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この作品からのみんなの引用
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スレッドの中で「○○を見た」「○○と聞いた」と書いてあれば、映像の証拠がなくても、証人が姿を現さなくても、すべてが真実だと認識する思考回路。デマを閲覧して怒り狂い、(中略)匿名の情報提供者「少年法により名無し」をいとも簡単に信用する。
― 18ページ -
取調室で涙を流し「謝罪したい」と言った人、「本人に会って謝りたい」と言った人、O警部補から事情聴取の様子を教えてもらっていたが、すべてがその場しのぎの反省だとわかった。
― 208ページ -
聴取した時の状況をO警部補から聞いているうちに、わけがわからなくなってきたが、摘発を受けた十八名の共通点だけはわかった。
他人の言葉に責任を押しつける。
自分の言葉には責任を持たない。
― 156ページ
みんなの感想・レビュー・書評
ネット中傷への対処ノウハウが満載。経験者だからこその体験談。ネットリテラシー教育教材としてかなり良い。
スマイリーキクチさんをご存知でしょうか? ピンで活動するお笑い芸人ですが、そのギャグの面白さよりも、とある一件でよく知られている方です。事実、「スマイリーキクチ」をgoogleで検索しても、1ページ目にお笑い系のサイトは引っかからない。じゃあその一件って何か? それがインターネット上に流布したデマによって、ある事件の「殺人犯」に仕立てられたという件。結局、18名の書類送検が行われるに至った。そこ... 続きを読む »
ネット上で10年に渡り中傷されてきた芸人の手記。 ニュースを見た覚えはあるけれど、被害の怖さや、まして告訴にこぎつけるまでの苦労なんて想像もしてなかった。 はじめのうち、ネット用語とすら言えないようなごくごく初歩的なことまでずいぶん丁寧に説明するなあと思った。 読んでいくうちに、私にとっては常識以前のそれらを専門用語だと感じる人がいることがわかってきた。 毎日ネットに触っていると忘れて... 続きを読む »
確かに、こんなことがあったというのを、当時の記憶として覚えている。
しかし、それが10年も続いていたとは、思ってもみなかった。
自分も、親が死んだ時に色々な噂を立てられた。
それは別に誹謗中傷ではなかったのだが、それでも事実かどうか分からないことをまことしやかに噂されるのには腹が立ったのは、16年経った今でも忘れない。
先の大震災以降、福島の原発について、色々な噂を流している人たちがいる。それを鵜呑みにして拡散している人たちがいる。
やっていることは、本書で誹謗中傷をしている人たちと変わらない。
茂木さんと養老さんの対談の中で、養老さんがこの福島問題について、
「これはね、当事者にならないと、わからないですね」
と言っていたが、本当にその通りだと思う。
情報だけで当事者になったつもりになってしまうというのが、ネット社会の本当の脆弱性なのかもしれない。
ネットの怖さを改めて知ったとともに、10年もの間著者様よく頑張ったなぁ、とただただ。そしてやっぱり被害者が泣かされる傾向の日本社会。このシステムは何とかならないものなのかしら。読みながら何度か怒りが。付録の対処マニュアルはとてもわかりやすいです。これからは穏やかな日常が戻れば良いですね。そんな感想。
最近多発しているネットによる犯罪。出来心で誹謗中傷などするだけで、今回の本のようなことになる。被害者・加害者にならないためにも、情報リテラシーを高めていきたい。
最後まですっきり解決してる感じではなくて、モヤモヤした感じが残った。まあ、それが現実なんだろうが。
うっかり不確実な情報に振り回された上に私刑めいたことを考えてしまわないように肝に銘じたいと思った。
あと、いつか被害者の立場に立つ可能性を考えたとき、生活安全課に行っちゃダメ、刑事告訴したいと言って刑事課に繋いでもらうってのは大事そう。
まずはキクチさんに、お疲れ様でした。と申し上げます。
10年もの間誹謗中傷に耐え、一気に解決に向かうか、と思われた最後の最後、検察でのまさかの対応。
でも腐ることなく、周囲に気を使い家族に気を使い、責任から逃げず、理路整然とこういった御本を記す。本当に、その気の使いよう(優しさ)が全編にあふれた、人柄のよく表れた一冊です。
ネットに携わる人にはバイブルのようにテキストのように、一度でよいから読んで欲しいなと思います。
自戒も込めて。
ネット上での誹謗中傷をきっかけとして、それがどんな実害につながり、それを打ち消すのにどれだけ苦労をしたか、どれだけ想像を絶する現実が待っていたか・・・約10年間に及ぶ記録をまとめた本である。 インターネット上で「あいつは最低だ」とか「あいつなんて死んでしまえばいい」といった過激な発言をする誹謗中傷は後を絶たない。多くの場合はストレス発散ができて満足するのか、時間の経過と共にそうした話題が自然... 続きを読む »
ネットでも現実でも人が信じられなくなる本。
検察官ひどすぎる。
とりあえず、彼女と出会えて本当によかったね、と言いたい。
重い内容だったので、1ヶ月ほど開けずにいたけれど、 読み出したら2時間ほどで読み終わった。 水道橋博士がキラキラで紹介して、 梶原しげるのUstreamでも見たので 大体内容は知っていたけれど 著者の優しさに時々ウルっときた。 --もうインターネットは見ないことにして、 --調べたいことがあれば図書館に行って調べたり、 --知人を辿って直接聞きに行くことで --人脈も知識... 続きを読む »
2011年06月14日 読始。
2011年06月16日 読了。
最初の警察の対応は、予想の範囲内。期待しちゃダメな組織だもんね。が、検察官の対応はモヤモヤ感を残す。
見えない敵と戦っている割に、淡々と書かれているので、精神的な緊迫感が伝わってこず、「へぇ、大変だったんだねぇ」という、のん気な感想。
読んでいる時は、なぜか著者の顔が南海キャンディーズ山里さんにすり替わる。
インターネット上の中傷について、当事者がこれほど詳細に、正直に著した本はないのではないか。しかも著者が終始、冷静に語ろうと努めているため、受け取る側も淡々と読める(それでも、警察や検察の態度には怒りでふるえたけど)。最後の対策マニュアルも含め、非常に勉強になる本だと思う。 私は、スマイリーキクチという芸人に好印象を持っていたこと、かつ、噂をまったく信じてなかったこと(だって信憑性が薄いじ... 続きを読む »
今までにない本だ。
本当に細かなとこまで書かれていて、現在のネットワークに関わる法の問題を知る入口には最適である。
第5章のI検事とのやり取りは非常にゾクゾクするものがあり、虚しささえも覚えます。
10年にも渡るウェブ上での誹謗中傷との戦いを綴った記録。この本を読むと、芸能人でなくとも、自分もある日突然殺人犯としてでっち上げられてしまうんじゃないかと思ってしまいます。そして、ウェブ上の根も葉もない話を信じる人は予想以上に多く、それに対処できる人は予想以上に少ないんだということを痛感させられました。 こうして声をあげられる人がどんどんこういう本で発信していけば、声をあげずに苦しんでいる人... 続きを読む »
いつ自分の身に降りかかるかもしれない問題。
文面が日記調で読みやすいので、普段本を読まない方にもおすすめでします。
現実の厳しさを知りますが、対処マニュアルとしても優れた本です。
★10年も★立ち読みでざっと。殺人事件の犯人だとネットであおられた著者。そのことは知っていたが10年も続いたとは。面識もない他人をネット上で匿名で罵倒する精神構造はよく分からないが、ネットワークハイは底知れない。最初は受け付けてもらえなかった警察だが、最後に良い人にであって事件を受け入れてくれたのは読んでいてほっとした。が、結局、検察官がネットのことを全く分かっておらず「2ちゃんねる=悪、ブログ=善」ぐらいにしか意識がなかったというのはがっくりした。そんなものなのか。文章はかなり抑え目で悪くない。
ある日ネット上に、自分が殺人事件の犯人であるという書き込みがされる。見の覚えのないことなので放っておいたら、誹謗中傷の声は段々大きくなり自分の周囲にまで被害は及ぶ。やがて、自分の周囲や業務にも影響が出始め、社会的にも大きなダメージを受ける。すべて実話の話である。本書は、お笑い芸人のスマイリーキクチ氏が、十年に渡って受け続けた誹謗中傷の全貌を綴った一冊である。 ◆本書の目次 第一章 :突然の... 続きを読む »

足立区で起こった凄惨極まりない殺人事件の関係者と疑われ、10年もの間ネットで中傷を受け続けた著者。サイトへの削除依頼も警察への相談も受け付けられず、中傷はエスカレートしていく。やがて出会ったインターネ...





