身代わりの結婚は公爵と (ラズベリーブックス)

  • 竹書房
3.16
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (369ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784812492437

感想・レビュー・書評

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  • 母から与えられる似合わないドレスと植物研究に夢中なことから4年間壁の花として過ごしてきたヴィヴィアン。
    父親同士の取り決めで親友で幼なじみの公爵家次男のチャールズと婚約することに。
    友情に基づくとはいえ結婚市場から解放されることにホッとした―そんなおり、チャールズが教区牧師の娘に一目惚れを。
    密かに恋愛結婚を望んでいたヴィヴィアンは彼らの駆け落ちを後押しする。
    そこへ醜聞に見舞われた両家を救うため、とチャールズの兄ルシアンが彼女へ求婚する。
    実はルシアンは6年前からヴィヴィアンのことを想っていたが弟と恋仲だと思い行動に移せずにいたのだ―

    268に誤植アリ。
    三部作の最終巻を読んでしまった模様…単独でも読めるけどちょっと残念。
    二組が同時進行は良いけど、どちらも同量ってのが好きじゃないな-
    主役カップルと脇カップル、兄弟で対比させてそれぞれの幸せや相続関係の重圧大変さを表したいんだろうけど…
    身分差からおどおどして、触れ合うことを躊躇してるルイーザはあまり好きになれないし。
    私はヴィヴィアンとルシアン表題カップルが気になって手に取ったから弟カップルのホット描写は要らないのよ-って思ってしまったのだった。
    失踪事件の真相も、その後の襲撃の結末もまぬけだしな-
    あと、結果的には継いだけどタイトルにも偽りアリだよ-

  • 【おすすめ度】
    ★★★☆☆

    【あらすじ】※ネタバレあり
    貴族令嬢ヴィヴィアンは、社交会デビューより5年間壁の花として過ごしてきた。
    それは、彼女の母の着せる趣味の悪いドレスと、植物の研究に夢中な風変わりな娘であったからだ。
    そんな中、父親同士の取り決めで仲の良い幼馴染であった公爵家の次男チャールズと婚約が決まった。
    しかし、彼には愛する女性がいた。それを知ったヴィヴィアンは、友情と少しの他の感情の元にチャールズが駆け落ちするのに協力する。
    これで醜聞に見舞われ一生結婚できないだろうと思っていた所に、チャールズの兄でありストックトン侯爵のルシアンが訪れ求婚される。彼は社交会では誰もが結婚したがる素晴らしき男性だった。そんな彼が何故自分に求婚するのか? 腑に落ちないながらも受けれ居るヴィヴィアン。けれど彼は6年前からヴィヴィアンのことを想っていた。

    一方駆け落ちをしたチャールズはルイーザと結婚に至る。
    両親に認められず結婚したことへの負い目を感じつつも二人は旅行暮らしを経て父の元へ……。
    時を同じくしてヴィヴィアンとルシアンも仲を順調に深めていた。

    チャールズとルイーザは認められた結婚でないながらもロンドンへ帰ってくる。
    ちょうど、ヴィヴィアンとルシアンの結婚が決まっておりこれから2組のカップルは幸せに包まれるはずだったが、
    結婚式を前にしてルイーザが姿を消してしまう。

    ルイーザはある人物と勘違いされ捕まっていたのだった。
    なんとか逃げ出しルイーザはヴィヴィアンの元へ戻ってくる。
    この事件の流れで一つ事件が起きるがそれも無事解決し一件落着で終わり。

    【感想】
    幼馴染で婚約者の恋を手伝いその兄と婚約するって設定が面白かったです。
    ただ、チャールズの一目惚れの相手ルイーザが好きなタイプでなかったので、この二人の恋愛描写もあったためそこまで入り込んで読めませんでした。
    チャールズも実はヴィヴィアンが好きで泥沼バトルな展開になったら大変好みだったのですけどね。
    しかし、それをしたらもう違う小説になってしまうので、そういうったネタのロマンス小説をご存知の方いらしたら是非タイトルを教えてください!

    ルイーザは最初からヴィヴィアンのことが好きという設定で。ヴィヴィアンもなんとなくルイーザのことを好きになります。あまり、きっかけとなるエピソードは無かったですね。実際の恋愛にもなんとなくってあるだろ。といわれればそうなのですが……そこに萌えを見出してしまう私としてはそれが見たかった。あと、ルイーザとヴィヴィアンの恋愛模様をもっといれて欲しかったです!結構なページ数があるのになんだか物足りなかったです。

    シリーズものの3作目ということでしたが、こちらだけでも読めました。

    サラっと読むには良いですが。萌えを探せと言われたら難しい一冊でした。

  • シリーズ3作目だそう
    この作家はシリーズがたくさんあって
    題名だけではわからない
    でも、前作を読んでいなくても十分楽しめる
    本当に男性がこんなに女性を口説く時にドキドキするのか、わからないけれど
    読んでいるだけで、トキメキをお裾分けしてもらえるから
    リージェンシー・ロマンスって好きだわ

  • Ladies In Waiting シリーズ、3作品目。最終巻です。
    幼なじみの親友でもあり、婚約者(双方の両親が強く望んだ縁組)のチャールズの駆け落ちを後押ししてしまったことによって、彼の兄であるルシアンと婚約することになってしまうヒロイン、ヴィヴィアン。
    ルシアンとは、10歳も年の差が離れていることから、それほど親しい間柄ではなかった為、戸惑いを隠せません。
    一方、ルシアンは以前から彼女に好意を抱いていて、弟の駆け落ちをきっかけに行動を起こした形になりましたが、素直に恋心を伝えることはできませんでした。

    正式に結婚の話がまとまった途端、一日も早く彼女を自分の妻にしたいという気持ちが抑えきれなくなったルシアンは、結婚式の日取りを3週間後に決めてしまいます。そして急激に2人の距離は近づいていき、ヴィヴィアンも自然と彼に恋心を抱くようになっていきます。

    その後、駆け落ちしたチャールズが、結婚という既成事実付きで舞い戻ってきたり、ルシアンが何物かに拉致され行方不明になったりと、ゴタゴタが続く中、ヴィヴィアンは、ルシアンを深く愛してしまった自分の気持ちに気が付きます。
    物語の序盤の雰囲気では、主役の2人がのんびりと穏やかに愛を育てていくことになるのかなと思っていたら、思わぬところで、ルシアンが人違いで拉致され、殺されかけるという事件が起きてしまい、ちょっと驚いてしまいました。
    でも、この事件があったからこそ、ヒーローとヒロインは、お互いへの愛を深めたんだろうなと思います。
    個人的にはルシアンが魅力たっぷりに、ヴィヴィアンを口説くシーンがもっと見たかったかな。

  • サンフォード公爵の長男ルシアン・キャバリーと、その弟チャールズの婚約者ヴィヴィアン・ラクロス。チャールズの駆け落ちによりルシアンと結婚することになるが、『すみれの香りに‥』のダミアン・ノースフィールドを含めた陰にも巻き込まれて‥。
    ロマンスはチャールズとルイーザを含めたダブルヒロイン。

  • ヒロインにめろめろなくせに素直になれず便宜的な申し出をしたヒーロー。
    自分はヒーローに勝ち目ありすぎるのが気に入らないタチなので
    ヒーローに苦難あれ(にやり)と期待していたのだが……
    とんでもない方向へ苦難が。
    ところでヒロイン、浅はかな母親をもっとやりこめても良かったのよ(にやり)。
    自分だったらけちょんけちょんにしそう……。

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著者プロフィール

アメリカ、ミネソタ州生まれ。
幼いころからの読書好きが高じて自然に作家の道へ。
リージェンシー・ロマンスを中心にeブック(電子書籍)形式で20作以上を発表、No.1ベストセラーを連発する。
2005年度ウィスコンシンRWAヒストリカル・ロマンス賞、2006年度Lories賞、2007年度Eppie最優秀エロティック・ヒストリカル・ロマンス賞など受賞多数。
現在はインディアナ州で夫と3人の子ども、たくさんのペットと一緒に暮らしている。

「2019年 『恋はどしゃ降りの夜に 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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