- Amazon.co.jp ・本 (383ページ)
- / ISBN・EAN: 9784812448021
感想・レビュー・書評
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中編が3編
テイストの違う話を読めて、お得感がある
だって、エロティックなシーンも3倍になる
後編も楽しみ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
内容(「BOOK」データベースより)
1817年、ロンドン。紳士クラブの一室に集まった放蕩者たちは、ひょんなことからそれぞれが最高の女性の物語を話すことになった。はじめに語るのはグレイソン伯爵ロバート―。8年前、友人の王子がいる異国へ招かれたロバートは、皇帝からあるものを贈りたいと言われる。なんとその“贈り物”とはイギリス人公爵令嬢シーリアだった…。異国で囚われの身となったシーリアはロバートが申し出を断ったり不満を示せば、役に立たないものとして殺されてしまう。逆に彼女が毎晩彼を悦ばせることができれば母国に連れ帰れるかもしれないと聞かされたロバートは、驚きながらも“贈り物”を受け取る決意をする。一方、おびえながらロバートと対面したシーリアだったが、彼に導かれ、悦びを知る。そして、客人を満足させた褒美として、シーリアには皇帝から毎日真珠が与えられる。夜を重ね、密やかに愛を深めていくうち、いつしかシーリアの手元には首飾りを作れるほどの真珠が―。放蕩貴族たちが愛に目ざめた物語を語る“アブサン・クラブ”シリーズ開幕!(表題作ほか2篇収録)。 -
高級クラブに集う七人の青年たち。〈アブサン・クラブ〉と名付けられたその集いで語られる自己体験で鮮烈なロマンスの記憶。三編。
ささげられた夜の乙女:
拉致され売り飛ばされた公爵令嬢ヒロインと異国の地で巡り会った伯爵ヒーローが彼女を救出するために夜な夜な快楽に溺れていく姿は三編の中で一番濃厚である。
永遠の恋人たち:
幽霊屋敷の公爵未亡人ヒロインと神秘研究家ヒーローに乗り移った恋人たちが時代を超えて愛し合っているんだが 二人以外にもこの地で彷徨う悪霊がいて これがまた厄介な展開ではあったが 興味深い再会ロマンスだ。
思いがけない結婚:
19歳の穢れなき純真乙女ヒロインが想い人の酔っ払い放蕩者子爵ヒーローとの一夜の体験。これが切っ掛けとなり二人の将来設計が淡々と進むんだけどヒーローが10歳違いのヒロインにメロメロで楽しかった。ただ彼らに襲いかかる者たちとの攻防と それにまつわるもう一組の夫婦の関係は酷かった。あの奥さんは生きるために必死に我慢し続けたんだと思うと可哀相だったなぁ。 -
2冊組全6編1冊目 紳士クラブに集う7人のうち3人の短編
グレイソン伯爵:ハレムに売られた公爵令嬢 一番過激なベッドシーンで、話の8割が寝室で展開。
神秘研究家ギャビン:公爵未亡人22歳 未亡人の住む城の幽霊を調査しに来たら、恋人同士の幽霊に二人とも憑依されてベッドへ。
ウィンタートン子爵:親友の妹カサンドラ 酔って純潔を奪ったので結婚。生活していくうちに放蕩者がメロメロに。
どの話もすぐにベッドへ、気軽に楽しめます。短編故、変にひねって無くて、ここでもうひと波乱あれば長編だな…と、もの足りなさも多少感じました。
次も3編なのに4人(兄弟2組)残ってます。どうするの?3P?