
    元軍人だという妖しい男に妨害され……。
    嘘・疑惑・嫉妬・愛。懸命に隠してきた男の想いが、今明かされる…。


    (感想)
    ジェイク(FBI)×田崎(刑事)


    「新宿退屈男」に出てきた田崎刑事のお話~
    「新宿~」に出てきてた時には、なんだか煮え切らなくてイライラする男でしたが…
    この本を読んで煮え切らない訳が解り納得(笑)

    内容としては、上司(近藤)がヤクザと癒着して私腹を肥やしてたわけです。
    それを知った真紀は田崎へ、田崎は別の上司(北原)へ…
    その結果が真紀の拉致事件、田崎自身の脅迫になるんですね。

    はいっ?!田崎犯られちゃってるわけーっ!!(もちろんビデオ撮られてます)

    なるほど~なので自由の利かない田崎は真紀を助けたくても
    表立って動けないのか。
    真紀を裏切ったことに苦しんでる田崎の前に盲目の元軍人(ジェイク)が現れてきます。
    その時はジェイクの存在がどんな風になるのかハッキリしませんでしたが…

    後に本当の彼はFBI(交換留学に来ている)の人間で、
    警視庁幹部の内偵をしてたんですね。
    最初、田崎に近づいたのも北原たちの仲間だと情報を得ていた為。

    だけど田崎に近づくにつれ事情も把握し、
    ジェイクなりに田崎を守ろうとしてくれてたんでしょう。
    まぁ守ってくれたのか?!

    プロローグとエピローグで田崎と真紀の学生時代が少し書かれてました。
    田崎の真紀に対する想いがなんとなくわかるのですが
    ジェイクが出てきたことによってなんていうのかな~?

    最後の最後でスッキリしないな~(笑)

  • スピンオフ元の小説未読でしたが楽しく読めました。
    事件などが絡み、ハードなのですが、恋愛面はすごくピュアで初々しい感じなのがよかったです。

  • 新宿退屈男のスピンオフ。

    警察官・田宮は親友だった真紀とその弟・友紀を裏切ったような形で彼らの命を救った。そんな田宮は汚職に手を染めている上司とその仲間の議員に身体を弄ばれる日々だった。それも全て香港ヤクザに捕らえられたと思われる真紀の近況を知りたい為だった。そんなある日近所の眼の悪い外国人と知り合い…。


    れな節炸裂。近作「嵐の中山荘で」や「バディ」などより事件性が高くて良かった。
    Hシーンはワンパターンではあるものの、結構細かい描写にページを割いていた。
    内容的にちょっと辻褄が合わない処もあったような気もするけどBLですからね(笑)

  • 田崎も苦しんでたんですね。結果として裏切りになってしまったからなおさら心は痛んでいるんだろうなと思います。本編の方の記憶があやふやな部分もあったので記憶を掘り起こしつつ読んでました。真紀に対する想いはもういいのかしら?とチラッとよぎりましたが、ジェイクがいるからもういいんですよね(笑)

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著者プロフィール

12月20日生まれ、射手座、B型。2002年、『罪なくちづけ』でデビュー。BLや女性向け小説など幅広く執筆し、「たくらみ」シリーズ、『忘れない男』に始まる「警視庁特殊能力係」シリーズなど、人気シリーズを多数持つ。

「2023年 『先輩と僕 総務部社内公安課 FILE 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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